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~恐山を目指して~

深夜3時頃、力尽きて、「道の駅:にしね」で車中泊をしました。

みんな若干の寝不足ですが、朝8時前には、出発することができました。
西側には、くっきりと「岩手山」が見えます。
天気的には、恵まれました。

赤色シェイプが、宿泊地です。

青森市経由ではなく、八戸市経由を選びました。
少しでも、都市の規模が小さい方が、渋滞に巻き込まれないと考えたからです。

下北半島に入ると、北海道のような、ただただまっすぐな道路が増えてきました。

青森は、風力発電量が日本一だけあって、風力発電用風車が至る所に見られます。

北海道の南端と同じくらいの緯度に来ているので、新潟県よりもかなり肌寒いです。

むつ市街地からは、かなりの山道に入ります。

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~恐山冷水へ~

「恐山冷水」に着きました。
恐山に行く途中の山道に湧く清水です。
3人が、ぜひ行きたかった一つです。
「不老水」と言われていて、古くから、人々に親しまれてきた清水のようです。

30年前に恐山に来た時には、訪れた記憶はありません。
「水なんか飲めれば、どこでも同じだろ」くらいに考えていたのかもしれません。

この「恐山冷水」は、
「1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで、若返る」
と言われている湧き水だそうです。
「死ぬまで若返る」という表現が、若干、意味不明で怪しげですが、まあ、それほど、効能があるということでしょうね。

冷水は「れいすい」と発音するのかと思っていましたが、いろいろ調べてみると「ひやみず」と読むのだそうです。
何か「年寄りのひやみず」みたいにマイナスのイメージが強いですが、「ひやみず」は、清冽な濁りのない水のことでプラスの言葉だそうです。
ぼくたちは、この旅でも、「年寄りのひやみず」と言われないように、年齢にふさわしくない行動をとらないように気を付けたいと思います。

水が3筋流れていたので、京都清水寺の「学業・恋愛・延命」ように「ご利益が決まっているのかなあ?」と、いろいろ調べましたが、どこにも、書いてありません。
ただただ、3筋流れているだけのようです。

ぼくは、もちろん、3筋の水を全て飲み、2Lのペットボトルに、なみなみと頂戴してきました。
もちろん、大変、美味しかったです。
3杯以上は飲んだので、「死ぬまで若返る」ことは間違いありません。(笑)

~三途の川へ~

「恐山冷水」から10分ほど車を走らせると、上の地図の「三途(さんず)の川」と書かれている所に来ました。

車の前方にうっすら見えるのは、「宇曾利(うそり)山湖」です。
地図では、「宇曾利山湖」になっていますが、恐山のパンフレットなどには「宇曾利湖」となっています。
呼び方は、どちらでもいいようです。

ここまで来れば、「恐山菩提寺」はすぐそこです。
しばらく、休憩も兼ねて、「三途の川」の観光?をしようと思います。

「三途の川」は、川幅3mくらいの小さな川です。
「三途の川」は、もちろん仏教用語なので、地図上というか、正式な名称は「正津川」というのだそうです。
「三途の川」には、古ぼけた木製の赤い橋がかかっていました。

この橋の名前は、「太鼓橋」ということが、この看板から分かります。
「三途の川」に架かるこの「太鼓橋」は、老朽化により現在、通行不可のようです。
現在、新しい石の橋に建て替えるために寄付金を募っていることが、看板から読み取れます。

「三途の川」の「宇曾利(うそり)山湖」側の様子です。
「三途の川」は、宇曾利山湖に流れ込んでいるのかと思いましたが、そうではありません。
宇曾利山湖から水が流れ出ています。
こちら側だけ見ると、流れがゆるやかだし、水かさも浅いので、容易に「三途の川」は、渡れてしまいそうです。

「三途の川」の山側の様子です。
こちらは、流れが急で、深さもかなりあるので、なかなか渡れそうもありません。

ご存じの通り「三途の川」は、現世と「あの世」を隔てている境目にある川です。
死後7日目に渡るとされる川で、流れの速さが違う瀬が3通りあるのだそうです。
現世での業の深さにより、渡る場所が決められるのだそうです。

恐山では、現世での行いが良かった人が「太鼓橋」を渡れるのでしょうか?
そして、行いの悪かった人が、山側の流れの急な瀬を渡るのでしょうか?
でも、よくよく考えてみると、簡単に渡れない方が、いいような気がしませんか?
もしかして、「渡れなくて、現世に戻してくれる可能性があるのでは?」なんて不届きなことをことを考えるのは、ぼくだけでしょうか?

「三途の川」のほとりにもう一つ目立つ建造物がありました。
向かって左側の女性が「奪衣婆(だつえば)」、右側の男性が「懸衣翁(けんねおう)」です。

説明文を拡大しました。
柳の枝の垂れ具合ごときで生前の悪業を推し量ることには「絶対反対!」です。(笑)

死者の身ぐるみをはがす「奪衣婆(だつえば)」です。

死者の身ぐるみを柳の木に懸ける「懸衣翁(けんねおう)」です。

いよいよ「恐山菩提寺」に到着しました。
30年ぶりに来ましたが、記憶はまだまだ、蘇(よみがえ)ってきません。

(第3話、終わりです)

(第4話:「いよいよ、恐山入山!です)

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宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

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