シリーズ16の3<セルビア・ベオグラード編>NO1

今回から新しいシリーズに入ります。
シリーズ16の3<セルビア・ベオグラード編>です。
ベオグラードには、3泊しかしませんが、この旅を通して最も記憶に残っている国の一つです。
それがどんな意味なのか、ブログを読み進めていくと、徐々にお分かりいただけると思います。
日本人にはあまり馴染みのない国・セルビアという国が、どんな国なのか、知っていただく糸口になるかもしれません。

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DAY9:2023年8月4日(土)その2

~なぜか手間取る、セルビアの入国手続き~

ブルガリア・ソフィアから次の訪問地、セルビア・ベオグラードに向かっています。
ソフィアから1時間半くらいバスに乗った所に国境があります。
ブルガリアの出国手続きが終わり、次は、セルビアへの入国手続きです。

乗客は、全員、バスから降ろされましたが、なかなか、入国手続きが始まりません。
理由は分かりませんが、イミグレーションに入ることも、並ぶこともできない状態が、かなり続きました。
みんな退屈そうです。

ぼくも、かなり退屈でした。
(というより、眠そうですね)

乗客の一人が、バスの乗務員に
「トイレはないのか?」
と質問すると、乗務員は、
「国境にトイレはない!」
と、迷うことなく答えたので、本当にないのだと思いました。

そのうち、我慢できなくなった乗客たちが、一人二人と物陰に消えていき、さっぱりとした顔で戻ってくるではありませんか。
用事をたしてきたのですね。
ぼくたちが、用事をたしたかどうかは、ご想像にお任せします。

「入国審査の順番は来ない」
「やることもない」
「トイレもない」
「座れるような休憩場所もない」
くわえて
「34℃の猛暑での外待ち」
、、、乗客は苦痛ですね。
セルビアの最初の印象は最悪です。

45分くらい待ったでしょうか。
ようやく、ぼくたちのバスの乗客の順番が来ました。
並んでいる時、前の様子を見ると、時間がかかる理由が分かりました。
少しでも不審なパスポート保持者が現われると、その都度、係官がどこかへ消えるのです。
しばらくすると、何事もなかったかのように、再び、入国事務に戻ります。
その間、入国審査は滞(とどこお)るわけですから、時間がかかるに決まっています。
入国者の都合などはお構いなしです。

「お客様は神様」的なサービスに慣れている日本人には、なかなか馴染めません。
ブルガリアでも若干感じたことですが、旧共産圏の国々では、このような行政サービスや商行為の際「お上(おかみ)意識」が強いような気がします。
「おれたち、お上が、下々(しもじも)の者に、いろいろしてやっている」という妙な勘違いですよね。

入国者も文句を言っても仕方ないので、じっと黙って待っているだけです。
(何か文句を言って、逆に入国審査官にイチャモンを付けられるのは嫌だという気持ちもあるのでしょう)

ようやく、入国審査のスタンプがもらえました。
全員がバスに戻るのに2時間はかかったと思います。

~衝撃的!「燕の巣レストラン」~

ようやく、休憩場所でトイレ昼食タイムです。
遅れているので、20分しかもらえませんでした。

乗客は、足早にレストランやトイレに向かいます。

2軒ある左側の木造のレストランから盛んに、鳥らしき動物が飛び出してきます。
興味があったので、入ってみました。

店内には、何と、巨大な燕(ツバメ)の巣が、屋根のど真ん中にあるではありませんか。
店内は、食事も出すお店でありながら、鳥のフンだらけです。
写真の大量の白いものは鳥のフンです。

「世界は、広いなあ」と思いました。
日本ならおそらく(絶対?)、営業許可は下りないでしょうね。(笑)
ぼくたちは、ソフィアで買ったパンがあったので、食べ物を買う必要はありませんでしたが、他の乗客の何人かは、あまり気にすることなく、そのお店で食べ物を買っていました。
やはり、「世界は、広い」です。

~2時間遅れでベオグラード到着~

再び、バス旅が数時間続きます。
地平線まで農作物が植わっている景色が、延々と続きます。
寝たり、起きたりしているうちにベオグラードに着いたようです。

ベオグラードの中央バスターミナルです。
国境での時間ロスの影響もあり、15時到着予定が、17時到着です。
2時間も遅れてしまいました。
バスの運転手も乗務員も乗客も遅れたことに対して何か言う人は誰もいません。
時間の遅れなどは、大した問題では、ないのですね。
やはり、「世界は広い」です。

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~37℃の洗礼~

バスから降りてびっくり仰天です。
ベオグラードの気温は、何と37℃です。
緯度的には、かなり北上しているのに、気温は上がっています。
体温より気温が高いわけですから、バスから降りたとたん、ぐったりです。

計画では、バスターミナルに到着するのだから、ついでに、次の訪問地、クロアチア・ザグレブまでのバスチケットを買ったり、交通カードを買ったり、両替までしようと考えていました。
でも、到着時刻が遅くなったことや重い荷物を転がしながら、37℃の炎天下、慣れない場所を歩き回る気力と体力がなく、全て後回しにすることにしました。

バスから降りたぼくたちに声をかけてきたタクシーの運転手と値段交渉をして、タクシーでホテルに向かうことにしました。
15ユーロだったと思います。(2200円くらいです)
ちょっと高いとは思いましたが、冷房が効いていたことと英語が通じるということで妥協しました。
意地でもタクシーを使わなかったこの旅、9日目にして最初のタクシーです。
よほど、気温37℃が老体に響いたのだと思います。

ベオグラードの地図です。
バスターミナルが、青色矢印です。
ホテルが、赤色矢印です。
近いように見えますが、重い荷物を転がしながら、知らない道を歩くのはかなり厳しそうです。
トラムもホテル前までは通っていません。
タクシーは最善の選択だったと思います。

意外なことに、そのタクシーの運転手は、親切でした。
ぼくたちの泊るホテルは、あまり有名ではなかったので、なかなか見つかりません。
よく分からない中、粘り強く探し出し、玄関前まで連れて行ってくれました。
炎天下、ありがたいことです。

~初めての共同トイレと共同シャワールーム~

一人1泊2340円のホテルです。
日本なら、カプセルホテルも泊まれない値段ですね。

共同のトイレです。
この旅、初めての共同トイレです。
割と綺麗です。

共同のシャワールームです。
狭いですが、贅沢を言わなければ全然OKです。

もちろん、部屋は1部屋ですが、ちゃんとベッドは2つあります。(笑)
センスがいいとは思えない花柄の壁紙はかなり圧迫感があり気になりますが、明るく清潔な部屋です。
ソフィアの部屋から比べれば、かなり狭く感じますが、スーツケースを広げるスペースはあります。(笑)

部屋で、少し休憩をしてから、ホテルの近くで、夕飯のレストラン探しです。
おいしく安く食べられるお店を探すのはなかなか大変です。
でも、気温が下がってきているので、ふらブラするのは苦痛ではなくなっています。
ヨーロッパはどこでもそうでしたが、薄暮(はくぼ)から夜にかけて太陽が沈むと、気温が急激に下がってくるので過ごしやすくなります。
そのあたりは、日本の蒸し暑い夜とはかなり違います。

レストラン探しをしている時、日本とセルビアの関係で意外なことに気付きました。
「だから、旅はおもしろい!」と思った瞬間でした。
ヒントは、上の写真にあります。

(第1話、終わりです)

(第2話は、「箸(はし)文化が根付いている?ベオグラード」です)

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