~ルクソール博物館へ~

カルナック神殿の観光を終えました。
これから、自転車に乗ってルクソール博物館を目指します。

ナイル川沿いに南に向かって行けば、ぼくが、朝、降りたフェリー乗り場があります。
そのすぐ近くに目指す博物館があるはずです。
スムーズにいくイメージしかありません。

ナイル川の川面を見ながら、ゆったりと自転車をこぎます。

時折、向こう岸に「王家の谷」のような荒涼とした景色を見ることができます。
最初、蜃気楼(しんきろう)かと思うほど、薄っすらぼんやりしています。


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~なぜか、迷子に~

フェリー乗り場近くまで来たので、正面の角(かど)に博物館があるはずです。
フェリー乗り場の前の道を左折すれば入口があるはずだと、なぜか思い込んでいました。
思い込みとは恐ろしいもので、根拠もないのにそう信じ込んでしまいます。
左折した道の右側を凝視(ぎょうし)しながら注意深く進みましたが、博物館らしきものが見当たりません。

今考えると、なぜ、そんなところまで行かなきゃいけなかったのか、不思議で仕方ありません。
「ルクソールミュージアムはどこですか?」
「ぼくは、ルクソールミュージアムに行きたい」
と簡単な英語で何人にも聞いた結果、黄色線のような道を辿りながら、結果的に「迷子」になってしまいました。
聞く人、聞く人によって連れていかれる場所が違ったり、「あっち」と言う方向が全く逆だったり、誰を信じていいのかさっぱり分からなくなりました。
しまいには、
「博物館は移動したのか」
「閉館して建物ごとなくなってしまったのか」
などと考えるまでになりました。
本当にあの時は、狐(きつね)につままれた感じという表現がぴったりでした。
焦(あせ)れば焦るほど、目的地から離れて行ったようです。
「絶対に大丈夫!」という過信が裏目に出たようです。

結果的には、上の地図の赤色シェイプにある「イスラムモスク」にいた40代くらいの男性に自転車で先導してもらって辿り着くことができたという全くお粗末な顛末(てんまつ)です。
何ということはない、博物館の入口はナイル川側にあったのです。
ぼくは、ただ入口の位置(方角)を間違えただけのことだったのです。

ナイル川側にあった入口です。
ぼくを自転車で先導して連れて来てくれた男性に深く深く感謝の気持ちを表してお別れしました。
本当にいい人に巡り合えてよかったです。

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~いきなりツタンカーメン王のお出迎え~

チケットを買い求めました。
400EGP(約1200円)です。

ピンクの外壁の割と目立つ建物です。
でも、フェリー乗り場前の道路からは本当に見えませんでした。
言い訳をするわけではありませんが、、

自転車は、カルナック神殿同様、固定物にチェーンでぐるぐる巻きにして南京錠でロックしました。

地球の歩き方より

ルクソールで発掘された遺物が中心に展示されているということです。
超有名なものは、カイロに運ばれてしまうということですが、口コミなどを読むと、この博物館もなかなか評価が高いのでじっくりと見たいと思います。

地球の歩き方より

順路図を見ると、割と小じんまりとしているようです。
KとLがミイラ室のようです。

入口には、いきなり「ツタンカーメン王立像」がお出迎えです。
ぼくは、そんなお出迎えは全く予想していなかったので、舞い上がってしまいました。
迷ってでも来てよかったと大喜びです。
この立像は「王家の谷」で出土したものではなく、カルナック神殿から出土したものだということです。
ぼくの持っている「地球の歩き方」には、このツタンカーメン立像があるという記述がありません。
だから、最近になってカイロから頑張って取り戻したのかもしれませんね。
もしかしたら、
「カイロにばかりツタンカーメンの遺物が行くのは納得がいかない。
ルクソール博物館にもツタンカーメン関連の物を置かせてほしい」
と、懇願(こんがん)したのかもしれませんね。
もともとは、ツタンカーメン関連の遺物は、ほとんどルクソールで出土したものですから、カイロにばかり持っていかれちゃ、ルクソールがかわいそうですよね。

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~一品一品丁寧に展示~

それでは、ゆっくりと回っていきたいと思います。

アメンホテプ3世の頭像です。
アメンホテプ3世といえば、「メムノンの巨像」の紹介の際、登場したファラオです。
もともと「メムノンの巨像」の後ろに「アメンホテプ3世葬祭殿」が築かれていました。
ですが、後のファラオが自分の葬祭殿を造るために石材を全て持ち去ってしまったという逸話を紹介しました。
そのかわいそうなファラオが「アメンホテプ3世」です。
何となく、何でも許してくれそうな柔和な顔をしていますね。

「センウセルト3世像頭部」です。
一般的にはあまり知られていないファラオですが、かなり評価の高い人物です。
地方の世襲大貴族の無力化を断行して中央集権的な国家を確立したファラオだということです。
政治改革を断行しそうなきりっとした顔つきですね。

ルクソール博物館は、展示物が少ないせいもありますが、一品一品、丁寧に大事に展示している姿に好感が持てます。
照明などもかなり効果的です。

「トトメス3世」の座像です。
ようやく、きちんとした顔を拝見できました。
トトメス3世は「ハトシェプスト女王葬祭殿」の際に何度も登場したファラオです。
即位したのが幼少だったためハトシェプスト女王と共同統治していたという紹介をしました。
ハトシェプスト女王が亡くなった後、ハトシェプスト女王葬祭殿を破壊するなどハトシェプスト女王の痕跡(こんせき)を消し去ろうとした例のファラオです。
ぼくは、そのことだけしか知らなかったので、
「なんちゅうファラオだ!」
と、腹を立てていましたが、実は、後世「エジプトのナポレオン」と言われるほど、きちんと仕事をしたファラオらしいです。
治世47年間に17回のアジア遠征をし、「エジプト史上最大の版図(はんと)を獲得した」と記録に残っているらしいです。

彼へのリスペクトを込めて発掘時が分かる大きな案内板がありました。

~ミイラ室Ⅰ「アフモスのミイラ」~

「アフモスのミイラ」と書いてあるミイラ室です。

暗い部屋には、ミイラとぼくだけです。
あまり霊的なことは気にしない方ですが、さすがに、背筋首筋に寒いものを感じました。

この博物館の照明効果にも影響があるのかもしれません。
全体を黒にして、真上から照明を照らすとご遺体が浮き立つ感じがします。
なかなか雰囲気を出すのがうまい演出です。

アフモスさんは、古代エジプト第18王朝の初代ファラオです。
紀元前16世紀頃のファラオです。
ヒクソクやヌビアを制圧したり、金鉱脈や銅鉱脈の開発に尽力したりし、エジプト新王朝時代を築いた立派なファラオだということです。

3500年も前のご遺体と対面できるということの不思議さを体感しました。

~ミイラ室Ⅱ「ロイヤルミイラ」~

隣には、「ロイヤルミイラ」と書いてあるミイラ室があります。

ロイヤルということは、王家に所縁(ゆかり)のある方々のご遺体ですね。

古代エジプトでは、ファラオ以外にも様々な階層の人がミイラになったと言われています。

古代エジプトの宗教観では、死後の世界で豊かに暮らすためには、
・保存された体(ミイラ)
・十分な備蓄(食べ物や生活用品)のある墓(生活スペース)
・使者とともに暮らす動物
などが必要とされていました。

だから、つまるところ、地位や財力のある人々しか手間暇のかかるミイラになることができませんでした。
要するに、今、目の前にいるミイラの方々は、ファラオではありませんが、ファラオに準ずる地位や財力をもっていた方々ということになります。

一般の人々(大多数の貧しい人々)の中には、遺体を洗ってそのまま砂漠の砂に埋めてもらったり、乾燥を促(うなが)すため塩の中に埋めてもらったりして遺体を保存したという記録も残っています。

古代エジプトの人々は、ファラオだけでなく一般の人々も何とか工夫して、遺体を残そうとする切なる希望があったことが分かります。

「あなたはどうなの?」
と、問われたなら、ぼくを含めて大部分の日本人は、
「残された人に迷惑をかけない形でお願いします」
と、答えるのではないでしょうか。
宗教観の違いはあると思いますが、日本人のほとんどは、死後の世界にはあまり固執(こしつ)していないような気がします。

日頃はあまり真剣に考えない「死」とか「死後の世界」について、ミイラ室の暗い中で少しだけ考えさせられました。

人型木棺です。
ミイラの部屋の脇に展示されていました。
「エジプト考古学博物館」にたくさん持って行かれたのか、ここには、この1体しかありませんでした。


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~追い出されるように退場~

館内は、冷房がきいていて、入館者も多くなく、静かで非常に過ごしやすかったです。
だから、遅い昼食を暢気(のんき)に誰もいないソファーで食べていました。
ここへ来る途中に買っておいた、パンと「コシャリ(エジプト風五目御飯?)」です。

食後ものんびりソファーで休憩していました。
すると、いきなり職員が、
「閉館だから早く出ろ!」
と言ってきたのです。
最初は、「冗談だろう」と思っていましたが、よく話を聞いてみると「14時から17時まで閉館(中休み)」なのだそうです。
このような観光施設で「ラーメン屋さんのような中休み」があるなんて予想だにしませんでした。

時計を見ると、あと10分しかありません。
あと10分で、残りを駆け足で見なければいけません。


本当に駆け足でした。
写真に撮って、後から見るにしても、全ては撮りきれません。

きまりなので、職員に文句を言っても仕方ありません。
「中休み」を知らなかった自分のせいです。
追い出されるように博物館から退館しました。

次は、「ルクソール神殿」を目指します。
今度は、油断せず、迷子にならないようにしたいと思います。

(第27話、終わりです)

(第28話は、「ルクソール神殿へ」です)

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