明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末に高齢の母親が体調不良で緊急搬送されたり、体調が回復しつつある最中(さなか)コロナに感染したり、自分自身、能登半島地震の影響で避難をしたりするなど、慌ただしい年末年始を過ごさざるをえず、ブログのアップが延び延びになってしまったことをお詫びいたします。
今日からまた、1日おきのペースでアップをする予定なので、引き続きのご拝読をお願いいたします。

なお、能登半島地震で被害に遭われた皆さんへ心よりお見舞いを申し上げ、一日も早い回復を心よりお祈りします。

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~恐山到着!~

恐山に近付き、「恐山冷水(ひやみず)」を飲んだり、「三途(さんず)の川」で「あの世」について考えたりしました。
いよいよ、恐山の本領「恐山菩提寺」内に入ります。

駐車場の向こうに見えるのが、「恐山菩提寺」の入口です。

入口の左側に目を向けると、かなり大きな6体のお地蔵さんが並んでいるのが見えます。

~お地蔵さんが6つの理由~

おもしろそうなので、歩いて行ってみると、6体とも両手の所作(しょさ)や持ち物が違います。
説明文を読むと、6尊(お地蔵様の正式な数え方は「尊(そん)」なのだそうです)は、「六地蔵」と呼ばれていて、人間の死後の行き先ごとに救ってくださる、ありがたい地蔵菩薩(ぼさつ)なのだそうです。

ちなみに、仏教では、人間の死後の行き先は、

①地獄:火や熱、水など様々な責め苦を受ける世界
②餓鬼(がき)
:飢えているのに、喉が狭いため飲食物が喉を通らない世界
③畜生(ちくしょう)
:地面に這いつくばる生物に生まれ変わる世界
④修羅(しゅら)
:醜い争いや闘いが果てしなく続く世界
⑤人間
:人が住んでいる世界
⑥天
:六道において最上層の世界。極楽

六道(りくどう)に分かれるとされています。

六地蔵は、それら六道におけるそれぞれの苦しみを救ってくれる存在なのだそうです。
一尊一尊、役割が違うので、持ち物や所作が違うのだそうです。

~「来迎(らいごう)の像」~

六地蔵から入口に向かう途中には「来迎(らいごう)の像」と書かれた石像が立っていました。
恐山への歓迎の意味で立っているのかと思いましたが、どうやら違うようです。
「来迎」とは、人間が死んだあと、死者の所に迎えに来て、極楽浄土へ導き、引きとることなのだそうです。
要するにこのお坊さんは、極楽へ連れて行ってくれるとてもありがたい使者なのだそうです。

30年前に来た時とは違い、菩提寺に入る前に既に、たくさん学習を積んでいます。

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~恐山入山!~

入場料500円を払った後、もらったパンフレットの表紙です。

よく読むと、「入場料」ではなく、「入山料」ですね。
それから、10月が終わると、入れなくなるのですね。
11月の紅葉とセットで来るなどというわけにはいかないようです。

よく読むと、恐山の中には、「地獄」も「極楽」もあるのですね。
前回来た時には、全然そんな意識はありませんでした。

パンフレット裏面には、行くべき27の場所とその名称や写真が載っています。
ぼくが、「入口」と表現していた所は、「総門」という名前だということも分かります。

上の地図の部分を拡大したものです。
こちらの方が見やすいですね。

恐山「入山券」です。
パンフレットにも、入山券にも明記されていませんが、この入山券があると、恐山内にある温泉に入り放題だということです。
500円で、入山もできるし、温泉も入れるというお得感のある入山券です。

旅サイトを読むと、恐山内には、「冷抜の湯」「古滝の湯」「薬師の湯」「花染の湯」の4つの天然温泉があり、入山券があるとその4つに入り放題なのだそうです。
ぼくたちは、恐山を回り終わって、汗をかいた後、4つとも入ろうという計画です。
だから、車から降りた時には、温泉セットは、忘れないように互いに声を掛け合いました。

500円で観光ばかりでなく、4つも天然温泉が入れるなんて、コスパ抜群の観光地です。
こんな「けち臭い」ことを言っていると「餓鬼界」に行かされそうですね。(笑)

「総門」をくぐると、山内で最も高い建物「山門」が見えます。
いよいよ、恐山の本格的な観光が始まります。

(第4話、終わりです)

(第5話:「置石と風車、30年前の記憶です)

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宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

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