シリーズ16の総<ヨーロッパD1振り返り総括編>NO3
今回の総括第3話は、「もう一度会いたいor心に残る人物」という観点で振り返りをしてみたいと思います。
<広告です>

ピースボートの資料請求はこちらから(無料)

DAY1~DAY29:2023年7月27日(木)~8月24日(木)その3

~<4>「この旅でもう一度会いたいor心に残る人物ベスト10」~
◆ベスト10:イスタンブル・ダイブ少年&ムール貝採りの老人
第10位は、言葉を交わしたわけではありませんが、イスタンブル・ボスポラス海峡で頭にこびりついて離れない人たちです。

イスタンブルでフェリーに乗り、アジアエリアからヨーロッパエリアに戻ってきた時に出会った人々です。(地図のガラタ橋北側のカラキョイ桟橋付近)
「旧市街」に戻ってきたつもりが、実は「新市街」に来ていたという摩訶不思議な出来事のせいもあったのか、非常に鮮烈に覚えています。

「サバサンド」を売る屋台船があるはずのところで出会った少年です。
いきなり海から上がってきて、びしょ濡れのまま、再び海に飛び込みました。
そのダイブのあまりの見事さに「商売気(しょうばいけ)」を感じてしまいましたが、見ていた周りの人々から金品をせびる様子もなく、それから何度もダイブを繰り返していました。
その無邪気な表情を見て、「商売気」を感じた自分自身を恥じたのをよく覚えています。

その少年から少し離れたところで、海に浸かっている数人の年配(ねんぱい)の男性を見かけました。
ぼくは、最初「こんな岸壁で海水浴かな?」と思いましたが、よく見るとムール貝を採るという「お仕事」だったのです。
お遊びではないことは、命綱(いのちづな)から十分伝わります。
イスタンブルの街の屋台で見かける「ムール貝の蒸し焼き」は、このような年配者の手作業で、、、と考えたら胸が締め付けられるような妙な感覚になったのを覚えています。
◆ベスト10:ソフィア・親身にホテルを探してくれた女性
また、10位がありますが、間違いではありません。
どうしてもランクインさせたいと思った人がもう一人いたからです。
それは、ソフィアでぼくたちを救ってくれた若い女性です。
訪問2か国目ブルガリア・ソフィアに入国した日の出来事でした。
ホテルのオーナーとの待ち合わせ時間に2時間以上遅れてしまい、その上さらにホテルが見つからないといった危機的な状況を救ってくれたのが彼女です。

そんな大恩人なのに、彼女の写真がありません。
ホテルの近くにいるのになかなか見つからない苛立(いらだ)ちや徒(いたずら)に時間ばかりが過ぎていく焦(あせ)りなどで、かなりテンパっていたことが理由だと思います。
ホテル周辺でぼくたちの力になってくれたブルガリア人が、たくさんいましたが、その一人一人を写真に撮るということまで気持ちの余裕がなかったのだと思います。
本当にブルガリア・ソフィアのみなさんは、超がつくほど、みんな親切でした。
唯一、邪険(じゃけん)にされたのが、警察官でしたが、、
最終的には、最後に力になってくれた彼女がホテルを見つけてくれて、オーナーとの電話連絡もしてくれて、待ち合わせ場所や時間も決めてくれたのです。
まさに救世主です。
◆ベスト10:プラハ・柴犬の散歩中の女性と柴犬
もう一人忘れられない女性と柴犬がいました。
10位が3人(3組)になってしまい、すいません。
プラハ・カレル橋で柴犬の散歩中の女性です。

今回の旅で初の柴犬との対面でした。
それも、ぼくが飼っていたコロンとよく似た柴犬です。
ぼくがびっくりしているのを見て女性の方から声をかけてくれました。
コロンのことやプラハの柴犬のことなど、異国で滅多にできない柴犬談義ができました。
もちろん、女性との話は面白かったし印象に残っています。
くわえて、チェコで生まれ変わったのかと勘違いしそうなくらいコロンによく似た柴犬に会えて、すごく嬉しかったです。
◆ベスト9:プラハ・警察官&規制線の外で拍手してくれた人々
第9位は、ぼくが置き忘れたリュックが怪しい物ではないと分かった後に、身元確認と説諭(せつゆ)をしてきたプラハの警察官です。
もう一度会いたいとは思いませんが(笑)、強く心に残っています。

街で出会う警察官よりも重装備なことからも、ぼくのしでかした事の「重大性」が分かります。
「もう一度会いたい」と言えば規制線の外にいた観光客とプラハ市民の皆さんです。
ぼくのせいで相当、迷惑をかけられたにもかかわらず、ぼくが頭を下げると笑顔で拍手をしてくれました。
その寛容さが忘れられなかったし、あの笑顔と拍手でどれだけぼくの心が癒(いや)されたか分かりません。
◆ベスト8:ベオグラード・ロシア人妻の悩みを吐露した白髭の男性
第8位は、セルビア・ベオグラードの「聖マルコ教会」で声をかけてくれた白髭(しろひげ)の男性・アレキセイエフさんです。
アレキセイエフさん自身はセルビア人ですが、奥さんはロシア人だそうです。

平和交流活動の話をしたら、協力はしてくれましたが、
「妻がロシア人で、とても苦労している。ロシア人全てが、悪いわけではないのに、プーチンがウクライナ侵攻をしたせいで、世界中のロシア人が悪いと思われている」
と嘆いていた言葉は忘れることができません。
ぼくはこの言葉を聞いて「偏見」には十分気を付けなければならないと改めて思いました。
国や民族を一括(ひとくく)りにして、レッテルを貼ったり、決めつけをしたりしてはいけないと教えてくれたありがたい人です。
◆ベスト7:ザグレブ・トラム運転手
第7位は、クロアチア・ザグレブでトラム旅を楽しんでいた時に出会ったトラム運転手・ボジダールさんです。

ボジダールさんは日本車が大好きで、日産インフィニテイに乗っていると言っていました。
日本車の素晴らしさを中心に、車談議に花が咲きました。

その後、ぼくとSくんは、別のトラムでさらに奥地まで出かけたので、ボジダールさんとは、さよならをしました。
しかし、奥地から帰って来て、ザグレブ市街に戻ろうとトラムを待っていたら、何と偶然にもまた、そのトラムの運転手がボジダールさんでした。
ぼくたちとボジダールさんとは、何か特別な「縁」があるようです。
そして、そのトラムの運転席に乗せてもらい、市街地まで運転手気分を味わせてもらうことができました。
ボジダールさんのおかげで貴重な体験ができました。
乗り物好きのぼくにとっては、極上の時間でした。
<広告です>

◆ベスト6:イスタンブル・ホテルのおかみさん
第6位は、イスタンブルで泊まったホテルのおかみさんです。
最初の訪問国トルコで観光最終日になっていました。
ぼくたちは、最終日になっても「平和交流活動」がまだ、誰ともできていない状況でした。
初の試みなのでなかなか、声をかける勇気が湧きませんでした。
そんな中、ぼくたちを救ってくれたのが「ホテルのおかみさん」です。
おかみさんは、毎日、ぼくたちに笑顔で接してくれました。
慣れない平和交流の皮切りとしては、最適な人でした。

やはりぼくたちの見込んだ通り、笑顔で協力してくれました。
スケッチブックにメッセージを書いている時、
「あきらと私は、同じ誕生日!」
ということを教えてくれました。
365分の1の確率だと思うと、単なる偶然とは思えません。
あの屈託のない笑顔にまた逢いたいです。
◆ベスト5:ソフィア・日本語で話しかけてくれた父娘
第5位は、ソフィアでトラム旅をしていた時に出会った親子です。
トラムの終点で戻りのトラムを待っている時、ブルガリア人だと思われる親子が、ぼくに話しかけてきてくれました。

5才の女の子の方が「こんにちは」と恥ずかしそうにぼくに声をかけてくれました。
正真正銘、日本語でした。
日本が好きなので、習っているとのことです。
ソフィアの郊外で日本語を聞けるとは予想だにしませんでした。
それも5才の女の子です。
ものすごく、ほのぼのとした気持ちになりました。
数年後、日本語がペラペラになったあの女の子に会って、日本語で語り合ってみたいと思います。
◆ベスト4:ベオグラード:カレメグダン公園の女性たち
先回の第2話でも紹介しましたが、セルビア・ベオグラードでは、カレメグダン公園を訪れるまでは、いい思い出はありませんでした。
バスチケットが買えない、ベオグラード・ザグレブ間の鉄道路線がなくなる、ぼったくりタクシーには遭遇する、、、何度も「なんて日だ!」と叫んだのを覚えています。

そんな時に、出会ったのが第4位の彼女たちです。
この公園を訪れチェスを観戦していたところに、声をかけてくれたのが、セルビア人の女性タニタさんです。
後で調べたところ、セルビア人は見知らぬ人に気軽に声をかける文化が根付いているようです。
その時も、何の不自然さもなかったので、ぼくたちは全く警戒することはありませんでした。
本当に極々(ごくごく)自然に会話が始まったのです。
今考えると不思議な感じがしますが、そこがセルビア人のいいところなのだと後で気付きました。
昨日までセルビアやベオグラードに対して、かなり、よくない印象がありましたが、彼女たちとのほんわかした交流でセルビア株は大沸騰(だいふっとう)です。

◆ベスト3:ブラチスラバ・観光案内に誘ってくれた智子さん
第3位は、スロバキア・ブラチスラバで「日本人の方ですね?」と、声をかけてくれた日本人・智子さんです。
久しぶりに聞く女性の日本語に思わずドキリとしました。
これまでの旅の行程や平和交流の話をしました。
日本人と話をすると、細かな部分まで理解してもらえて、とても気持ちが楽だったのを覚えています。

お互いに、久しぶりの日本語だったので、話が盛り上がり、
「もしよかったら、ブラチスラバを案内しますよ」
という嬉しい申し出をいただきました。
でも、ウィーンに行く予定になっていたので、泣く泣く申し出を断って、待っていたバスに乗りました。
(結局、その日はウィーンには行かず、ブラチスラバ観光をすることになってしまいましたが、、)
だから、申し出を辞退したことが今でも悔いが残っています。
現地に何年か住んでいる日本人に案内してもらえたら、ぼくたちでは行けなかったいろいろな場所に連れて行ってもらえたような気がします。
◆ベスト2:ウィーン&ブダペスト・ブラジル人の夫妻
第2位は、ウィーン市庁舎前で出会ったブラジル人のロミグさんです。
その時は、ぼくの質問の意味が分からず、どぎまぎした様子で決して打ち解けた感触はありませんでした。
でも、ロミグさんがブラジル人でお互いに言葉が通じていなかったことが分かると、お互いに何とかしようと工夫し合い、連帯感が生まれました。
そして、平和交流の話にも積極的に賛同してくれ、協力してくれました。

しかし、ロミグさんとの縁はそれで終わらなかったのです。
ぼくたちが、次の訪問国チェコ・プラハ城を観光していると、再び出会ったのです。
それも、今度は奥さんと同伴です。
4人は、この奇妙な縁(えにし)に驚き、会話が弾みました。
ロミグさんとは、今だにSNSで交流が続いています。
◆ベスト1:プラハ・自称ブルースリー
やはり、第1位はこの人です。
前日爆弾犯人に間違われ、次の日もずっと落ち込んだままのぼくを立ち直らせ、元気をくれた自称「ブルースリーさん」です。

最初、東洋人だから接触してきたのかと思いました。
(当ブログにもそう書いてあります)
でも、もしかして、浮かない表情のぼくを元気付けるために、ぼくに声をかけてくれたのかもしれません。
そして、カンフーの技のような組手をいろいろ仕掛けてきて、気持ちをほぐしてくれたのかもしれません。
彼は、ただ単なるブルースリーのファンではなく、哲学者としてのブルースーリーの本質をよく理解している人だったのかもしれません。
ブルースリーは、ご存知の通り、中国武術カンフーを極めた武術家であるとともに、ワシントン大学で哲学を学んだ哲学者でもあります。
哲学の思想をカンフーに取り入れたことでも有名です。
彼(ブルースリー)の哲学に
「水のように生きよ!水はどんな物にも形が変えられる」
という言葉があります。
また、落ち込んでいる友だちに口癖のように言った言葉が
「Be Water, My Friend(友よ、水になれ!)」
です。
自称ブルースリーさんも、もしかしたら、落ち込んでいるぼくを見つけて、
「くよくよするなよ!もっと水のように柔軟に生きろよ!」
「Be Water, My Friend」
と言って、励ましてくれていたのかもしれません。
今となっては、真実はよく分かりません。
でも、彼と会って、彼とじゃれ合いのようなカンフーの真似事(まねごと)をしたことで、ぼくは、急に元気になったことは事実です。
もしかしたら、ぼくは、もの凄い人に出会ったのかもしれません。
<広告です>



以上、「もう一度会いたいor心に残る人物」という観点での振り返りを終わります。
ベスト10と銘打ったにもかかわらず、絞り切れず、12人(12組)になってしまったことをお詫びします。
今回の旅の特徴として「たくさんの人と交流したこと」があげられます。
「平和交流活動」を企画したことが大きな要因だと思います。
旅は名所旧跡を訪れることも、もちろん楽しいですが、人との交流も非常に楽しいし有意義です。
世界のいろいろな国や立場の人とふれあうことを通して、たくさんの思わぬ情報や気付きが生まれます。
最初は、声をかけられず、どうなることかと心配しましたが、慣れてくると、徐々にハードルが下がってきました。
これからも機会あるごとに、チャレンジした方がいい企画だと感じました。
次回は、「刺激的」「親日的」「住んでみたい」という観点で振り返ってみたいと思います。
(シリーズ16の総:第3話、終わりです)
(次回は「最も刺激的だった都市ベスト3」「最も親日的・日本文化を感じた都市ベスト3」「最も住んでみたいと思った都市ベスト3」です)
<広告です>

<広告です>
ネット松陰塾の学習システムは、単元を細かくレベル分けし、
類題を多数収録しています。問題はレベル毎にランダムに出題される
ので、あやふやな記憶のままでは先へ進めません。小1〜中3までの
主要5教科が収録されているので、学年にとらわれずに学習できます。
学力の悩みだけでなく
・近くに塾がない
・塾に通わせたいけれど、送り迎えが難しい
・習い事や部活動で塾に通う時間がない
・お子様が不登校気味で、塾に通えるか不安
・国外在住だが日本の教育も受けさせたい
ぜひともネット松陰塾で学びましょう!
【ネット松陰塾】

<広告です>

<広告です>
海外旅行での通信手段をお探しの方向けにオススメのサービス「TRAVeSIM(トラベシム)」!
SIMカードの抜き差し不要、QRコードを読み込むだけで、海外データ通信環境が普段使いのスマホで利用できる優れもの!
お申込みから受け取りまでオンラインで完結するので、わざわざ最寄りの店舗に足を運ぶ必要もありません。
日本はもちろん、世界140の国と地域でご利用いただけます。
海外旅行・主張の通信手段として、ご利用してみてはいかがでしょうか?
▽▲▽▲▽ご提供プラン▽▲▽▲▽
【ASIAプラン】
SIMタイプ:eSIM
インターネット容量:6GB※超過後は低速で使い放題
利用可能期間:8日間(192時間)
対象国・地域数:30の国と地域
販売価格:1,980円
【GLOBALプラン】
SIMタイプ:eSIM
インターネット容量:6GB※超過後は低速で使い放題
利用可能期間:15日間(360時間)
対象国・地域数:140の国と地域
販売価格:3,980円
▽▲▽▲▽詳細はコチラ▲▽▲▽
世界140の国と地域で使える【TRAVeSIM】

<広告です>

<広告です>

<広告です>

<広告です>