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~トラムで北へ~

ホテル近くの広場で2人の音楽家と平和交流したり、雑貨屋さんで折り紙の話をしたりした後、旧市街を離れたザグレブを見てみようということで、トラムに乗ることにしました。

「イエラチッチ広場」前のトラム乗り場です。

「イエラチッチ広場」前には10路線ものトラムが走っています。
路線図の黄色マークがイエラチッチ広場です。

とりあえず、南北に長く走っている14番トラムに乗ることにしました。(青色線が14番トラムです)
北の終点を目指してトラムに乗りました。(地図の上の方向へ向かって行きました)

混み合うこともなく、冷房が必要なほど暑くもなく、のんびりトラムで走るには、快適な条件です。
路線図を見た限りでは、終点までは近いような記載ですが、市街地を通り過ぎると、一駅間が長くなり、1時間近く乗っていたと思います。

ようやく14号の北の終着地点まで来ました。
緑豊かな芝生公園的な場所です。
12時近くになっていたので、昼食を食べられるところを探そうとしていると、今乗ってきたトラムの運転手に声をかけられました。

トラムの運転手、ボジダールさんです。↑
「日本人だね。ここまで、トラムで来る日本人は、珍しいね。ぼくは、日産インフィニテイFXに乗っている。日本の車は、素晴らしい。値段は少し高いけど、格好はいいし、燃費もいい。それから、何といっても、故障が全くない」
と、日本車を絶賛してくれました。
ぼくは、
「ぼくは、トヨタ車に乗っているけど、うちの奥さんも娘も日産車です。トヨタも日産もその他の日本車も、滅多に故障はしない。日本車は、素晴らしいです」
などと、車談議に花が咲きました。

ぼくたちは、せっかく、仲良しになったのだから、平和交流にも付き合ってもらいました。

ボジダールさんから書いてもらった平和メッセージです。
ご丁寧に、住所やe-mailアドレス、携帯電話まで書いてくれました。
この旅12人目のメッセージです。

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~さらに北へ~

トラム運転手のボジダールさんと別れた後、芝生のど真ん中のベンチで昼食のパンを食べました。
こんなに何もない広い芝生は、滅多にお目にかかれません。
うちの柴犬を思いっきり走らせたいとか、人の迷惑にならずに思いきりアプローチ練習がしたいなどと余計なことを考えてしまいました。

トラム路線図をよく見ると、14号の終点からさらに、奥地へトラム15号と33号が続いていることに気付きました。
ぼくたちは、「ここまで来たんだから、行ける所まで行こう!」ということで、15号に乗って最終地点まで行ってみることにしました。

15号の乗り場は、14号の降り場のすぐ近くにありました。

14号は、どんどん緑豊かな丘陵地(きゅうりょうち)へ向かっていきます。

14号の終点には、大学か何かの教育施設があるだけで、特に特筆すべきものは、ありませんでした。

特別、何をするということもなく、再び、15号に乗り、14号の終着地点に戻ってきました。

~14号トラムで再会!~

イエラチッチ広場に戻るため、下りの14号トラムを待っていると、何分も待たずに14号トラムが現れました。
その14号の運転席から手を振る男性がいます。
何と偶然にも、その運転手は、さっき平和交流したボジダールさんではありませんか。
昼食休憩を終えて、下りの14号トラムの運転手として、再び、ぼくたちの前に姿を現したのです。

何という偶然でしょうか!
ぼくたちとボジダールさんとは、何か特別な「縁」があるようです。
ボジダールさんは、さかんに、「運転席の方に来い」という感じで、満面の笑顔で手招きをしてくれました。
ぼくたちは、その手招きに従って、図々しくも運転席に乗り込んでしまいました。

「こんな所に乗って大丈夫?」
「仕事の邪魔にならない?」
などの質問に対して、ボジダールさんは
「何も問題ない。運転席からの風景を楽しんでくれ」
と指でOKマークを出してくれました。
そして、運転に関わる計器類の説明をしてくれたり、「駅の近くに来たら、こうするんだ」、「カーブの前では、こうするんだ」など、いろいろ教えてくれました。

ぼくも、調子に乗って、「素晴らしい風景や体験をありがとう」という意味で、指でGOODマークを出しました。
ぼくのように、乗り物好きの人間にとっては、運転席で運転手気分が味わえるなんて滅多にできない極上の体験です。
渡し忘れた、ぼくの名刺もボジダールさんに渡すことができました。

クロアチアでは、まだまだ、このような運転手の裁量である程度のことが許されるのですね。
日本なら大問題になりそうですが、、。
規則でがんじがらめになっていない、緩(ゆる)やかな国も、なかなかいいなあと感じました。
日本も昔は、何事も緩やかでしたよね。
昔を思い出して、ほんのり懐かしささえ感じる出来事でした。

ボジダールさんの運転で市街地に戻り、「新市街の観光」をしようと思います。

(第9話、終わりです)

(第10話:「新市街の観光「再び、あの音楽家と再会」です)

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