DAY5:2019年10月3日(水)その2

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~アミール・ティムール像へ~

観光ができる最後の日です。
「アミール・ティムール廟」から「ルハバッド廟」に寄った後、「アミール・ティムール像」に来ました。

「アミール・ティムール像」は、地図のちょうど真ん中あたりにあります。
(いつもすいません!青矢印はホテルの位置です)
旧市街と新市街の中間地点に、どんと構えているというイメージです。

視線の先は、東の方向です。

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東の方面には「レギスタン広場」など、都の重要建築物があります。
サマルカンドの新しい都造りに尽力したアミールさんが、その発展を見守っているのでしょうか?
それとも、東征の野望が、志半ばで途切れてしまった後悔の念で、東を見つめているのでしょうか?

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観光も、今日が最後だと思うと、名残惜しいのか、自撮りが多くなります。

よほど、アミールさんが気に入っているようですね。

ぼくが、サマルカンドの英雄アミールさんとツーショットの記念撮影をしていると、近くで、若い女の人の華やかな声が聞こえてきました。
こっちに向かってくるので、さすがに恥ずかしくなってきました。
そして、像を独占するのをやめて、像から少し離れることにしました。
さすが日本人!
謙虚で奥ゆかしいです(笑)

~地元の女子学生たちとの交流~

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彼女たちは、思い思いに写真撮影をしたり、「アミール・ティムール像」を見上げたりしていました。
ぼくが、一眼レフカメラを向けると、そのカメラが珍しかったのか、笑顔やVピースで対応してくれました。
英語ができるというので、話をしてみました。
サマルカンドの女子高校生だということです。
ロシア語よりも英語の勉強の方が将来、役に立つと思うから、勉強をしていると言います。
こんなところでも、ロシア離れが顕著に伺えます。

日本は、柔道が強い国という印象があるそうです。
ほとんどの日本人は柔道が強いと思いこんでいるようです。
ぼくは、
「柔道は習ったことがないよ」
と言ったら、
「本当に日本人なの?」
と大声で笑われてしまいました。
ウズベキスタンでも柔道を習う人が増えているそうです。

「柔道」だけでなく、日本や日本人には、「自動車」とか「経済発展」とか「努力家」とかのイメージがあるそうです。
日本に対する印象が、タシケントとともに、すごく良いようです。
一人の日本人として、とてもうれしく思います。

日本人と会話するのが初めてで、物珍しさもあって、フレンドリーに接してくれました。
他愛のない会話内容でしたが、ぼくにとっては、地元の人との数少ない交流だったのですごく楽しい時間になりました。

笑顔でさよならをしてくれました。

「アミール・ティムール像」の正面に「サマルカンド」の観光用看板がありました。
ここは、中央公園の役割も果たしているのですね。

クラブツーリズム

~ホテルへ~

日が暮れてきたので、「ふらブラ」歩いて、ホテルまで帰ることにしました。
サマルカンドの余韻(よいん)に浸れるように、あえて、バスを使わず、文字通り「ふらふら、ブラブラ」と1時間以上かけてホテル近くまで歩いていきました。

カリモフ像が夕日に映えます。
カリモフさんの右に見えるのは、もちろん「レギスタン広場」です。
カリモフさんとアミール・ティムールさんは、ちょうど見つめ合っているような位置関係です。
時代は、かなり違っていますが、何か会話でもしているのでしょうか?

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今日で、3回目の来店となった、サマルカンドでの、ぼくの行きつけ(笑)になった食堂です。
今日は、外でシャシクリを焼いていました。
店内に煙が充満しないし、香りが客寄せにも利用できて一石二鳥です。

焼きたてのシャシクリを持って来てくれました。
熱々は、より一層、美味しいです。
サマルカンド最後の夕食なので、ビールはもちろん、サマルカンド製「パルサービール」です。

明日は、サマルカンドから高速鉄道(日本的に言えば、新幹線)に乗り、タシケントに戻ります。
その後、タシケント空港からウルムチ空港で乗り換え、上海に向かいます。

心配は、やはり、ウルムチです。
往路のような屈辱的な事態に巻き込まれたくはないです。

今夜は、早めに、食事を切り上げて、帰る準備をします。

(第16話、終わりです)

(第17話は、最終話「帰路へ」です)

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