シリーズ16の3<セルビア・ベオグラード編>NO7
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DAY10:2023年8月6日(月)その2
~トラムに乗ってカレメグダン公園へ~
ベオグラード観光の「初日」で「最終日」です。
ホテル近くの観光から始めて、これから、ベオグラード最大の観光地「カレメグダン公園」へ向かいます。

「聖マルコ教会」の前に7番トラムの乗り場があります。
そこから、毎度おなじみの「バスターミナル」に向かいます。(黄色線)
バスターミナルからは、2番トラムでカレメグダン公園へ向かいます。(赤色線)

2番トラムです。
非常にレトロなトラムです。

カレメグダン公園に近付いた時、女性の運転手が、トラムを停めて車両の外に出ていきました。
どこへ行くのか見ていると、線路の切り替えのために降りたのです。
金属の棒を利用して手動で線路を切り替えていました。
日本では、すでに見られなくなった光景に久しぶりに出会えて、感動です。

↑「カレメグダン公園」の説明です。
元々は、サバ川とドナウ川が合流する丘に築かれた要塞です。
だから、公園の中には、城壁や物見の塔などがあります。

上の地図からも分かる通り、北西から流れて来るドナウ川(緑色線)と南西からのサバ川(黄色線)が合流する突端の丘に要塞が築かれていました。
敵の水軍を防御する重要拠点だったという話です。

↑「カレメグダン公園」の拡大地図です。
要塞の周りには、城壁が張り巡らされています。
特に、ドナウ川側の防御に力を入れていたことが伺えます。

入場門にあったパンフレットです。
観光する順路が示されています。
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~カレメグダン公園で平和交流~

公園に入ると、要塞だったとは思えないほどのんびりした空間です。
入場無料なので、観光客ばかりでなく、市民の憩いの場ともなっています。
ベオグラード市民が、ベンチでおしゃべりしたり、ゆったりとチェスを楽しんだりする姿が、至る所で見られます。

チェスを見ていると、旅行ガイドをしているという女性に声をかけられました。
中国から来た留学中の大学生とその友達の観光案内をしていると言っていました。
ぼくが、平和交流の話をしたら
「私は仕事中だから、鶴だけね。代わりに、この2人を紹介します」
と言って、鶴を一緒に折ってくれました。

セルビア人のアニタさんです。
中国から来た同じ大学の留学生と一緒にベオグラード観光を楽しんでいるところです。
折り鶴もスケッチブックへの記載も両方、協力してくれました。

アニタさんの隣にいるのが、中国からの留学生の陳さんです。
陳さんも折り鶴、メッセージ共に協力してくれました。
ぼくは、上海で4年間、働いていたことを話すと、流暢(りゅうちょう)な中国語(あたり前ですが、)で話しかけてくれました。
ぼくは、たどたどしくしか返答できませんでしたが、久しぶりの中国語だったのか、うれしそうに笑ってくれました。

4人で記念撮影です。
昨日までセルビアやベオグラードに対して、かなり、よくない印象がありましたが、今日の観光で印象は爆上がりです。
~セルビア人って?~
「セルビア人って一体どんな特徴を持っているのかな?」
という興味が芽生えたので、少し調べてみました。


セルビア人についての記述の一部引用ですが、「そうだよな!」と納得できるところばかりです。
やはり、見知らぬ人にフレンドリーですね。
ぼくも、日本人のような妙な遠慮がなく、ごく自然に話しかけてくれる人が多いように思います。
レストランのスタッフ然り、ぼったくりのタクシー運転手然り、聖マルコ教会の白髭の男性然り、カレメグダン公園の観光ガイドの女性然り、、、国や国民を一括りにして、語るのはいかがなものかとも思いますが、確かに傾向としては当たっていると思います。

ついでに、上のような記述にも出会ったので、引用します。
確かに、女性労働者が普通に働いている姿が目立ちます。
トラムの運転手の女性が線路のポイントの切り替えをしていた話も当ブログで紹介しました。バスの運転手も半分くらいは女性です。
男女の役割分担の垣根が非常に低い国だと思います。
日本はまだまだ、役割分担や役割分業の意識が高いような気がします。
日本のジェンダー指数が低いのも頷(うなず)けますよね。

↑平和交流スケッチブックです。
セルビア人、アニタさんのページです。
この旅7人目の平和交流です。

↑平和交流スケッチブックです。
中国人の陳さんのページです。
この旅8人目の平和交流です。
セルビア・ベオグラードでは、5人目です。
(観光ガイドの女性を含めています)
それも、あまり苦労せずにです。
こちらから声をかけたのは最初のノルウェー人だけです。
あとは、向こうから声をかけてくれました。
昨日は、「なんて国だ!」と叫んでいたのに、今日は、セルビア株爆上がりです。

城壁の上からサバ川を眺める散歩中の一匹のワンちゃんです。
自分からひょいと城壁に上っていきました。
このワンちゃんもサバ川の絶景に見とれているのでしょうか。
残りわずかですが、「カレメグダン公園」などベオグラード観光を楽しみたいという気持ちがようやく高まってきました。
(第7話、終わりです)
(第8話:「カレメグダン公園観光」です)
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