シリーズ16の4<クロアチア・ザグレブ編>NO8
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DAY13:2023年8月9日(木)その1
~ザグレブで最初の平和交流~
ザグレブ3日目の朝です。
今日も気温24℃の爽やかなザグレブです。
今日のめあては、平和交流です。
ホテルの近くから可能性を探っていきたいと思います。
ホテルを出ると左手に、小さな広場があります。
ベンチに腰を下していた男性がいたので、平和交流ができないものか声をかけてみました。

クロアチア人のスチーブさんです。
ギターの演奏家です。
路上ライブの練習のためにギターを出したり、譜面台を出したりしているところです。
細かい作業は年齢的に苦手そうですが、
「連れがまだ来ないから、時間はあるよ」
ということで、平和交流に付き合ってくれました。
眉間(みけん)に皺(しわ)を寄せながら、細かな折り方まで真似してくれました。
段々、細かな物が見えにくくなるのは、ぼくも同じです。
気持ちはよく分かります。

平和交流ブックにも、喜んでメッセージをくれました。

そうこうしていると、連れの男性が到着しました。

マンドリン奏者のクロアチア人、イゴールさんです。

快く、笑顔で協力してくれました。

ツーショットの記念撮影です。
イゴールさんが、たすき掛けしている袋の中には、楽譜や楽譜台が入っているそうです。
足元には、マンドリンが置かれています。

これから、路上ライブの準備や練習をしなければならない忙しい時間に、お付き合いいただきました。
観光地で絶景を拝むのも旅の醍醐味ですが、異国で見知らぬ人と心が通じ合った時は、それ以上の喜びです。
こんな時、「旅をしていてよかった」と心から感じます。

平和交流ブックの現物です。
3行目には、「全ての人に平和を」と記されています。
ありがたいことです。
この旅10人目の交流です。

イゴールさんの平和交流ブックの現物です。
「世界中の善意溢れる人々に、多くの祝福がありますように!」と英語で書いてくれました。
素晴らしいメッセージ、ありがとうございます。
この旅11人目の交流です。
ちなみに、右下の写真は、この日の夜、この2人に再び、出会うことになります。
その時のワンショットです。
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~クロアチアにも折り鶴が?~

平和交流の後、ホテルの周りをしばらくふらブラしていると、思わぬ物を目にしました。
ホテルの隣の雑貨屋さんのウインドウに折り紙で作った鳥が飾られているのです。
興味があったので、お店のスタッフに聞いてみました。

「この鳥は、何ですか?」
「これは、鳩(はと)です」
ぼくたちが折り鶴を見せ
「日本にも折り紙で鶴という鳥を折る風習があります」
と紹介すると
「それはすごい!日本人は器用だからそれができる。クロアチア人には、そんな複雑なことはできない。でも、平和を祈るという気持ちは同じです。クロアチアでは、鳩が、平和の印です」
など、折り紙について、おしゃべりが成立しました。
忙しそうだったので、平和交流は遠慮しましたが、クロアチアで、折り紙の話ができるなんて思ってもみない出来事でした。
~ザグレブでダルメシアン探し~

ザグレブの街を歩いていると、たくさんの犬たちに出会います。
どの犬も可愛く、ついつい、カメラに写したくなってしまいます。

そう言えば、当ブログの「準備編:クロアチア」で「101匹わんちゃんで有名なクロアチア原産のダルメシアンに出会う」という目標めいたことを掲げていたことを思い出しました。




みなさんもよくご存じの、ダルメシアンは、クロアチアの原産です。
せっかく、クロアチアに来ているのだから、「原産国でダルメシアンに会いたい」と願い、旅のついでに探してみました。

トラムの中で男性のジャージの裾を噛んで引っ張っている犬がいます。
ジャージの男性が飼い主だと願いますが、、
この犬は、もちろん、ダルメシアンではありません。

このワンちゃんも違います。
どうやら、クロアチアでも、リードなしでトラムに犬を乗せることが許されているようです。
犬好きにとっては、羨(うらや)ましい限りです。
犬嫌いの人にとっては、「いい加減にしてくれ」という感じなのでしょうか。

この犬も全く違います。
日本では、警察犬として有名なシェパードですね。
この犬もノーリードです。
こんな大型犬がノーリードなんて、、

この犬は、形は似ていますが、ダルメシアンではありませんね。

この犬も違います。
ショッピングモールのエスカレーター脇で「いい子」にしていました。
この犬もノーリードです。

この犬が、一番、ダルメシアンに近いですが、顔の大きさ、マズル(口吻)の長さ、白黒のバランスなど微妙に違うようです。
結果的には、残念ながら、クロアチアでダルメシアンに出会うことはできませんでした。
街には、たくさんの犬が溢れていて、クロアチアの人々は犬を飼うことに非常に寛容なお国柄だということは、伝わりました。
それなのに、ダルメシアンがなぜいなかったのか、不思議で仕方ありません。
日本で例えるなら、柴犬に出会えなかったのと同じような現象でしょうか。
時間があったら、また、仮説を立て、妄想を膨らませてみたいです。
(第8話、終わりです)
(第9話:「トラムの運転手と友だちに」です)
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