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~ブラチスラバからウィーンへ~

8時26分発のウィーン行きの列車に乗るために7時半にホテルを出ました。

ブラチスラバ駅には、8時前に着きました。
朝早いせいか、駅前はそんなには混んでいません。

ウィーン行きは10番線です。

ブラチスラバ・ウィーン間は約60kmで1時間ちょっとの列車旅です。

ぼくらの乗る列車は既にホームに着いていました。

満席ではありませんが、適度に混んでいます。
やはり、ヨーロッパ系の乗客が多いようです。

列車に乗ると15分足らずでオーストリアとの国境です。
スロバキアもオーストリアもシェンゲン協定内の国家です。
パスポートチェックも検問も荷物チェックも何もありません。
くわえて、ここが国境であるという列車内放送も減速も看板もありません。
(もしかしたら、看板は見落としたのかもしれませんが、、)
国境を越えたということを知るのは、地図アプリしかありません。
島国・日本人には、国境というともっと感傷的なイメージがありますが、全くそんな大それたものを抱く暇(いとま)もありません。
まるで、新潟県から長野県に入るようなイメージです。

予定通り、9時30分にウィーン中央駅に着きました。

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~ウィーンの紹介~

恒例なので、少しだけウィーンの紹介をさせてください。

<ハプスブルグ家と芸術>
6世紀には、弱小貴族だったハプスブルク家は、富裕なユダヤ人の財産を没収したり、ユダヤ人の資本力や商業ネットワークを活用したりしながら徐々に巨大な財力を得ると同時に強大な権力も持つようになりました。
15世紀半ばには、ハプスブルク家が神聖ローマ帝国の皇位を世襲するまでに繫栄するようになりました。
その都として、ウィーンは発展していきました。
ハプスブルグ帝国は、巨大な富と権力を手に入れると、芸術面の発展に力を注ぎます。
ヨーロッパ各国から著名な音楽家や芸術家を呼び、ハプスブルグ家「お抱え」という立場で芸術の発展に力を注いだということです。
そのような背景によりウィーンは「芸術の都・ウィーン」「音楽の都・ウイーン」と呼ばれるようになっていきました。
<オスマン帝国から守ってくれた城壁とリンク>
繁栄を極めたハプスブルグ家ですが、16世紀のオスマン帝国の「ドナウ川西進」にはかなり悩まされたようです。
1529年の「第1次ウィーン包囲」では、オスマン帝国10万人の兵士にウィーンは囲まれ、陥落寸前となりました。
その時に、守ってくれたのが堅牢な城壁と冬の到来でした。
その時の教訓から城壁をより堅牢にしたことにより、今日の発展に結びついているということです。

16世紀頃のウィーンの城壁です(ウキペディアより)

しかし、時代の変遷とともに城壁の必要性がなくなり撤去をすることになりました。
しかし、城壁撤去をした後でも、ウィーン市民は「リンク」という名前で城壁の歴史的な重要性を記憶にとどめておく選択をしました。

城壁を撤去する際、
①城壁に沿って「リンク大通り」と呼ばれる環状通路を造った
②その通り沿いに国会議事堂やウィーン大学など主要な建物を建てた
③「リンク大通り」上に「ウィーン・リンクトラム」を走らせた

上の3点からも、ウィーン市民にとって現在でも「リンク」とは、城壁への感謝の気持ちが込められた特別な存在だということが伺えます。

紫色ラインが「リンク」です。

「リンク」の中央に位置しているのが「シュテンファン大聖堂」です。
半径1~1.5kmくらいの広さです。

<主要な観光遺産>

ウィーンには、ご存知「シェーンブルン宮殿」「シュテンファン大聖堂」「ウィーン国立歌劇場」などたくさんの観光遺産があります。
その一つ一つについては、訪問時に簡単に紹介したいと思います。

~ぼくたちのウィーン観光計画~

ぼくたちは、1日しかない「ウィーン観光」を有意義にするため、行きたい観光地をピックアップしました。
そして、地図上にアンダーラインを引き、能率的に回れるように頭をひねりました。

ウィーンの観光名所は「シェーンブルン宮殿」以外は、「リンク」内または、その周辺に集中しています。

「王宮」や「ウィーン大学」「国会議事堂」「市庁舎」「ペーター教会」など、一つ上の地図では、細かすぎて見にくい観光遺産もたくさんあります。

ウィーンの交通路線図です。
地下鉄やトラム、列車、私鉄など細かく走っています。
この路線図では見えませんが、これ以外にバス路線も充実しているようです。

<巡る観光施設と順番>
優先度や時間、交通機関などを考慮して、以下のような順番で巡ることにしました。
①シェーンブルン宮殿
②ウィーン国立歌劇場
③シュテンファン大聖堂
④ペーター教会
⑤王宮
⑥国会議事堂
⑦ウィーン市庁舎
⑧市政庁公園
⑨ボティーフ教会
⑩ベルベデーレ宮殿

以上10か所をピックアップしました。
かなり「欲張り感」はありますが、無理なら無理で仕方ありません。
2日間の予定を1日に短縮した「ウィーン観光」です。
限られた時間の中で、できるだけ観て回ろうという計画です。

さて、能率よく回ることはできるのでしょうか?

(第9話、終わりです)

(第10話:「世界遺産・シェーンブルン宮殿へ」です)

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