シリーズ16の2<ブルガリア・ソフィア編>NO11

DAY8:2023年8月3日(金)その3

~やはり通っていた!トラム~

ソフィア観光の4日目、観光できる最終日です。
午前は、平和交流活動をしたり、シナゴーグへ行ったり、「ジェンスキーバザール」という市場で買い物をしたりしました。

午後からは、目的なくトラムに乗ったり、明日の朝、困らないようにバスターミナルに行く練習をしたりする予定です。

とりあえず、「ジェンスキーバザール」からメインストリート「メリア・ルイザ通り」を通り、18番トラムの乗り場に歩いていきました。(↑赤色線)

18番トラムで、東の終点まで行くことにしました。
ソフィアの初日に乗った18番トラムの行方を知りたかったからです。
初日の詳細はこちらをクリックしてください)
初日にソフィア中央駅から18番に乗った時、メインストリートを行かず、東側へ曲がってしまったので、あのまま、乗っていたらどこへ行くのか知りたかったからです。

初日のことを考えると、当然、「ソフィア中央駅」の方から18番トラムはやってくるはずです。(下の緑色矢印)

ところが、「トラムは通っていない」と思い込んでいたメインストリート「メリア・ルイザ通り」の方から18番トラムが来るではありませんか。(赤色矢印↑)

やはり通っていたのです。
メインストリートに走っていたトラムが廃止されるわけはありません。

~18番トラム終点で、思わぬ出会いが!~

ぼくたちは、
「あとで、もう一度、確かめよう!」
と誓って、当初の予定通り18番トラムで東の終点まで行きました。

緑ばかりのトラム回転場が終点です。
下りのトラムが、回転場でぐるりと1周すると、上りのトラムになるシステムです。

トラムの終点(東の始発)の乗り場です。
犬が日陰でのんきに過ごす、のどかなトラムの駅です。

戻りの18番トラムを待っていると、ブルガリア人だと思われる親子が、こちらに向かってゆっくりと歩いて来ました。
ぼくと目が合うと、女の子が、「こんにちは」と恥ずかしそうに声をかけてきました。
ぼくは、女の子が日本語であいさつしてくれたので、驚いてしまいました。

日本語と英語と翻訳アプリのブルガリア語で会話が始まりました。
要約するとこうです。

父:「日本人らしき人が来たので、娘に日本語で声をかけさせました。娘には日本語を習わせています」
宮:「なぜ、日本語を?」
父:「ぼくも娘も日本が好きだから、将来何かの役に立つと思うから」
宮:「お嬢ちゃんは何才?」
娘:「5才」
宮:「日本人と話すのは初めて?」
娘:「そう、初めて」
宮:「ぼくたちは、61才だよ。お父さんよりだいぶ年上だよ。もし、将来、日本に来たら、いろいろな所に連れて行ってあげるよ」

こんな会話を交わし、名刺を渡しました。

予想もしなかった出来事に、ものすごく、ほのぼのとした気持ちになりました。
残念なのは、一緒に鶴を折れなかったことと、平和交流スケッチブックにメッセージをもらえなかったことです。
戻りのトラムの時間が気になっていたからです。

~18番トラムで戻ると、ホテル前に~

親子と交流したのは、下の地図の赤色線の上端です。
戻りの18番トラムで、ソフィアの街に戻ります。

やはり、18番トラムは、メインストリート「メリア・ルイザ通り」を通っていました。
ぼくたちは、トラム内で顔を見合わせて、
「ソフィアに来た初日は、大規模なデモがあったから、通行止めだったんじゃない?」
「その日だけ、通行止めだったのかもね」
「もしかして、デモのあの時間だけ、トラムが停まっていたんじゃない?」
「だから、あの青年は、トラムは通っていないと言ったんだな」
などと話をしていました。
ぼくたちは、なぞが解けて、ホッとした気持ちになりました。

トラムは、ぼくたちの宿泊するホテルのすぐ脇の停留所(上の写真の青色矢印)にも、ちゃんと停まりました。

「ということは、明日トラムでバスステーションに行った方が楽だよな」
ということになりました。
確かに、地下鉄は、ホテルから駅まで結構遠いことと、重い荷物を持って階段を上り下りしなければいけないことなどを考えると、絶対にトラムの方が便利です。

観光最終日になって、ようやくメインストリート「メリア・ルイザ通り」にトラムが通っていることに気付くなんて情けないことです。
しかし、プラスに考えれば、最終日でも気付いてよかったと思います。

ホテル周辺の拡大地図です。
赤色矢印がホテルです。
本当にすぐ近くに、トラム停留所があります。
その後、18番よりさらに便利な12番と1番のトラムを見つけ、ホテルからバスステーションまで最適な行き方をマスターしました。

これだけ、自由にトラムに乗り続けられるのは、このカードのお陰だと思います。
初日に5日間乗れるように購入した「ソフィア・交通カード」です。
一日ごとに見れば、元(もと)が取れない日もあったかもしれませんが、全体的には非常に得をしたと感じています。
明日も1回しか乗る機会がありませんが、わざわざ乗車券を買う場所を探す手間を考えると、面倒くささがなくていいと思います。

明日は、トラブルなく、スムーズにバスステーションに行けるはずです。

(第11話、終わりです)

(第12話:最終話「セルビア・ベオグラードへ出発!」です)

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