シリーズ16の3<セルビア・ベオグラード編>NO9

DAY10:2023年8月6日(月)その4
~セルビア最後の夕食~

セルビア最後の夕食になりました。
何を食べようか考えた時に、思い出されるのが、初日の「セルビアの箸(はし)文化」です。
一度くらいは、箸を使う店に入って、箸を使う様子を見てみたいという気がしました。
初日に「BAD・SUSHI」の店前まで行って、料金が高いのは分かっていたので、日本料理は、諦め、中華料理の店を探しました。

見つけたのは、↑この店です。
「中国餐館」という名前です。

ヨーロッパ系の人たちもたくさん入っていました。
このヨーロッパ系の(セルビア人だと思います)カップル?を何気ないふりをして、観察していましたが、しっかりと箸を使って器用に食べていました。
(写真の許可をもらう勇気がなかったので写真がなく残念ですが、、)
やはり、初日に出会ったセルビア人の言うことは間違いではなかったのだと思います。
ほとんどの人とは言いませんが、セルビア人は、かなりの割合で箸を使えそうだという気がしました。

お店のスタッフは、ほとんどがアジア系の人です。
顔つきや肌の色から推測すると、中国人というより、もう少し南の人が多いような気がしました。

メニューと値段が壁に大きく貼ってあるので、安心できるお店です。
もちろん全て、セルビア語ですが、漢字(中国語)でも書かれているので、大体の見当は付きます。

指を指して注文するだけなので、言葉が分からなくても大丈夫です。

四川料理や湖南料理などの山椒や唐辛子で激辛の料理は、ほとんどありません。
辛さや痺れ具合は、セルビア人に合わせているのだと思います。

壁の写真メニューを見ると、麺類もあるようです。
「牛肉麺:880din」と大きく書いてあります。
880ディナールということは、1100円くらいです。
ちなみに、牛肉麺の近くに、炒飯(チャーハン)も餃子も写っています。
炒飯は、580din(約760円)で、餃子は、880din(約1100円)です。
壁の写真の料理は、注文してから作る料理なので料金は高く設定しているのだと思います。
作り置きの料理は、写真の料理よりも低価格の設定です。
いずれも、日本料理店に比べれば、格段の安さです。

ぼくが頼んだ一皿です。
味の薄い炒飯(炒飯とライスの中間くらいの味)と厚揚げのあんかけです。
600円くらいだったと思います。
中華料理店に入ったのに日本料理っぽい物を頼んでしまいました。
どれも、あっさりしていておいしかったです。
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~どこでも使えない、2枚のセルビア札~


セルビア2日目に両替した話は、「ベオグラード編NO3」で紹介した通りですが、その時に渡された2枚のセルビア札がどこへ行っても使えないのです。
交通カードを買ったキヨスクでも、パン屋でも、中華レストランでも、なぜか、「これはダメ」と言われて、出す度に戻されるのです。
10ディナール札自体が使われていないのかと思いましたが、相棒のSくんの10ディナール札は使えました。
新しい10ディナール札は使えるのです。
ぼくのつかまされた古い10ディナール札は、どうやらどこでも使えないようです。
ぼくたちが行った両替商は、そのことを知っていて、外国人のぼくに手渡したのだとしたら、かなり悪質です。
こんなことをしているから、「セルビアディナールは取り扱わない」と諸外国に言われるのかもしれません。
~ベオグラードのスーパーマーケットへ~
中華レストランからホテルに戻る途中にスーパーマーケットがあったので、入ってみました。
ベオグラードでスーパーに入るのは、初めてです。

かなり多種多様な食料品が、店内に並んでいます。

特に多いのが、酒類です。

トルコで飲んだ「ツボルグビール」も大量にあります。
79.99ディナールなので、110円くらいです。
かなり安いです。

他にも、近隣各国のビールがたくさんあります。
ですが、冷蔵スペースは狭く、ほとんどのビールは、常温で売っています。

ワインも多種多様です。
500ディナール(約650円)から1100ディナール(約1400円)の価格帯のワインが多いようです。

セルビア産のワインもたくさんありました。

その店で買ったビールです。
もちろん、数少ない冷蔵スペースで手に入れた冷たいビールです。

そのスーパーでもこの2枚は、使うことができませんでした。
この2枚は、いつまで、ぼくにつきまとうのでしょうか?
これから、ホテルに戻って、荷物整理と荷造りです。
明日の朝は、5時にタクシーを予約したので、4時起きです。
7時50分ベオグラード発の飛行機に乗ります。
空港まで1時間弱かかるので、5時ホテル発で6時までには、空港に着く計画です。
朝、バタバタしないように荷造りは、完璧にしておきたいです。
(第9話、終わりです)
(第10話:最終話「タクシー乗っ取り?事件」「飛行機でセルビア脱出!」です)
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