シリーズ16の4<クロアチア・ザグレブ編>NO6
<広告です>

DAY12:2023年8月8日(水)その3
ザグレブは、気候もいいし、人々の物腰も柔らかく、街全体の雰囲気も最高です。
しかし、「聖母被昇天大聖堂」や「聖マルコ教会」「聖マリア教会」「国会議事堂」など工事中が多く、なかなか、行きたい観光施設に入れません。
3日目の観光も、すでに午後になろうとしています。
「青果市場」で買ったパンを道端のベンチで食べた後、観光の再開です。

午後からは、⑨失恋博物館、⑩ロトゥルシェチャク塔を観光した後、徒歩でカプトル地区へ戻る予定です。
~⑨失恋博物館~

午前中に通った「失恋博物館」に再び戻ってきました。
「失恋博物館」は、2010年に開館された、失恋をテーマにした博物館で、別れた恋人が残していった私物が、簡単な説明文とともに展示されている博物館だということです。
世界各国からの失恋者による「遺品」が展示されているそうです。

チケット売り場も館内も相変わらずの人混みです。
他の観光の目玉施設が、軒並み「工事中」なので、混みあうのも当然です。
ですが、ぼくたちは、イスタンブルの凄まじい混み具合を経験しているので、こんな混み具合は、どうということはありません。
見た感じ、20分程度の待ち時間です。
入館料も、8ユーロ(やく1200円)で、少し高いとは思いましたが、目くじら立てるほどではありません。
でも、何となく、入館に躊躇(ためら)ってしまいました。

正直に言うと、クロアチアまで来て、人様の、失恋のエピソードや遺品を見ることに、あまり心がワクワクしてきませんでした。
ぼくが、
「無理して、入らんでもいいよな」
と言うと、相棒Sくんも
「そうだな」
と言ってくれたので、今回は、入館しないことにしました。
「聖母被昇天大聖堂」や「聖マルコ教会」に入れたとしたら、おそらく、入っていたと思います。
<広告です>

~⑩ロトゥルシェチャク塔~
世界一短いケーブルカーの降り場まで戻ってきました。
その正面には、「ロトゥルシェチャク塔」がそびえ立っています。

「ロトゥルシェチャク塔」は、13世紀に建てられたザグレブ最古の建築物の一つです。
「旧市街」の「ゴルニー・グラード(旧グラデツ)地区」への敵の侵入を見張る「見張り台」として建てられました。

高さ30mですが、丘の上に建てられているので、その数字以上に高く感じられます。
5層+屋上の展望スペースの合計6層構造です。

「ロトゥルシェチャク塔」の入場券です。
3ユーロ(約450円)です。
今度は、躊躇なく入りました。

3層からの眺めですが、かなり高く感じます。
向こうに見えるのは「聖母被昇天大聖堂」のツインタワー(105m)ですが、それほど、高さに遜色(そんしょく)がないように思えます。

のんびり、階段を上りながら、窓からの風景を楽しみました。
街並みだけでなく、空や雲までも美観を演出してくれています。

ザグレブの町は、どの角度も絵になります。

古びた瓦屋根でも風情を感じてしまいます。

通りの向こうには、「聖マルコ教会」が見えます。

手前の角に見える「失恋博物館」には、まだ並んでいる人が見えます。
目玉の観光地が、軒並み工事中なので、「失恋博物館」は、必然的に混み合うのでしょうね。

世界一短いケーブルカーもこの角度から見ると、より短く見えますね。

5層の窓から外を向いているのは、今でも使われている、大砲です。
昔は、兵器として使われていたのでしょうが、今は、時を知らせるために使われています。
毎日12時に鳴らされる号砲(もちろん空砲)は、びっくりするくらい大きいそうです。
ぼくたちが、訪れた時には、なぜか、鳴りませんでしたが、、
この大砲も、もしかして工事中だったのかもしれませんね(笑)

5層から展望台に向かう螺旋(らせん)階段です。
急に狭くなるので、すれ違いに注意が必要です。

6層の展望台は、木造です。

階段も木製です。

ようやく、最上階の展望台に出ることができました。

今日の雲は、人工的に遠近感を出したような素晴らしさです。

展望台なので当然ですが、街が一望でき、眺めは、最高です。
ザグレブは近くに高い山がないので、かなり遠くまで、見渡すことができます。
「ロトゥルシェチャク塔」でザグレブの美観をゆっくりと堪能しました。
「カプトル地区」の観光の目玉「聖母被昇天大聖堂」、
「ゴルニー・グラード(旧グラデツ)地区」の観光の目玉「聖マルコ教会」、
ともに工事中でザグレブ株が下がってきたところですが、
「ロトゥルシェチャク塔」でザグレブの美観を堪能したおかげで、
ザグレブ株は爆上がりです。
「ロトゥルシェチャク塔」は、素晴らしい観光施設だと思いました。
これから、旧市街東側「カプトル地区」へ、ゆっくり徒歩で戻ろうと思います。
(第6話、終わりです)
(第7話:「愛のチェーンロック」です)
<広告です>

<広告です>
