シリーズ17<「トラブル続出!恐山の旅」>NO9
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DAY3:2023年10月8日(日)その1
~テントサイトの朝~
昨夜の大間岬は、強風の中、小雨も降ったようで、テントがかなり濡れています。
今日は、幸い朝から晴天です。
テントやアウトドアベッド、寝袋、椅子などを天日で乾かすことにしました。

短時間でも直射日光を当てることで乾きが全然違います。

乾かしている間に昨日スーパーマーケットで買った朝飯を食べました。
地元産の海産物で作ったお弁当「海のアゲ弁」です。
珍しさもありますが、「津軽海峡でとれた魚」などと書いてあると、何だかおいしさが増します。

キッチン小屋です。
昨日は、暗がりと強風の中でテント立てをしていたので、テントサイトをよく見ていませんでした。
晴天の爽やかな朝を利用して、施設の見学をしました。

キッチン小屋では、火や水を使うことができ、いろいろな調理ができそうです。
無料なのに素晴らしい施設だということが分かりました。
大雨や強風などの時の避難スペースにもなりそうです。
改めて、大間町の配慮には、頭が下がります。

徐々にテント類が乾いてきました。

駐車スペースを見ると、宿泊者以外の来客者が増えているようです。
やはり、本州最北端の地は、かなりの観光地のようです。

テントサイトの脇のスペースに目をやると、朝から一生懸命、作業をしている人がいます。

近付いてよく見ると、昆布を天日(てんぴ)干ししています。
どうやら天日干し専用スペースのようで、小石が敷き詰められています。
今日は、朝から晴天なので、絶好の「昆布干し日和(びより)」なのでしょうね。
こんなふうに手作業で昆布が乾燥されているのですね。
観光客向けではない現地の皆さんの実際の生活の一端が見られて、何だか得をした気分です。
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~大間岬観光へ~
テント撤収作業の後は、大間岬の観光です。

朝早くから、たくさんのお店が既に、オープンしています。
タコ足の干し物や「タコのくちばし」など、新潟県では、あまり馴染みのない物が売られています。
タコには、当然、「くちばし」という物はありませんが、鳥のくちばしに似ていることから、タコの口の部分をそう呼ぶのだそうです。
ちなみに、「たことんび」と呼ぶこともあるそうです。
口なので当然、1匹のタコから1つしかとれません。
希少な珍味として重宝されているそうです。

この店は、洗濯バサミを上手に使って、タコ足を干しています。
手作りと思われるお猪口(おちょこ)や徳利(とっくり)などの陶器も売っています。

タコがたくさんとれたのか、どの店にもタコ足があります。

店頭で値段が分かる店はありがたいですね。

食堂やお土産物屋さんが集まっているエリアを過ぎると、目の前に海が見えます。

「本州最北端の地」です。

モニュメントの向こうには、薄っすらと「弁天島」と灯台が見えます。

巨大なマグロのモニュメントも発見しました。
一本釣りをイメージしているのでしょうか?
とても力強い「腕」です。
できれば、実際に釣り竿を握っていると一層迫力があると思うのは、ぼくだけでしょうか?

弁天島の向こうには、北海道もしっかりと見ることができます。
函館市にある亀田半島だと思います。

海岸の石になぜか、円形の「くぼみ」があります。
一つや二つではなく、かなりの数の石に「くぼみ」があります。
なぜ、このような「くぼみ」があるのか、調べてみましたが、未だ謎のままです。
どなたか説明してくださる方がいたら、ぜひ教えてください。
ちなみに、ぼくたちは、「ペン立てになるぞ」とか言って、いくつかの石を持ち帰りました。

Oくんが何やらゴソゴソやっているようです。
よく見ると、「マグロくじ」です。

4等が出て喜んでいます。

でも、みんながもらえる4等景品だと知って、すこし、むっとしています。

マグロ丼を食べている観光客のご夫婦です。
なかなか、おいしそうですが、ぼくたちは、すでに、朝食を食べているので、見るだけです。
本州最北端にいるので、帰り道が気になります。
なるべく早めに観光を終えて、帰路につこうと思います。
この時点では、まだ、車の調子は、悪くありません。
(第9話、終わりです)
(第10話:「車の調子が、、」です)
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