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~あるはずのバス路線が、、~

今日は、ウィーン観光に行く予定です。
昨晩、飲みながら決めました。

朝、8時半にホテルを出発しました。
ぼくの体調は、まだ若干のどの痛みはありますが、かなり元気になりました。

ホテルのちょうど目の前にバス停があります。(赤色矢印)
バス停があるということは、当然、バスが走っているということです。
バス停の時刻表を見ると、次のバスは8時45分です。
ナイスタイミングです。
今日は何かいいことがありそうな予感がします。

ぼくたちの待っているバス路線は、鉄道の線路に沿って走っています。(赤色線)
ブラチスラバ駅の裏側に出られるはずです。
駅とホテルを結ぶ最短のバス路線です。
このバス路線があるからこのホテルを選んだと言っても過言ではありません。

ところが、8時45分になってもバスが来ません。
遅れているのかなと思って、さらに待っていましたが、9時になっても来ません。
「おかしいな」と思い始めた頃、通りかかった老夫婦のうちの女性の方が、ぼくたちに声をかけてきました。
(スロバキアの人は、見知らぬ人に抵抗感なく声をかけてくれるようです)
スロバキア語だったので正確には分かりませんでしたが、身振り手振りと少しの英語とスマホの翻訳アプリなどを組み合わせて
「ここで待っていても、バスが来ない
ということと
「このバス路線は、最近なくなった
ということを理解することができました。
そして、
「バスで駅へ行きたいなら上へ行きなさい!」
と言って、ホテル脇の坂道の上の方を指さしたのです。

今日はいい日になりそうだと思ったのは、ただの勘違いでした。
完全に裏切られました。
あったはずのバス路線がなくなっていたのです。

このバス路線があるからこのホテルを選んだのに、、(泣)
それが最近なくなったなんて、、(悲)
バス停がなくなったら、時刻表、なぜある?すぐ撤去してよ!(怒)

悲しがっていても仕方ありません。
ぼくたちは、言われるままに、地図の黄色矢印を目指して坂道を上り始めました。
でも、黄色矢印のバス停は、昨日スーパーマーケットに行くときに乗ったバス停です。
駅から、遠ざかる方向です。

だから、バス停1つ分だけ乗り、次のバス停で下り、正面にある下りのバス停前で駅行きのバスを待ちました。

ぼくたちが、今いる地点は、赤色矢印の地点です。

~期せずして平和交流~

ぼくたちが、バス停で待っていると、近くから
「日本人の方ですね?」
と、声をかけられました。
久しぶりに聞く女性の日本語につられて顔を上げると、いかにも上品な女性が笑顔で立っていました。
「ご旅行ですね?ブラチスラバで日本人の方に出会うのは珍しいです」
「ぼくたちも久しぶりに日本の方に会えてうれしいです」
などと会話が始まりました。
お互いに自己紹介をしたり、これまでの旅の行程を話したりしました。
もちろん、平和交流の話もしました。
日本人と話をすると、細かな部分まで理解してもらえて、とても気持ちが楽です。
趣旨に賛同してもらい、メッセージをもらうことができました。

~どうする?観光案内のお誘い~

お互いに、久しぶりの日本語だったのか、話が盛り上がり、
「もしよかったら、ブラチスラバを案内しますよ」
というぼくたちには、願ってもない申し出をいただきました。

「今、電話で友だちを呼ぶので、4人でブラチスラバ観光をしましょう!」
という話になりました。
ぼくたちは、正直迷いました。
ウィーンに行く予定がなければ、せっかくのお誘いなので迷うことなく、観光案内をしてもらいたいところです。
でも、昨晩あれだけ話し合って決めた計画を初日からそれも朝から変更するのは、どうなんだろう?という気持ちもあります。

そうこうしているうちに、駅行きのバスが来てしまいました。
ぼくたちは、後ろ髪を引かれたまま、バスに乗ってしまいました。
名刺を渡してあったので
「またあとで、連絡してください。
予定通り、今日明日はウィーンに行きます。
明後日はブラチスラバ観光の予定です」
と、早口に言って、お別れをしました。

智子さん、素敵なメッセージ、ありがとうございます。

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~ウィーンへ行くはずが、、~

ブラチスラバ駅に着きました。
これから、交通カード売り場で72h券を買う予定です。

ぼくたちは、ブラチスラバ・ウィーン間の列車料金がこのカードでペイできるものと信じて疑うことはなかったですが、念のため、係員に聞いてみました。

これには、
「もちろん」
の返事がありました。

当然、「YES」という返事が返ってくるものと思っていました。
ところが、
「NO」
と、返ってきた時には、思わず
「えーえ!」
と、叫んでしまいました。
英語でもスロバキア語の翻訳アプリでも、しつこく何度も聞いてみましたが、返事は変わりません。
「前は使えたが、今は使えなくなった」
と繰り返します。

ぼくたちは、さらにしつこく、翻訳アプリで上のようなことを聞いてみました。
対応している職員の女性は、
「あなた方、結構、粘り強いね」
という感じの半分笑顔で
「ウィーン往復が使えるカードは全てなくなりました。
列車もバスも使えません」
との回答です。
ぼくたちは、がっかり意気消沈(いきしょうちん)です。

ブラチスラバ交通カードを買うメリットは、ブラチスラバ・ウィーン間の列車で使えるということです。
ブラチスラバ・ウィーン間1往復するだけで、元(もと)が取れます。
さらに、2往復すれば、元は十分過ぎるくらい取れます。
それが全く使えないとなると、今までの話し合いは、意味がなくなってしまいます。

ぼくたちは、またまた、話し合いです。

料金の安い普通列車の料金も調べました。
でも片道12ユーロなので、往復2回すると7400円かかります。
こんなに2都市間の移動に料金がかかると、ブラチスラバに宿をとった意味がなくなります。

さて、ウィーン観光をどうする?
ブラチスラバ観光のお誘いを断ってまでも、ウィーン行きを選んだのに、、

せこいようですが、「節約旅」のぼくたちには、かなり悩ましい問題です。

お互いにウィーンに行ったことがあるだけになおさらです。
ウィーンの素晴らしさは知っているし、でも、行ったことはあるし、、

(第4話、終わりです)

(第5話:「ウィーン行き延期!?」です)

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