シリーズ13スタート 念願のシルクロード旅Part4:蘭州編
今日から、新しいシリーズに入ります。
シルクロードの要衝ともいわれる蘭州(らんしゅう)です。
新シリーズ13でも、引き続き、よろしくお付き合いをお願いします。
~蘭州って?~

蘭州は、人口430万人を超す大都市ですが、日本人には、あまり知られていないかもしれません。
簡単に蘭州について紹介します。
意外かもしれませんが、中国のほぼ中央部に位置している都市です。

シルクロード的には、西安を起点とするならば、西方に向かう最初の大都市です。
河西回廊を更に進むと、シリーズ11で紹介した敦煌や嘉峪関があります。

蘭州は、甘粛省の省都です。
甘粛省は、内モンゴル自治区と青海省、新疆ウイグル自治区、四川省、陝西省に隣接しています。
ちなみに、陝西省の省都は西安です。
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~蘭州への思い~

蘭州についてのぼくなりの思いを紹介します。
またまた、NHK特集「シルクロード」の話ですいません。
1972年に始まったNHK特集「シルクロード」の初回は、「長安」で今の西安の紹介でした。
シルクロードの出発点として紹介されていました。

第二集(回)は、実は「蘭州」なのです。
取材班が、車で河西回廊を行き、最初に、黄河にぶつかる地点が「蘭州」です。

簡単な地図です。
河西回廊と黄河の接点が「蘭州」です。

当時の蘭州の街中です。
中央の茶黄色の川が黄河です。

やはり黄河は、茶黄色ですね。

黄河流域の人々の様子です。
羊皮筏(中国語読み:ヤンピーファーズ)を準備して、これから黄河を渡ろうとしています。

衝撃的だったのが、この「ヤンピー・ファーズ」です。
羊の頭と足を切って皮だけにして、それを浮袋にして、黄河を渡るのです。

日本人から見ると自殺行為にしか映らない、黄河をヤンピーファーズで渡っている場面です。

確かに、橋のなかった時代は、何らかの手段で川を渡らなければ、向こうへ行けませんね。
その何らかの手段が、「ヤンピーファーズ」だったのですね。

ぼくは、せっかく中国に住んでいるのだから、一度は、このヤンピーファーズを体験したいと思いました。

向こうに見えるのが、巨大な水車です。

もう一つの衝撃は、水車です。
水車で水をくみ上げることは、どこの国や地域でも行っていますが、黄河流域の水車の大きさは桁外れです。
黄河の水をこの巨大な水車(左公車)で汲み上げ灌漑に利用しているのです。
黄河文明の時代からあったのではないかと言われる、「左公車(さこうしゃ)」という巨大な水車を実際にこの目で見てみたいと思いました。
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~蘭州旅のめあて~
次のシルクロードの旅は、蘭州と決めていました。
その蘭州の旅のめあてを次の4点にしぼって、計画を立てました。
①羊皮筏(ヤンピーファーズ)に乗り、黄河を渡る
②桁外れに巨大な水車(左公車)を見る
③蘭州ラーメンを食べる
④陸移動をする
以上4点です。
③については、当時日本でも話題になっていた「蘭州ラーメン」の本場「蘭州」で一番有名な一番人気のラーメンを食べたいと考えました。

ぼくが、上海のカルフールで見つけた蘭州牛肉麺です。
とても、美味しいですが、かなり高いです。
中国製のカップラーメンは、普通4元~5元くらいです。
日本製の「日清のカップヌードル」でも7元か8元です。
それが、写真でもお分かりの通り11元です。
160円くらいです。
まあ、日本だとそんなに高い感じはしませんが、他の物と比べるとかなり高価です。
高いけど、美味しいので、ついつい、買ってしまいますが、、、

東京神保町にできた、蘭州ラーメン店「馬子禄(中国語読みマーズーロー)」です。
日本でもかなり話題になっているようです。
④については、西安や敦煌には飛行機で行ったので、時間的にも肉体的にも移動に関わる負担感はあまり感じませんでした。
でも、本当に「遠さ」「距離」を実感するには、飛行機を使ってはいけないのではないかと感じていました。
そこで、時間はかかっても、陸移動という方法を選びました。
いろいろ異論反論ありそうですが、仕方ないです。
基本的にぼくは、陸移動派です。
もちろん飛行機も大好きですよ、、
出発時季については、すぐに行きたい気持ちを抑えて、年度が替わって暖かくなってからの出発にしました。
2017年には、11月に敦煌へ、12月には、西安へ行き、「シルクロード(西方)の寒さは侮れない」ということが骨身にしみたからです。
それでは、前置きはこれくらいにして、実際の旅行記の紹介に入りたいと思います。
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アクティビティ情報はもちろん、周辺の観光スポットやグルメ情報など、
お出かけに役立つ情報が盛りだくさんの
「SOTOASOBI(そとあそび )」です。
DAY1:2018年4月28日(金)その1
~シルクロードの要衝・黄河の町「蘭州」へ~

上海から蘭州までは、約2000kmです。
札幌から沖縄本島くらいですね。
日本人の感覚だと、途轍(とてつ)もない距離です。
それを、陸移動(鉄道)ですからね。
とりあえず、普通列車は、ありえませんね。
とても2泊3日で行ける所ではありません。
陸移動なら高速鉄道(日本的には新幹線)しかありえません。

中国の鉄道網は、ここ数年で、とんでもなく密になっています。
高速鉄道網も地図では書ききれないくらい密になっています。
(一つ上の地図だけだと、中国の人々に怒られそうなので、もう一枚写真を入れました。中国の鉄道網のすごさを知ってもらうためです)
ぼくたち(旅の相棒は、今回もTAさんです)は、4月の3連休を利用して、この旅を実行することにしました。
上海蘭州の陸移動往復の旅です。

上海発9:38、蘭州着21:07を選びました。
1日目は、蘭州についてホテルに泊まるだけです。

高速鉄道で上海を出発しました。

片道2000km、往復4000kmの移動を飛行機を使わないで、2泊3日の旅。
一体どんな旅になるのでしょうか、、
(第1話、終わりです)
(第2話は、「蘭州で黄河を渡る」です)
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