DAY3:2022年10月16日(日)その3
~とりあえず、進める所まで、~

再び、雲が湧き上がってきました。
でも、さっきまで富士山がはっきりと姿を現していたので、ぼくたちは、結構、強気でした。
再び、姿を現してくれそうな気がしていたからです。
進める所まで進もうと、九十九折り(つづらおり)の道を車で登ってきました。


~再び、顔を出してくれた富士山~

富士山にかなり近づいてきた頃、雲が晴れてきました。

嘘のような快晴です。

車で来れる所まで来ました。
五合目の駐車場です。
雲一つない快晴です。
思わず、万歳です!


標高2400m地点です。
地元「妙高山」(2454m)なら山頂近くまで来たことになります。


O君も表情には出ていませんが、うれしいはずです。

それほど多くない、登山客の皆さんとともに、登山道を登っていきました。
富士山へのミニトレッキングです。
観光客が少ないということは、やはり、麓(ふもと)の状況で判断して、ここまで来るのを諦めた人が多かったのだと思います。


空気が若干薄目ですが、元気です。

二人とも大満足です。

富士山に近付けば近付くほど、富士山がよく見えなくなるということを、初めて知りました。
来てみないと分からないことですね。
来てみて本当によかったです。

ガツガツ登らず、富士山に来れたうれしさを堪能しながら登っていきました。

O君と
「今度来たときは、綿密な計画を立てて、頂上まで登ってみようぜ!」
と、約束して下山をすることにしました。
やっと、富士山旅に来たという気持ちになりました。
遠くからは見えなくても、一番近くで見れたのですから。
本当によかったです。
(第7話:終わりです)
(第8話:「富士宮市へ」です)
