DAY8:2022年9月13日(火)その1
~しまなみ海道から尾道へ~

「カレイ山展望公園」オートキャンプ場のあまりの静けさに、沈没してしまったぼくです。

早く寝た日の次の日は、早く起きられます。

お陰で、朝早くに、瀬戸内海の絶景を楽しめました。

昨日は、夕日を楽しみました。
今日は、朝日を楽しんでいます。
夕日も朝日も拝める、素晴らしいキャンプ場です。

~しまなみ海道~
赤い矢印が、ぼくたちがいる「カレイ山展望公園」です。

そこから、「しまなみ海道」を通って、広島県尾道市まで行きます。
「しまなみ海道」は、2006年に開業しました。
何と着工から完成まで31年もかかったそうです。
本州と四国を結ぶ道路しては、3つ目のルートになります。

「しまなみ海道」は高速道路ですが、高速で飛ばしている車はほとんどありません。
見える景色が絶景過ぎて、早く過ぎ去るのは、もったいない感じがするからだと思います。
自転車で走るのが、流行るのが分かります。
自転車の速度が最も快適だと思います。

「しまなみ海道」は全長60kmで普通の高速道路だと40分くらいですが、ほとんどの車は、1時間くらいかけてゆったりと走ります。

ぼくたちも、ゆったりと走りながら、景色を楽しみました。
終点・尾道に着くのが、残念な気持ちでした。
坂の街「尾道」で観光地巡りをしましたが、絶景ポイントは、あまり、見つかりませんでした。
「しまなみ海道」を通ったばかりなので、どこへ行ってもそんなには感動せず、先に進むことにしました。
(尾道の皆さんすいません。きっと探し方が悪かったのだと思います)

~竹田城を目指して~
尾道からは、国道2号線をひたすら姫路方面に向かいます。

「姫路城」には、行きたい気持ちがありました。
でも、今日の「宿泊予定地」というか、「温泉入浴予定地」が「城崎温泉」なので、時間を考えると、竹田城か姫路城の二者択一です。
結果、姫路城は何度か行ったことがあるので、竹田城を選びました。

「竹田城」は、兵庫県のほぼ中央部にあります。
「日本のマチュピチュ」として、数年前から、かなり有名になっている城跡です。
現地へ行って、ガイドさんとか、タクシーの運転手さんに聞いて、初めて分かったことですが、雲海の上に城跡が浮かんで見える幻想的な景色に出会えるのは、ごく稀(まれ)なのだそうです。
この日は、バスやタクシーで城跡が見える所まで行っても、そんな幻想的な景色には出会えないという情報が出回っていました。
(絶景が見える場所には、自家用車では行けません。徒歩かバスかタクシーで行くしかありません)
だから、ぼくたちは、途中の観光案内所までしか行きませんでした。

↑ 「観光案内所」には、幻想的な景色に出会えなかった観光客のために、それなりの撮影ギアが用意されています。

さらに、素晴らしい一瞬をとらえたパネルもたくさん用意されています。

ぼくたちは、それらのパネルを見て、行った気になりました。
~次の目的地「城崎温泉」~

竹田城跡を後にし、「城崎温泉」に向かいました。
兵庫県の日本海側にある、風情溢れる温泉街です。
何度か訪れたことがありましたが、温泉には入ったことがありません。
要するに通り過ぎただけです。
前々から、今度こそ、温泉に入りたいと熱望していました。
やっと、その時が来ました。
でも、その前にやることがあります。
ぼくたちの野宿のルーティーンは、
「温泉決め」→「宿泊場所決め」→「温泉入浴」→「買い出し」→「宿泊準備」→「宴」→「睡眠」です。
だから、温泉に入る前に(明るいうちに)宿泊場所の選定をしなければなりません。
いろいろ、付近を巡ってみて決めました。
今日の宿泊は、「円山川公苑(まるやまがわこうえん)」です。
至る所に芝生が張り巡らされていて、気持ちのいい公園です。

宿泊地を決めたので、いよいよ、温泉入浴です。
(上の写真は入浴後に撮った写真ですが、、、)
「城崎温泉街」は、宿泊場所からは、車で10分くらいです。
城崎温泉街には7つの外湯があります。
どこがいいのか迷っていたところ、外湯の一つ「地蔵湯」の前で一人のおばあちゃんに出合いました。
毎日のように城崎温泉に入りに来ている地元の方です。
超ベテランユーザーです。

おばあちゃんのお陰で、ぼくたちは、耳寄りな情報を入手し、最適な温泉が見つかりそうです。
おばあちゃんありがとう!
(第19話 終わりです)
(第20話は、最終回:「城崎温泉」「帰路」へです)
