~逃げるように、クフ王ピラミッドエリアへ~

撮影料を強要する土産物売りのエジプト人から逃げるようにクフ王ピラミッドエリアに来ました。


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クフ王ピラミッドです。☝
クフ王ピラミッドは、カフラー王ピラミッドより大きいはずですが、見た目はそれほど変わりはないように感じます。
頂上付近の化粧石があるかないかが、見分ける一番のポイントです。

一つ一つの巨石の大きさや形が、不揃(ふぞろ)いな所もカフラー王ピラミッドと同じです。

ぼくは、裏の方(西方面)から来たので、正面に回ると観光客が岩の上に大勢いるのに驚きました。
ピラミッドに登ってはいけないのに、人間がピラミッドの側面に大勢いたからです。
でも、よく考えると、そこがピラミッド内部への入口のようです。

正面左側に登り口があるようです。
ぼくは、チケットを持っているので、大手を振って巨石の階段を登ることができます。
チケットを持っていない人は、係員から
「ピラミッドに登るな!」
と注意をされます。

ピラミッド内部への入口まで登ってきました。
かなり高くまで登ってきたことが分かります。
ここまで登ってくるとカイロ市内が遠くまで見渡せます。
人間も車もかなり小さく見えます。

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~いよいよクフ王ピラミッド内部へ~

これが、クフ王ピラミッドの内部へ入れる入口です。

地球の歩き方より

「地球の歩き方:エジプト」だと「入口でカメラを預ける」と書いてありますが、今はほとんどの人がスマホなので、預かる係員はいませんでした。

入ってしばらくは、平坦(へいたん)な通路を歩きます。

しばらくすると、狭(せま)い上り階段があります。
左上に見える大きな岩が「通路閉鎖用の巨石」です。
ピラミッド建設当時は、この巨石で「王の玄室(げんしつ)」への侵入を阻(はば)んだそうです。
発掘者?盗掘者?が、この巨石を破壊して玄室への通路を発見したのだそうです。

「通路閉鎖用の巨石」の辺りが最も狭いと思います。
「通路閉鎖用の巨石」をもう少ししっかりと破壊してほしかったなどと考えるのは、ぼくだけでしょうか?
そんな不遜なことを考えてはいけませんね。

「通路閉鎖用の巨石」が通路の一部を塞いでいるので、上りの人と下りの人が互いに譲り合って行き来しないと、前進できません。

その巨石を通り過ぎると、すれ違えるくらいの広さにはなります。
でも、屈(かが)んで歩かないと進めないくらいの高さしかありません。
天井に頭を打たないように注意が必要です。

しばらく進むと「大回廊(だいかいろう)」と呼ばれる通路に出ます。
急に頭上が高くなっているので、「大回廊」に来たことは、すぐに分かります。

この「大回廊」は、幅が約2m、長さ約48m、高さ約8mと言われています。
写真でもお分かりいただけると思いますが、天井に行くにつれて幅が狭くなっています。
これは「持ち送り構造」と呼ばれていて重量を分散させる効果があるそうです。

側壁の基礎部分には、等間隔で奇妙な長方形の穴があることが分かります。
大回廊48mの側壁の左右ともに規則正しくあけられています。
上昇通路を塞(ふせ)ぐためのブロック状の石をおさえておくための梁(はり)の受け口だという説がありますが、特定には至っていないようです。

この角度からだと、「持ち送り構造」がよく分かります。
横に積まれた石1段で約7.5cmずつせり出しているので、天井に行くにつれて狭くなっていくのが分かります。
この大回廊からは、石の積み方が精密そのものに変わります。
寸分の隙間もありません。

48mの大回廊を上り切ると「王の玄室」に着きます。
ここが、内部に入れる最終地点です。
ここまでで、およそ25分くらいかかりました。

この玄室も精密に石が積み重ねられています。
どうすれば、4500年前にこんなに真っすぐ石が切れるのでしょうか?
不思議で仕方ありません。

写真のぼくは、汗で顔がてかっています。
中は湿気が高いので、なかなか汗が引きません。
ぼくだけでなくみんな汗だくだくです。
ピラミッドの外は30℃くらいで暑いですが、湿気が低いので汗がすぐ引きます。
でも、ピラミッド内部は、気温が低いのに湿度が高いので汗が引きません。

「玄室」とは、死者の遺骸(いがい)を安置する墓室のことです。
なので、おそらく、クフ王の遺骸(ミイラ)を安置するべき部屋なのだと思われています。
ところが、ミイラを安置した形跡がほとんどないことやクフ王のミイラがどこからも見つかっていないことなど多くの謎を残したまま現在に至っています。
最近では、ピラミッドの役割そのものに疑問を持つ研究者が増えているそうです。
ピラミッドは、墓ではなく、祭儀場だったのではないかとか、権力の誇示にのみ使われたのではないかなど、様々な説が出ているようです。
日本でも有名なエジプト考古学研究者の吉村作治さんは、「ピラミッドはファラオ(王)の墓ではない」と断言している研究者の代表格です。

写真右下に見えるのが、「石棺(せっかん)」です。
確かに後で見学した(この日の次の次の日に行きました)「エジプト考古学博物館」で見たたくさんのミイラやミイラを入れる棺が何重にも重なり合っていて「マトリョーシカ状」であったことなどを考えると、クフ王の遺骸安置場所にしては狭いし、石棺そのものが小さすぎる印象が拭(ぬぐ)えません。

上の6枚の写真は、「エジプト考古学博物館」を見学した際にぼくが撮った写真です。
本来ですと、「エジプト考古学博物館」の際に紹介すべき写真ですが、どうしても、この「王の玄室」の所で紹介したくなりました。
ミイラだけだと小さ目の石棺でも十分ですが、偉大なファラオになればなるほどミイラを覆う棺が何重にもなります。
それに伴って、全体の大きさが当然大きくなります。
当然、クフ王は後の時代にも名を馳せた偉大なファラオなので、ミイラのまま埋葬されるわけはありません。何重にも重ねられた木棺などに入れられたはずです。
そんなことを考えると本当に、この「王の玄室」にクフ王は埋葬されたのか疑問が起きてしまいます。

WORLD SCAN PROJECTより

玄室内の広さや石棺の大きさはこんな感じです。☝
(ぼくの写真が不鮮明なのでクリアな写真をお借りしました)
意外に石棺が小さいのがお分かりいただけるかと思います。

まあ、ぼくは、研究者でも何でもない一観光客なので、これ以上は言及しませんが、いずれ、クフ王のミイラが発見されれば、この論争に終止符が打たれるのではないでしょうか。
その時を楽しみに待っていたいと思います。

WORLD SCAN PROJECTより

話は変わりますが、歩いて汗まみれになっていると、ついつい忘れてしまいますが、ここはピラミッドの内部です。
洞窟(どうくつ)などの自然物の中ではありません。
この玄室の上部に何百万個という巨石が乗っかっています。

玄室の上には「重量拡散の間」☝があって、玄室がつぶれないように上部の重量をうまく拡散しているのだそうです。
それにしても、こんな切妻(きりづま)屋根みたいな構造で4500年も「よくつぶれなかったなあ」と素朴な疑問を持つのはぼくだけではないと思います。
特に地震の多い日本から来た人間にとっては奇跡を通り越してミステリーです。

4500年も崩壊せずに今に至るなんて
「やはり、ピラミッドは地球外生物が造ったのでは!?」
という思いを強くしました。

いよいよ帰路です。
帰りは、ほとんどが下りでしたが、上りの人と譲り合いの連続なので、スムーズには進めません。
やはり、上りと同じくらいの時間がかかりました。

でも、念願のクフ王ピラミッドの内部に入れたので感無量(かんむりょう)です。
実際に見ることが、こんなにも感動を生むものなのかと心底(しんそこ)思いました。


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~ピラミッドに登る野良犬発見!~

内部の観光から戻ってきて、ピラミッドを見つめなおしました。
あんな巨大なピラミッドの内部に入っていたなんて信じられない思いです。
「ああ、エジプトに来れてよかった!」
「ああ、自由に旅ができる時代や国に生まれてよかった!」
と心から思いました。
改めて感激!感動!感謝!です。

感動を引きずりながら、しばらく、クフ王ピラミッドの周りを回って、その巨大さを実感していました。

すると、一匹の犬が、ピラミッドを登っているのが見えました。
人間が少しでも登り始めると、係員が笛を吹きながら走ってきて降りるように厳しく注意しますが、犬にはそんな注意はしないようです。

どんどん登り続けます。

こんな、落ちそうな細い足場の所でも平気です。
ニホンカモシカのようなバランス感覚の優れた犬です。
きっと登り慣れているのでしょうね。

テレビ朝日より

そう言えば、日本に帰って来てから、偶然見たニュース番組で
「ピラミッドの頂上に登った野良犬」
が話題になっていました。
ぼくが、写した犬に似ていたのでびっくりしました。
もしかして、ぼくの見た犬もあの後、頂上まで登ったのかもしれませんね。


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~次の目的地は「メレス・アンク3世のマスタバ」です~

クフ王ピラミッド内部の入口が赤色丸印の所です。
次の目的地は、黄色アンダーラインの「メレス・アンク3世のマスタバ」です。
クフ王ピラミッドの周りには、女王たちの小さ目のピラミッドが3体ほどあり、その周辺に無数のマスタバが残存しています。
「メレス・アンク3世のマスタバ」は、それらのマスタバ群の奥の奥にあるようです。
方向は、だいたい分かりますが、付近はマスタバだらけで迷路のようです。

はたして、うまく辿(たど)り着けるのでしょうか?

(第8話、終わりです)

(第9話は、「メレス・アンク3世のマスタバに」です)

「あきらのふらブラ旅」メニューページへ

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