DAY4:2019年10月2日(火)その1
~ホテルの朝食~



昨日は、「三日月と星」、「ライトショー」、停電による「満天の星空」のトリプルで楽しめたラッキーな一日でした。
こんな日の朝は、気分も爽快です。

中庭で食べる朝食です。
外で食べる習慣がない日本人には、なかなか、粋(いき)な計らいにうつります。

~電動カートに揺られてのんびりと~
今日も晴天です。
今日は、レギスタン広場に次ぐ目玉「シャーヒズィンダ廟(びょう)群(ぐん)」に行こうと思います。

「シャーヒズィンダ廟群」は、地図の右上「アフラシャブの丘」の南麗にあります。
地図だと近い感じがしますが、歩くとかなりあります。
無理をせず、タシケント通りの至る所で電動カートが運行していたので、それに乗ることにしました。
料金は、2000スム(28円)くらいだったと思います。
手をあげれば、どこでも停まってくれます。
これだけ安くて便利だと、ついつい甘えてしまいます。
速度は遅いですが、環境にもやさしく、とても便利な乗り物だと思います。

朝早いせいか、乗客は、ぼくだけです。
ゴルフ用のカートと同じ音がするので、ゴルフに来ている気分になります。

カリモフ像を後ろから見ました。
1枚の絵のようですね。

カートに揺られ、風を感じながら、のんびり景色を眺めるのもいいものです。

タシケント通りをひたすら直進しています。
タシケント通りは、遊歩道なので、一般車両は通りません。
左側に見えてきたのは、昨日歩いて行った、「ビビハニム・モスク」です。

正面に見えるのが「ハズラティ・ヒズル・モスク」です。
今は、広場を眺めるだけです。
今日の午後、立ち寄るつもりです。
電動カートはここまでです。
「シャーヒズィンダ通り」からは、一般道路なので、電動カートは通れません。

~「シャーヒズィンダ廟群」へ~

「シャーヒズィンダ廟群」は、サマルカンドの英雄「アムール・ティムール」さんの所縁(ゆかり)ある人々の霊廟(規模の大きな、死者を悼む建築物)がほぼ一直線に並んでいます。
「死者の通り」とも呼ばれています。
装飾の美しさや多様さを見ようと、中央アジアでも屈指の観光地になっています。
~「入口の門」~

地図に番号はふっていませんが、「入口の門」です。

「入口の門」は、大き過ぎて、下がっても、全体を写すことができませんでした。

「入口の門」の右上には、「アフラシャブの丘」の一部を見ることができます。
「アフラシャブの丘」は、もともと、サマルカンドの首都があった場所です。
丘には、午後から行ってみようと思います。
~建物番号①番「コシュ・グンバス廟」~

「入口の門」から左を見上げると建物番号①番「コシュ・グンバス廟」を見ることができます。

「コシュ・グンバス廟」は、大小2つの青のドームを冠した廟です。
神学校の天文学者「ウルグベク」先生の廟であろうと言われています。
レギスタン広場左側の建物「ウルグベク・メドレセ」のあの「ウルグベク」先生です。

~「天国への階段」~

地図①「コシュ・グンバス廟」の脇にある、通称「天国への階段」と呼ばれている階段の前にいます。
階段の段数を数えて、
「往(い)きも帰りも同じ段数だったら、天国に行ける」
という言い伝えがあるそうです。
朝飯の時、ホテルのオーナーからその話を聞きました。
そして、オーナーが言うには、
「その段数は、誰にも教えてはいけない」
のだそうです。
ぼくは、特別、天国に行きたい気持ちがあるわけではありませんが、往きも帰りも真面目に段数を数えました。
こういう話に乗ると旅がおもしろくなりますよね。
結果は、後でお伝えします。

段数を数えながら、「天国への階段」を上っていきました。
いつの間にか、観光客が増えていました。
観光を終えて、これから、下りていく人も、真剣に段数を数えているようです。

「天国への階段」の終わりの門をくぐると、まばゆいばかりの「青」の世界が目に飛び込んできます。

空の青に負けないくらいの、まばゆい青の世界です。
この先、どんな建造物が見られるか、楽しみです。
(第10話:終わりです)
(第11話は、「シャーヒズィンダ廟群:その2」です)

