シリーズ20の4「なんちゃって世界一周!」
◇アメリカ・ロスアンゼルス編:NO4(最終話)◇
DAY21:2024年11月18日(月)その4
~ハリウッドから地下鉄でホテルへ~
ロスでこの旅最後の観光をしています。
「ドジャースタジアム」も「ハリウッドサイン」も発見できず情けない気持ちですが、ハリウッドの街を歩いているうちに楽しくなってきました。
しかし、暗くなると、地下鉄内の治安が心配なので、そろそろ、ホテルに戻ることにします。

「ハリウッドハイランド駅」からレッドラインで「メトロセンター駅」に出ます。
「メトロセンター駅」からブルーラインで「ウイローブルック駅」まで行き、そこからグリーンラインに乗り換え「ロングビーチ駅」で下車します。

ロスの地下鉄の乗り方は、タップカードさえあれば、至って簡単です。
ぼくは、タップカードは「AVIATION/LAX駅」で購入済みだったので、あとは自販機で料金を投入するだけです。

料金を払った後、タップカードを機械に当てればそれで、乗車可能です。
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~地下鉄料金の闇?~
ロスの地下鉄料金の特徴を少し紹介します。

ぼくは、シニア(62才以上)なので、35セント(約60円)か75セント(120円)です。
普通の時間は35セントで、混雑時が75セントです。
通常料金の8割引きです。
混雑時でも6割引きです。
かなり優遇されています。
ぼくは、ずっと35セントで乗ってきましたが、帰りは75セントでした。
1回分の料金です。
日本のように乗る距離によって細かく料金が設定されているわけではありません。
1回料金を払うと、2時間有効なので途中下車しても時間内ならばもう一度、料金を払う必要はありません。
物価格差などを考えると、日本よりも相当安い料金設定だと思います。
シニア料金の件で驚いたことがあります。
誰でも自販機でシニアのボタンを押すとシニア料金で乗れてしまいます。
最初、自販機でどうやってシニアが判別できるのか不思議でしたが、どうやら、何も判別していないようです。
ヨーロッパでは、シニア料金を申請する場合、必ず、有人の窓口に回され、パスポートの提示を求められます。
かなり厳格にチェックを受けます。
(それが当然ですが)
ロスでは、そんな煩瑣(はんさ)な手続きは全く必要ありません。
自分がシニアだと思えば、シニアです。
シニアボタンさえ押せばシニア料金で乗れます。
おそらく、障碍(しょうがい)者もメディケア(医療補助対象)者も同じだと思います。
確認や取り締まりは、このシステムでは無理だと思います。
ある意味、放置されているのだと思います。
逆に考えると、通常料金で乗る人は良心的な人かもしれません。
この辺にも低所得層が地下鉄を好む理由がありそうです。
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~地下鉄内、恐怖と不気味さを体験!~

ロスの中心部から、ホテルに近付くにつれて、地下鉄内には怪しい人が増えてきました。
この後、この旅最後にして、最強の不気味さを味わうことになります。
以下の写真は、実際に出会った人ではありません。
TBSの報道番組でアメリカのドラッグの特集をしていた時の写真です。
地下鉄内で写真を撮るほど、ぼくには勇気がありませんでした。

「治安の悪いエリア」と書かれたエリアに入ったあたりだと思います。
いかにも怪しい人たちが徐々に増えてきました。

怪しい人の特徴として(もちろん例外もありますが、、)
・猫背(ねこぜ)でうつむき気味
・全くしゃべらず、笑わず、表情の変化がない
・目線が定まらず、目が虚(うつ)ろ
・すり足でゆっくり歩く
・パーカのフードを車内でも深々と被(かぶ)っている
・2人掛けの座席を一人で腰かけている
・時々「ドゥハ」「ウ、ウ、ウ」などという意味不明な言葉?呻(うめ)き声?を発する
などが挙げられます。

ハリウッドでかなり歩き回ったので、ぼくは疲れた状態でメトロの座席に座っていました。
うつらうつらとしてしまいました。
しばらくすると、左後頭部あたりに気配を感じて、目を覚ましました。
斜め後ろの人が、ぼくの座席の背もたれに覆(おお)いかぶさっているのです。
ドキ!として、意識がはっきりとしました。
ゆっくりと斜め後ろを見ると、怪しい人の特徴を全て兼ね備えた人がいるではありませんか。
心臓がドキドキ鳴るのが分かりました。
刃物を突き付けられているとか危害を加えようとしているとかそんな危険な状況ではありませんが、このままではいけないと思ったことは確かです。

ぼくは、予め、上のような記事に目を通していたので、次の駅で降りました。
世界のいろいろな都市で地下鉄に乗りましたが、こんな思いをしたことは初めてです。
怖いというより、言いようのない不気味さに耐えられませんでした。
降りた駅で次のメトロを待ちました。
次のメトロが入ってきました。
怪しい人がいる車両は避けようと様々な車両を凝視(ぎょうし)しましたが、怪しい人は各車両必ず何人も乗っています。
この時間、このエリアで地下鉄に乗るのなら避けては通れないのだと覚悟しました。
今度は、
・絶対に座らない(もちろん絶対に眠らない)
・背中側に絶対に人を立たせない
・人混みに入らない
・何かあった時のために避難できるスペースを常に確保しておく
などを念頭に置きながら乗りました。
緊張感は、半端なかったです。

写真のテロップにもあるように、今、アメリカ全土で「ゾンビドラッグ」と言われている「合成麻薬」におかされている人が急増しているとのことです。
確かに、ロスの地下鉄内にいた怪しい人と特徴が似ています。
全員がそうだとは思えませんが、何割かは「ゾンビ」におかされている人たちなのだと思います。
大谷選手などの活躍で、華やかな面ばかり報道されるロスですが、地下鉄内で見たこのような光景もまた真のロスなのだと思いました。
~スーパーで買い物~

恐怖の体験を乗り越え、ホテルに辿り着きました。
これから買い物に行こうと思います。
ぼくのホテルの近くには飲食店やスーパーマーケットがあります。
明日乗る飛行機は、LCCで水さえも提供されないZipairです。
そんな状況の中、12時間も飛行機に乗ることになります。
3食分以上は、準備して乗った方がよさそうです。
ホテルから歩いて2分のスーパーマーケットで機内に持ち込める食料品を調達(ちょうたつ)しました。

スーパーに着いた時には暗かったので写真は撮りませんでした。
上の写真は、グーグルマップからいただいたものです。

大量のパンが売られています。

日持ちするものといえば、やはりパンですよね。

パンにつけるジャムやバターなども探しました。

手持ちの果物(くだもの)なら機内に持ち込めそうなのでリンゴなど食べやすいものも買いました。

やはり、最後の晩餐のためにビールは欠かせません。
メキシコ系のスーパーですが、安くて品揃えが豊富なお店がこんな近くにあって良かったです。
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DAY22・23:2024年11月19日(火)・20日(水)
~ホテルから空港へ~
朝になりました。
せっかく浴槽があるので、寝る前と起きてからの2度も風呂に入りました。
ベトナム・ホーチミン以来の久しぶりのお風呂でした。
お風呂はやはり気持ちいいですね。
これからの計画です。
0600:ホテル発(地下鉄⇒バス⇒空港)
0630:空港到着(ターミナルB)
0930:LA国際空港発
(日付が19日から20日替わって)
1425:成田国際空港着

ホテルのフロントでは、鍵を返すだけなので気持ちが楽です。
デポジットの返金制度じゃなくて本当によかったです。

「ロングビーチ駅」に到着しましたが、まだ辺りは真っ暗です。

暗い中、地下鉄に乗るのは少し抵抗がありましたが、早朝は、空港関係者が多く、不気味さは全く感じなかったです。
むしろ、一番紳士淑女的な人が多い時間のように感じました。

「Aviation駅」に着きました。
だいぶ明るくなってきました。

東側に目を向けると、綺麗な朝焼けが見られます。

駅の下に行くためにエレベーターを開けると、若い女性が寝袋に包まって立ち膝の格好で寝ていました。
昨日出会った怪しい人のような様相ではありません。
寒さをしのぐための苦肉の策ですね。
エレベーター内で1泊したのですね。
彼女を起こさないようにエレベーター内には静かにスーツケースを入れました。
滅多に出会える光景ではないので写真を撮りたかったですが、刺激をしない方がいいと思い撮りませんでした。
写真がないのがとても残念です。

シャトルバスに乗り換えて空港へ向かいます。

LAXの国際便は、ほとんどが「トム・ブラッドレー・ターミナル」と呼ばれている「ターミナルB」から発着します。
巨大な空港の割には、ターミナルで迷うことがないことは、とてもいいことだと思います。

<飛行機情報(LA→成田)>
・航空会社(便名):ZIPAIR航空(ZG023)
・クラス:エコノミー、機内食なし
・値段:51770円(LCC)
・手荷物:身の回り品1個、機内持込1個(5kg以内)、受託手荷物30kg以内
・飛行時間:11h55m
・時計の進む時間:1日と4h55m(28h55m)
約12時間飛行機に乗りますが、時計は約29時間も進みます。

3・3・3の大型機です。
シート間はそれほど狭苦しくはありません。
(広くはないですが、、)

機内販売は、事前にネットで予約しておくか、機内で二次元コードでの予約のみです。
ぼくは、大量の食べ物を持参したので、頼む必要はありませんでした。
寝たり、食べたり、音楽を聞いたり、ビデオを見たりしながら12時間を過ごしました。
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~ふるさと上越へ~
<成田空港後の予定>
1659:京成スカイライナー成田空港駅発
1743:京成上野駅着
1810:上野駅発(はくたか573号)
2012:上越妙高駅着
2027:上越妙高発(おかえり上越1号)
2043:直江津駅着
こんな感じでふるさと上越に戻ります。

日本に着いて一番に食べた天玉そばです。
出汁(だし)を味わいたかったからです。
「THE・日本の味」の代表ですよね。
涙が出るほどおいしかったです。

この旅最後の写真としてはいささか、情けないですが、新幹線を下りた「上越妙高駅」のぼくです。
これから乗る在来線を屋外のホームで待っているところです。
南国ばかりを巡ってきたので、新潟県の寒さを忘れていました。
新潟県は、11月の下旬ともなると震え上がるほどの寒さです。
防寒対策としてスーツケースに入れておいたポンチョを着込みました。
本当は、パナマ空港で着たかったのですが、手元にありませんでした。
新潟県に戻って来てから初めて役に立つとは、何とも皮肉です。
これにて、「なんちゃって世界一周の旅」を終わります。
ご拝読ありがとうございました。
旅全体を通して総括(そうかつ)すればいいのですが、とても一言二言では収まりそうもありません。
そこで、総括編として、次回から、
新シリーズ20の特「なんちゃって世界一周の旅:何でもランキング編」
をお送りします。
今のところ
・「感動した場所ベスト10」
・「やってよかった、行ってよかったベスト5」
・「ナイスショットベスト10」
・「二度と同じ経験はしたくないワースト5」
・「自分で自分を褒(ほ)めてあげたいベスト5」
・「残念だったこと(持ち物編)ワースト5」
・「持って行ってよかった物ベスト5」
などを考えています。
2週間ほどお休みさせてもらってから、4月29日頃からの紹介になると思います。
変わらぬご拝読をお願いいたします。
(第4話、最終話、終わりです)
(次のシリーズは、20の特「なんちゃって世界一周の旅:何でもランキング編」です)
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