DAY4:2022年9月9日(金)その3

~四国の内陸部へ~

地図の上の方が香川県、下の方が、徳島県です。
四国山地の奥深くに入っていきました。
香川県から再び徳島県に入ってきました。

川幅も狭くなり、渓が見る見るうちに険しくなってきました。
このあたりは、「大歩危(おおぼけ)小歩危(こぼけ)」とも言われる渓谷です。
昔、「大股で歩いても、小股で歩いても危ない所」という意味で名づけられたといいます。

~突然現れる「小便小僧」~

細いS字カーブを何度も曲がると、突然、この「小便小僧」の像が現れます。

だれが、いつ、このような危険な場所に、この「小便小僧」の像を置いたのかは、はっきりとしません。
昔、旅人が、大渓谷にせり出しているこの岩の上で、立小便をして、雫(しずく)を岩の上に1滴もこぼさずに、用足しできた者だけが、勇者として讃えられたと言います。
その「立小便の肝試し」をした場所を記念に残そうと、その岩の上に、この「小便小僧」像が置かれたというのが、どうやら設置の謂れ(いわれ)のようです。

命の惜しい人間は、絶対に真似はできません。
岩の上に立つだけで足がすくむのに、岩の先端まで行って、しかも、立小便などは絶対無理です。

~小便小僧に触れるか?~

ぼくは、完全にビビっています。
(普段は、そんなにビビりでも、高所恐怖症でもありません。念のため、、)
両足を岩の上に乗せることが、できません。
小便小僧君の肩にタッチするのが、やっとでした。

O君は、何度目かのチャレンジで、とうとう「Vピース」を決めました。
若干、笑顔は引きつっていますが、大したものです。
二人の中では、「勇者」として、認定されました。

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~変わってしまった「かずら橋」~

次の目的地は、40年前にも訪れた、「かずら橋」です。
(その当時の様子が、このブログでも紹介されています。ぜひクリックしてお読みください)

小便小僧の像からは、割と近くです。
行ってみて、びっくりです。
近代的なホテルが立ち並び、新しいコンクリート製の橋が「かずら橋」の脇に並行して、かかっていました。
さらに、橋の上にも、橋を渡るために待つ場所にも、大勢の観光客で溢れかえっていました。
観光客が発する「きゃー!」とか「こわいよー!」とか「ビビってんじゃないぞ!」とか、華やかな声が重なり合っています。
どこかの遊園地のアトラクションに来たみたいです。
40年前のひなびた様子が一変していました。
一大観光地と化していたのです。
40年前の、人知れず、ひっそりと佇(たたず)んでいる「かずら橋」の面影は、すでに、ありませんでした。

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~「二重かずら橋」へ~

そこで、ぼくたちは、最近やっと地域外の人も足を踏み入れることができるようになったという、「二重かずら橋」「奥かずら橋」という人もいます)に行くことにしました。

「讃岐うどん」に引き続き、またまた、かなりの遠回りになってしまいます。
しかし、40年前の面影を感じたいと思ったので、敢えて遠回りを選びました。

さて、40年前の面影を感じることができるでしょうか?
観光化された「かずら橋」と、どんな違いがあるのでしょうか?

(第8話 終わりです)

(第9話は、「二重かずら橋は?」です)

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