シリーズ16の1<トルコ・イスタンブル編>NO10
DAY4:2023年7月30日(日)その4
~Sくん、ようやくサバサンドを~
アジアサイドからの帰りのフェリーが何かの手違いで、(おそらく、慌てて乗ったので、行き先のボードを次のフェリーと間違えたのだと思います)旧市街に着かず、新市街についてしまったようです。

紫色印に着いたと思い込んだことが、トラブルの始まりでした。

実際は、黄色印に着いていたようです。
2時間くらい黄色印周辺を彷徨(さまよ)いながら、ようやく、旧市街に到着しました。

まずは、Sくんが食べたがっていた、サバサンド屋さんに直行です。
ちゃんとあるべき所にありました。

屋形船に揺られながら、職人さんたちが、一生懸命、サバを焼いています。

こんなに暑いのに、熱々のサバサンドが嘘のように売れていきます。

みんな、美味しそうに、頬張(ほおば)っています。

Sくんも念願のサバサンドが買えて嬉しそうです。
やはり、名物は一度は食べたくなるもんですね。
ぼくは、前回食べたので、今回はパスしました。
(リックの中に食べなきゃいけない食べ物が、かなり入っていたことも理由です)
~エジプシャンバザールからイスティクラール通りへ~
サバサンド屋さんから振り返ると、ちゃんと「エジプシャンバザール」や「イェニ・ジャーミィー」が見えます。

サバサンドの後は、「エジプシャンバザール」の方へ行くことにしました。

「エジプシャンバザール」を「ふらブラ」して雰囲気だけ味わい、「イスティクラール通り」に向かいました。

まずは、トラムT1で最終駅「カバタシュ」まで行きました。(紫色)

次に「フニキュレル」(F1)↑という地下ケーブルカーに乗り、「イスティクラール通り」の起点「タクスィム広場」まで行きました。(水色)
地下鉄のような(地下にある)ケーブルカーは世界的に珍しいという話です。
~「タクスィム広場」から「イスティクラール通り」へ~

「タクスィム広場」です。
前回のトルコ旅では、ここでベリーダンスをやっていると騙(だま)されて連れてこられた広場です。
「日曜の割には空いているな」と思いましたが、日影がないので、人々はこの広場を避けているだけでした。

少しでも、日影がある所に人々は、避難しています。

やはり、「人が少ない」と思ったのは、大間違いでした。
「イスティクラール通り」は写真のような混雑ぶりです。
何といっても、新市街一の目抜き通りですから。
まっすぐ歩くのも大変な混み具合です。

人の波が割れて、歩きやすくなったと思ったのは、一瞬でした。
「ノスタルジック・トラムベイ」という名物のレトロトラムが、通りのど真ん中を通過しているだけです。
アジア地区のように生活用のトラムではなく、観光用のトラムです。
ぼくたちにとっては、午前中、アジア地区でこれよりレトロなトラムを十分、堪能(たんのう)したので、それほど珍しくはありませんでしたが、、
~火災現場に遭遇!~
人波に揉まれながら歩いていると、いきなり、人だかりに出くわしました。
イスティクラール通りに面している通りで火災が発生しているようです。

大勢の弥次馬(やじうま)たちを掻き分け、ぼくたちも近くに行ってみました。

今まさに、消火活動中で、放水作業をしているところです。

消防士が、はしご車で建物の中の人を救助しているところです。

放水しているのか、さかんに、水が降ってきます。

消火活動、救助活動に携わっていたトルコの消防士です。
さすがに、顔に疲労がにじみます。
お疲れ様です。
(第10話、終わりです)
(第11話は、「ブルガリア・ソフィアへ」です)