DAY2:2017年11月30日(木)その3
~秦始皇帝陵(しんしこうていりょう)へ~

兵馬俑坑の巨大さに驚嘆しました。
楊さんの兵馬俑の発見場所も発見しました。
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次は、「兵馬俑坑」から「秦始皇帝陵」に向かいます

地図では近く見えますが、かなりの距離なので、カートを使います。

遠くに見えるこんもりとした山のように見える物が「秦始皇帝陵」です。
発掘や調査が始まって年月が浅いので、中に入ることはできません。

周辺は、「秦始皇帝陵園(麗山園)」という名前の公園になっています。

この博物院には、入館しませんでした。
もう少し、発掘調査が進行してから、入った方がいいという各方面からのアドバイスに従いました。

下見の時のワンショットです。
あの山の下にどんな世界が表れるのか、まだまだ未知数です。
特殊な技術で調べたところ、「中には、水銀の川や湖がある」と言われています。
盗掘を防ぐためのデマなのかよく分かりませんが、大量の有害な水銀によって、発掘が遅れているとの情報も飛びかっています。
森林で覆われてしまったためなのか、大量の有害な水銀のためなのか、明確な理由は分かりませんが、なかなか発掘や調査が進みません。
具体的な姿が見られるようになった頃、また来たいと思います。

ここも、やはり、世界文化遺産に認定されています。
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~小雁塔(しょうがんとう)へ~
「楊さんとの交流」や「兵馬俑坑」「秦始皇帝陵」の見学を終え、再び、西安市内に戻ってきました。

最初に訪れたのは、「小雁塔」です。

小雁塔は、高さ43mです。
64mの大雁塔の3分の2程度の大きさです。
684年に建立されたので、648年の大雁塔より30年ほど遅く建てられました。
でも見た目は、なぜか、小雁塔の方が歴史を感じるというか、古めかしく感じるのは、ぼくだけでしょうか?
~大雁塔(だいがんとう)へ~
小雁塔は、工事中で上れなかったので、大雁塔には上る気、充分です。

大雁塔は、唐の3代皇帝「高宗」が、648年、母親を供養するために造られた仏教寺院です。

高さ64mあると、遠くからでも目立ちます。

子どもたちの指さす方には一体何があるのでしょうか?
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「SOTOASOBI(そとあそび )」です。

大雁塔を背に、西に向かって立っているのは、「玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)」さんの石像です。
「玄奘三蔵」さんは、日本では、三蔵法師として知られていますね。
629年、西安からシルクロードを通り、インドに向かい、巡礼や仏教研究を行った後、645年に大量の経典や仏像などを持って帰還しました。
その様子を記したのが「大唐西域記(だいとうせいいきき)」ですね。
それが元となり、生まれたのが「西遊記(さいゆうき)」ですね。
こちらの方が、京劇などで面白可笑しくえがかれたため、日本など世界中で有名になりました。
塔に上るためには、別途30元必要です。
予め、払ってあるので、上らなければ損ですね。

気合を入れて登り始めましたが、結構、息が上がります。
高さ64mあるので、結構ハードでした。

子どもたちも、結構、辛そうです。

鐘楼などより高い分、眺めはいいです。
写真の中央部には小さく玄奘三蔵さんの石像が見えますね。
それも後ろ姿です。
ということは、この大きな通りは、真西に伸びている、道路です。
遥か彼方、玄奘三蔵さんも往復した、シルクロードに繋がっている道路です。

息の合わない子どもは、どこにでもいますね。
ドンマイ!です。
この後は、この修学旅行唯一のアトラクション施設です。
(第5話、終わりです)
(第6話は、「この旅唯一のアトラクションへ」です)
