DAY6:2022年9月11日(日)その1

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~四国カルストへ~

昨晩は、O君の「沈没」のお陰で、ぼくたちは、睡眠時間がたっぷりとれました。(笑)
今日は、仁淀川源流から四国カルストに向かいます。

大渡ダムから四国カルストへの道は、一旦、愛媛県に入ります。
上の地図の点線(県境)の左上は愛媛県です。
梼原町は高知県なので、高知→愛媛→高知と目まぐるしく県境を越すことになります。

~視界、ほぼゼロ、四国カルスト~

出発から天気は心配でしたが、愛媛県に入り、四国カルストに近付くにつれ、濃い霧が視界を塞(ふさ)ぎ、運転一時不能状態になりました。
ぼくたち、雪国の人間は、冬場の「ホワイトアウト」で「視界ゼロ」は慣れているとはいえ、見知らぬ土地、しかも、山岳地帯の細く急勾配の道では、お手上げです。
路側帯に止まったり、徐行したりしながらの前進です。

こんな看板としか記念撮影をするしかありません。
看板でも撮っておかないと、どこに来たのか分かりませんからね。
天気が良ければ、看板の向こうに雄大な四国カルストが見えるらしいです。(泣)
気温も下がり、かなり寒そうですね。

また、看板との記念撮影です。
牛のしっぽの後ろには、ぼくが辛うじて写っています。
霧の中、牛と一体化しています。

写真を数枚ご覧いただくだけで、お分かりだと思いますが、とんでもない霧です
観光どころではありません。
状態は、よくなる兆しがなく、相変わらず、運転中、道がどうなっているのか分からない状態です。
時速は、10kmから20kmくらいのノロノロ運転です。

四国カルスト内にある、オートキャンプ場です。
こんな時には、キャンパーたちは何をしているのか、興味があったので、見に行きましたが、テントの近くで佇(たたず)んでいるだけでした。

クラブツーリズム

~梼原(ゆすはら)到着!~

一向に晴れない霧の中、ようやく、梼原に辿り着きました。

梼原町複合福祉施設前です

梼原町は、愛媛県境にある高知県の山間の町です。
人口は3200人くらいで、町のほとんどが森林で占められています。
こんな小さな町が今、日本のみならず、世界の人々からも注目を集めています。
ぼくも、以前から梼原に来てみたかったので、ワクワクしています。

梼原と言えば、建築家「隈研吾(くま けんご)」さん坂本龍馬さんですね。
隈研吾さんは、東京オリンピック(2021)で使用した、新国立競技場を設計したことでも有名になりましたよね。
あの、木材をふんだんに使った発想もこの梼原との関りから来ていると言います。

新国立競技場です。
(梼原にあるわけではありませんが、参考までに)

~まずは、「雲の上の図書館」へ~

図書館の全景です。

とりあえず、図書館で腹ごしらえです。
この図書館の正式名称は、梼原町立図書館ですが、「雲の上の図書館」と呼ばれています。
普通の図書館は、飲食禁止の所が多いですが、梼原のこの図書館には、カフェがあり、そこで、自由に飲食ができます。

カフェだけでなく、何とボルダリング用の壁や昔話のジオラマまでありました。
住民や利用者に開かれた図書館だということがよく分かります。
言い遅れましたが、もちろん、この図書館も、隈研吾さんの設計です。

何とおしゃれな図書館でしょうか!
地元の天然木材をふんだんに使った独特の木組みに目を見張ります。
こんな図書館なら、一日中、居たくなります。
来館者も多く、至る所で寛(くつろ)ぎながら、本に接している姿が目立ちました。

館内の随所に見られる木組みは、「四叉(よんさ)菱(ひし)格子(ごうし)」と呼ばれる工法です。
写真のような4本の角材を、中央で独特な組み方をすることで高い耐震性が生まれるのだそうです。
来館者に、組み方を体験してもらえるように「木組み体験コーナー」があります。
ぼくも、チャレンジしてみましたが、なかなか、難しかったです。
でも、木材に対する、興味が高まり、館内の木組みをもう一度、じっくり見るきっかけになりました。
素晴らしい企画だと思います。

視界が悪い中の運転で疲れた体を、この図書館で十分癒(いや)すことができました。
これから、図書館を飛び出し、梼原観光に出かけます。

(第14話 終わりです)

(第15話は、「梼原町観光」です)

<お知らせ>このお知らせは、昨日と同じ内容のお知らせです。
先日、お約束した「よさこい」の動画をインスタグラムにアップしました。
宮田彰(@akira_furabura) • Instagram写真と動画
ぜひ、見に来てください。

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