DAY2:2022年10月15日(土)その2
~山中湖へ~

「忍野八海」を堪能した後は、山中湖を一周することにしました。
山中湖畔も富士山を眺める絶景スポットです。
もしかしたら、
「神風が富士山を覆っている雲を吹き飛ばしてくれるかもしれない」
と、思いながら車を進めました。
少しだけ、期待が高まります。



「忍野八海」から「山中湖」へ行く途中にあった「忍野しのびの里」に建っていた茅葺古民家です。
O君もぼくも最近、古民家を見つけると、何となく車を停めてしまいます。

山中湖では、観光客が楽しんでいるアクティビティを眺めながら、昼食を食べました。
ぼくは、「吉田のうどん」から快復してきて、ようやく、食欲が出てきたので、軽目のコンビニ弁当を食べています。
もちろん、視線の先は、「富士山」です。
相変わらず、富士山の方向だけ、分厚い雲に覆われています。
くわえて、その分厚い雲は、動く気配がありません。

O君は、ぼくとちがって、食欲があります。
「吉田のうどん」を無理せず残したのが、よかったのだと思います。

富士山が見えていたら、思う存分、富士山を撮るのになあと思いながら、ボード上の犬を撮っています。
その後、山中湖をゆっくりと車で一周しましたが、一度も、富士山は姿を現しませんでした。
富士山全体は贅沢でも、頭だけとか裾野だけとか部分だけでもと、思いましたが、部分だけでも全く顔を表してくれませんでした。

~富士山の気配だけでも、、~

山中湖から富士吉田市に戻ってくる途中にあった「ふじさんミュージアム」です。
富士山に会いに来たのに、全く会うことができないので、せめて雰囲気だけでも味わおうと入ってみました。

富士山のことを知れば知るほど、富士山に会いたくなってきました。
逆効果のような気がしてきました。

「ふじさんミュージアム」の敷地内にある「富士山レーダードーム館」です。
以前、富士山の山頂にあった実物が展示されているそうです。

「富士山ミュージアム」の敷地内にあった、「富士吉田市歴史民俗博物館」です。
富士山が出ないので、またまた、古民家のことが気がなっています。

~露天温泉でも、、~

露天温泉で富士山を眺めようと楽しみにしていた「紅(べに)富士の湯」です。

旅前に、選びに選んだだけあって、素晴らしい温泉です。

「美人の湯」と言われているだけあって、湯上りは、肌がつるつるしているのが分かるくらいでした。
良質の「アルカリ性単純温泉」だそうです。

露天の向こうには、富士山が写っています。
もちろん、実写ではありません。
「紅富士の湯」のホームページ上の写真です。
ぼくたちが入った時には、当然、富士山は出ていませんでした。(泣)

温泉の後に再び、富士吉田の町に戻ってきました。
何度も通った、富士吉田市のメインストリートです。
この写真も実写ではありません。
富士吉田市のホームページの写真です。
地元の人に聞いたところ、3日に2日は、このように、しっかりと富士山が見えるそうです。

昨日と同じ、宿泊場所に戻ってきました。
ぼくたちは、何度も野宿旅をしていますが、「2日連続の同じ宿泊場所」というのは、初めてです。
それだけ、
「明日こそ、新倉富士浅間神社から富士山を眺めるぞ」
という、強い願いを持っていたのです。
地元の人の話では、「3日に2日は富士山は出る」わけですから、2日連続してチャレンジすれば、ほぼ間違いなく明日は富士山に会えるはずです。
(第4話:終わりです)
(第5話:「見えるか?富士山」「柿田川へ」です)
