DAY4:2022年9月9日(金)その4

~四国山地の奥地へ~

「かずら橋」のあまりの観光地化に驚き、40年前の面影を探しに、「二重かずら橋」に行くことにしました。

四国山地・最高峰「剣山」にどんどん近づいていきます。
人里は、どんどん離れ、道は高く、細く、険しくなるばかりです。

~途中で「かかしの里」に~

下の写真は、「二重かずら橋」に向かう途中、偶然、通りかかった「かかしの里」です。
その集落は、徳島県三好市の「名頃(なごろ)集落」です。
標高800mにある集落です。
人口は、40人です。
いわゆる、「限界集落」です。
その集落に、かかしの数が100体以上いると言われています。
明らかに、人口より多いことになります。

人間そっくりのかかしが、集落のそこかしこにいて、見つけるのが、すごく楽しかったです。
見つけるたびに、ぼくたち訪問者を温かく、迎えてくれているような錯覚を覚えました。
一体一体表情が違っていますが、みんなが柔和な表情です。
この集落のかかしは、間違いなく「スケアクロウ(カラス除け)」ではなく、「案山子(かかし)」です。

「限界集落」の中でも、こうして、工夫しながら、明るく楽しみを見出していることに、敬意を感じました。

ドメイン取るならお名前.com

~二重かずら橋、到着!~

一大観光地「かずら橋」からくねくね道を走ること約1時間。
ようやく、「二重かずら橋」に着きました。

丸太に直彫りした、野性味あふれる看板ですね。
よく見ると、この丸太、きのこが生えています。(驚)
文字の所にも繁殖を始めています。
このまま、ほおっておくと文字が読めなくなりますよ(笑)

観光客らしき車は、ぼくたち以外に1台きりです。
一応、料金所があったので、中の人に、パンフレットをもらおうと思ったら、指を指されたのがこの貼り紙 ↓ です。

実にシンプルな概要です。
貼り紙とガラスの間に大きな虫(蚊?)が挟まっているのも、なかなか素敵です。
「きのこ繁殖丸太看板」「虫入り案内貼り紙」
絶対に観光地化されているとは思えません。
ぼくたちは、期待が一気に高まりました。

案内貼り紙のおかげで、
正式名称が「奥祖谷(おくいや)二重かずら橋」
ということが分かりました。
また、男橋と女橋が一対になっているから「二重」なのだということも読み取れます。
よくある「夫婦(めおと)岩」のような「夫婦橋」なのでしょうね。
それから、男橋は女橋より2倍くらい大きくて高いということも分かりました。

これ以上の情報は、いらないですよね。
「あとは、行ってみなはれ!」と言われているようです。

~男橋~

男橋です。長さ44mです。かなり長いです。

下に見える川が、澄み過ぎているので、写真では、高さがあまり伝わりませんが、男橋はかなり高いです。

この角度↑なら、少しは、男橋の高さを感じていただけると思います。

植物の材料だけで、よくこんな高所に、こんなに立派で頑丈(がんじょう)な橋が造れたものだと、驚嘆(きょうたん)です。

~女橋~

こちらは、女橋です。↑
男橋より40mくらい下流に掛けられています。
長さ22mです。男橋の約半分だそうです。

観光客には、ほとんど会いませんでした。
かずら橋の独り占めです。

女橋は、高さ的には男橋の3分の1位でしょうか。
名前の通り?優しい感じのする橋です。
自由に川原に下りることもできます。
静謐(せいひつ)の中で聞こえる、川音が、旅の疲れを癒(いや)します。

足元の細木の隙間から見える、景色は、低いとはいえ、やはり、スリルがあります。

インスタグラムで動画を近日配信しますので、ぜひご覧ください。
配信後には、このブログでお知らせいたします。

1日あたり150円の支援で「希望」を

~高知県へ~

このあたりの清流で、1泊したかったのですが、高知県内でやることが増えたので(中身は、またあとで、お伝えします)とりあえず、この後は、がんばって、高知県まで行くことにしました。

青色のルートで高知へ向かいました。
今日の宿泊地は、「やなせたかし記念館」です。

子どもが来ると楽しそうな遊具がたくさんあります。

雨が降ってきたので、駐車場に併設されていた自転車置き場をお借りして、宴(うたげ)だけ行い、すぐに、車中泊になりました。

明日は、高知市内観光です。
O君から出された、リクエストにも応えてあげないといけないと思います。

(第9話 終わりです)

(第10話は、「高知市へ、O君のリクエストとは?」です)

「あきらのふらブラ旅」メニューページへ

JJ ENGLISH エクササイズ