シリーズ16の2<ブルガリア・ソフィア編>NO

DAY6:2023年8月1日(水)その4

~ソフィア中心部観光:Part3~

「アレクサンダー・ネスフキー寺院」観光を終えて、「ソフィア・シナゴーグ」へ向かって出発です。

地図の水色線です。
地図では、簡単に行けそうですが、実際は道が結構入り組んでいます。
間違いそうになるたびに、「旧共産党本部」を目印に歩きます。
なぜか、どこにいても、あの建物は、目立ちます。
だから、目印には最適です。

とりあえず、今日の観光はあと2つの予定です。
⑧中央市場(地図には「セントラル・ハリ」と書いてあります)
⑨ソフィア・シナゴーグ

~⑧中央市場(「セントラル・ハリ」)~

ぼくは、海外の街では、大概、市場を訪れることにしています。
その国や街の特徴、人々の生活の様子などが分かり、とてもおもしろいからです。
「地球の歩き方」では、このソフィアの中央市場のことを、以下のように、非常に魅力的に書いてあります。

1910年に建てられた」とか、「石造りの大きな建物」とか、「地下にはローマ時代の城壁や浴場の跡がある」などと書かれていれば、当然、行きたくなりますよね。
ワクワクしながら、「セントラル・ハリ」に向かいました。

間違いなく、この地点です。
間違いなくこの建物のはずです。
しかし、工事用のフェンスが張り巡らされています。

どこかに、出入口があるのではないかと思って、敷地を一周してみましたが、全てに、高いフェンスが立っていて、入れる気配はありません。
どうしてなのか、通りすがりの人に聞いてみたところ、「改修中で来年にならないとオープンしない」そうです。
リニューアルしてきれいにするのだそうです。
閉店時間が過ぎたのなら、明日にしようとか別案がありますが、改修中では、どうしようもありません。
がっかりです。

~⑨ソフィア・シナゴーグ~

気を取り直して、次の「ソフィア・シナゴーグ」に向かいます。
かなり、歩き回ったので、近くの公園のベンチで小休止し、何気なく「地球の歩き方」を開くと、何と、、

16時までです。
現在、すでに17時15分。
全く間に合いません。
早く気付くべきでした。
そうすれば、中央市場を後回しにするとか、何か方法があったかもしれません。
明日行くことにして、今日は諦めるしかありません。

~トラムでのミニ旅~

夕飯までには、少し時間があったので、近くを走っていたトラムに乗り、ミニ旅をしてみました。

比較的小さなレトロなトラムです。
乗客も多くなく、ゆったりしています。
割とすぐに市街地から離れ、人や建物が疎らな、いわゆる「いなか」の風景に変わっていきました。
ソフィアは、それほど、大きい都市ではないことが分かります。
人口は124万人くらいですから、東京やイスタンブルの10分の1くらいです。
やはり、都市部が小さいことも頷(うなず)けます。

そのぶん、ソフィアの街は、何事もゆったりのんびりした雰囲気です。
どんどん、この雰囲気が気に入っています。

トラムで終点まで乗ってみましたが、特筆する景色や建物などなかったです。
それもまた、ソフィアの良さです。

~ちょっと贅沢な夕食~

今日の夕飯はどうしようかと考えながら、街を「ふらブラ」していると、ある看板が目に留まりました。

SUSHI?
「もしかして、寿司?」
足を止めてしまいました。

看板の向こうを見ると、結構、きれいで、よさそうな店です。
「Happy」という店名のようです。

入口を見ると、かなりの人気店なのか、結構お客さんが並んでいます。
「いい感じ」なので、あとは、値段です。

店の外用にメニューがあったので、値段の確認をしました。
ブルガリア語の下に英語表記があるのもうれしいです。
ヌードル&ライスのページを見ると9.49レフ~15.49レフの範囲です。
日本円では、だいたい、1品700円~1100円です。

店前の店員に名前と携帯番号を教えるシステムです。
入れるようになったら携帯に連絡が来ます。

行くところもないので、店先をうろうろしていると、15分くらいで連絡が来ました。
意外に早かったのでびっくりです。

まずは、生ビールです。

暑い中、歩き回ったので美味しいブルガリアビールが、さらにうまさアップです。

「一人一研究」も気になっていたので、ライス1品、ヌードル1品、そしてサラダ1品を注文しました。
どの料理もとても美味しかったです。

20時を回ってもまだ、空は暗くなりません。

今晩は、ブルガリア産ワインを買って部屋飲みです。
ブダペストの温泉で将棋を指すことになっているので、その練習も兼ねて、ワインを飲みながら、Sくんと将棋を2番さしました。
飲み過ぎなければ、たまには、ワインもいいですね。
ほろ酔い気分で夜は暮れていきます。

(第6話、終わりです)

(第7話は、「がっかり?世界遺産」です)

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