シリーズ16の3<セルビア・ベオグラード編>NO6
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DAY10:2023年8月6日(月)その1
~観光「初日」が、観光「最終日」~
明日は、朝早く起きて飛行機でザグレブに飛びます。
だから、今日は、ベオグラード観光の「初日」なのに、「最終日」ということになります。

まずは、平和交流をしようと思い、ホテル(赤色矢印)の近くの広場に行きました。
広場の名前は、「ニコラ・パシッチ広場」です。(青色矢印)

広場の中心には、ニコラ・パシッチさんの銅像があります。
ニコラ・パシッチさんは、旧ユーゴスラビアの首相をつとめた後、セルビアの首相にも就任した政治家です。

噴水もあります。かなりの水量です。
今日の天気は、くもりです。
それほど暑くはありませんが、雲の様子を見ると雨の警戒は必要です。
よく見ると、タイルがおしゃれですね。
~一人目の平和交流~

広場のベンチには、ピンクのシャツの男性が座っていました。
観光客かもしれませんが、声をかけてみました。

やはり、観光客でした。
ノルウェーから来たサンさんです。
迷惑そうではなかったので、鶴を折ってもらい、メッセージをもらいました。
今日の滑り出しとしては上々です。

↑平和交流スケッチブックです。
この旅5人目の平和交流です。
~歴史博物館から国会議事堂、聖マルコ教会~

「ニコラ・パシッチ広場」の道路を挟んだ反対側には、「セルビア歴史博物館」があります。曲線美が特徴的な建物です。(緑色矢印)

「セルビア歴史博物館」の隣には、「最高裁判所」があります。(緑色矢印と黄色矢印の間)

「最高裁判所」の隣には、セルビアの「国会議事堂」があります。(黄色矢印)
さすが、国会議事堂です。
堂々たるたたずまいです。
1936年、旧ユーゴスラビアの国会議事堂として、この建物が建てられたという話です。
ベオグラードは、セルビアの首都ですが、旧ユーゴスラビアの首都でもありました。

国会議事堂の玄関前です。
彫塑や彫刻等の細部まで見ると、かなり手が込んでいるのが分かります。
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~聖マルコ教会で2人目の平和交流~

国会議事堂の広い敷地を通り過ぎると、「聖マルコ教会」があります。(黒色矢印)
世界各地に「聖マルコ教会」という名前の建物がありが、特に有名なのが、ベニスとザグレブ(次の訪問国)です。
セルビアにも聖マルコ教会があることは、初めて知りました。
この聖マルコ教会は、セルビア正教の教会です。
正教とは、キリスト教の教派の一つです。
ギリシャ正教が大もととなっていますが、東方正教会とも呼ばれています。
分かりやすく国名を冠につけて呼ぶ場合が多いと言われています。

レンガをイメージするお洒落な外壁が特徴的です。

黄金色の背景が特徴的なイコンです。
黄金色は豪華で荘厳な印象を与えます。

こんなにもたくさんの信者?観光客?がいるとは思いませんでした。
ろうそくの形をしたシャンデリアの中央には、礼拝台が置かれています。
その礼拝台の順番を待つ人々が、長い列を作っています。

礼拝台でお祈りをする女性です。

お祈りの最後には、皆、必ず、礼拝台に口づけをしています。

「日本人は、大好きな国民だ。だから声をかけた」
と、向こうから声をかけてくれた、アレキセイエフさんです。
アレキセイエフさん自身はセルビア人ですが、奥さんはロシア人だそうです。
平和交流活動の話をしたら、協力はしてくれましたが、
「妻がロシア人で、今、とても苦労している。ロシア人全てが、悪いわけではないのに、プーチンがウクライナ侵攻をしたせいで、世界中のロシア人が悪いと思われている」
と嘆いていました。
「世界中のロシア人が悪いわけではない」
確かにその通りです。
ぼく自身も、この言葉を聞いて、反省しました。
「偏見」には十分気を付けなければならないと思いました。
国や民族を一括(ひとくく)りにして、レッテルを貼ったり、決めつけをしたりすることは、厳(げん)に慎(つつし)まなければいけませんね。

↑平和交流スケッチブックです。
この旅6人目の平和交流です。
「聖マルコ教会」の後は、「カレメグダン公園」へ行く予定です。

この公園は、ベオグラード最大の観光地と言っても過言ではありません。
どんな景色が見られるか楽しみです。
(第7話:「カレメグダン公園へ」です)
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