シリーズ20の2「なんちゃって世界一周!」:NO11
◇エジプト編:NO11(カイロ⑪)◇
DAY7:2024年11月5日(日)その7
~ピラミッドエリアからの帰路~

メンカウラー王ピラミッドの観光を終えました。
外に出ると、太陽が傾いています。
そろそろ、帰路につかなければなりません。
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今日の午前中は、主に水色のラインを進みました。
10時頃、カフラー王ピラミッドエリアから入りました。
大スフィンクスを見て、カフラー王ピラミッドまで参道を進みました。
次に、クフ王ピラミッドエリアに移動して、ピラミッド内部に入ったり、マスタバ見学をしたりしました。
そして、最後にメンカウラー王ピラミッドエリアに行って、小さいながら内部に入ったりしてピラミッド観光を終えました。

のんびりゆったり丸々1日かけて、ギザの三大ピラミッドエリアを観光しました。
現在4時半。
いよいよあとは、帰るだけになりました。
5時にクローズなので、30分でゲートを出なければなりません。
帰りのルートは、クフ王ピラミッドの方しかないようです。
「クローズだから出なさい」
と追い出し係の指さす方向は、クフ王ピラミッドの方だからです。
ぼくは、カフラー王ピラミッドの方から入ったので、クフ王ピラミッドの出入り口も見てみたかったので、素直に従いました。
カフラー王ピラミッドの出入り口よりかなり遠いですが、のんびり歩けば苦にはなりません。
最後にもう一度、3つのピラミッドを見られるので、むしろ大歓迎です。

追い出し係員の数が増えてきて、
「時間だから、戻りなさい」
と、さっきよりしつこく呼びかけています。
ラクダツアーもすでに、勧誘(かんゆう)はしません。

今いる観光客にはなるべく早く出ていってもらって、19時半から始まる「音と光のショー」の準備をするのだと思います。
一晩に2回、エジプトの歴史を語りながらピラミッドにライトを当てたナイトショーが行われると、地球の歩き方で紹介しています。
ぼくも、そのナイトショーは魅力的な企画だと思いましたが、夜間は冷え込むということや、まる一日ピラミッドと接して大満足だったので、今日は、とりあえず見送ることにしました。

また、ミニ砂漠みたいな所をひたすら歩きます。
でも、のんびり歩いても、30分くらいでクフ王ピラミッドエリアに戻って来ることができました。
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~ホテルへの帰路で出会った運転手~
歩いているといつの間にか出口に吸い込まれるような構造になっているので、入る時より全く簡単です。
大通りに出た時です。
バスで帰るかタクシーで帰るか迷っている時に一人のダンディなエジプト人から声をかけられました。


サムさんというエジプト人です。
サムさんは英語が堪能で、たいがいの日常会話なら不自由なく意思疎通(いしそつう)ができます。
発音も変な癖がなく非常に聞き取りやすいです。
近所でホテルとお土産物屋を経営していると言いました。
割としっかりとした人のようです。
日本とは違い、そのような人でもタクシーのような仕事ができるようです。
(もしかしたら「白タク」かもしれませんが、、)
ぼくは、歩き疲れていたこともありますが、ビールが飲みたかったので、タクシーの方に気持ちが傾きかかっていました。
帰る途中、ビールの売っている店に案内してほしいと思っていたからです。
昨日のように自力で探しても徒労に終わる可能性が高いと思いました。
「途中で、ビールを買いたい」
と言うと
「もちろん大丈夫!全く問題ない」
と陽気に応えてくれました。
なので、交渉の上、500EGP(約1500円)でサムさんの車に乗ることにしました。
相場より少し高いような気がしましたが、余計なことを頼むのでチップの代わりだと思って少し上乗せしました。
~素晴らしい人のような気がしたサムさん~

ピラミッドに沈む太陽です。
ピラミッドからの帰り道には、普通、車からは見られない景色です。
進む方向が逆だからです。

でも、サムさんは、ピラミッドに沈む夕日が見たいだろうと言って、わざわざ、ピラミッド方向に走ってくれました。
そして、写真を撮るためにゆっくり走ってくれたりもしました。

さらに、行きつけだというリカーショップに連れて行ってくれました。

ここに、ビールが売っているらしいです。
「何本欲しい?」
と問われて思わず、
「10本」
と答えてしまいました。
どんなビールか1本いくらかも聞かずにです。
サムさんは、「1本100EGPだから1000EGP!」
と言い、ぼくから1000EGPを受け取ると、店の奥に消えていきました。

ぼくは、どんなビールが出てくるか不安でした。
でも、サムさんが持って出てきたのは「ハイネッケン」の500ml缶です。
それも、かなり冷えています。
これならば、味は保証付きで美味しく飲めること請け合いです。
1本100EPG(300円)と若干高く感じますが、手に入りにくいことを考えれば、まあ、適正価格と言ってもいいような値段です。
今日から毎日、冷たいビールが飲めることを考えれば、いい買い物だったと大満足です。
ここまでは、サムさんは、非常にいい人でした。
~本性をむき出しになったサムさん~
しかし、その後、サムさんは、商売人としての本性をむき出しにしてきたのです。
まずは、自分の経営しているジュエリーショップ(お土産物屋)にぼくを連れて行ったのです。

ぼくは、
「興味はない。行っても絶対に買わないよ」
と前置きしましたが、
「見るだけ。見るだけ」
と言って、店に誘い込みました。

ぼくにとっては、全く退屈(たいくつ)な時間でした。
サムさんは、自分がどれだけ信頼できる人物なのか、この店がどれだけ本物を扱っているのかということを延々とまくし立てました。
そのうち、ぼくは脳ミソが疲れてきて、自分の脳内で英語を日本語に訳すのを無意識にやめました。
だから、サムさんがいくら熱弁をふるっても、全く頭には入ってきません。

引き続き、サムさんは、お土産物の説明を長々してきたので、
「ぼくは、興味がない。早く帰りたい」
を繰り返しました。
本当に、嫌な顔をしたので、サムさんはようやく諦めてくれました。
そして、再び、車に乗り、ホテルに向かいました。
~今度はプライベートツアーへのしつこい勧誘~
しかし、その車の中で、プライベートツアーの勧誘が始まったのです。
特に、ぼくが興味を示した「サッカーラ」行きのツアーは本当にしつこかったです。

正直、「サッカーラ」には興味がありました。
興味があるどころか、行きたいと思う気持ちが8割くらいありました。
サッカーラは、エジプトでのプラミッド建設のルーツでもある「ジェセル王のピラミッド」などピラミッド好きなら垂涎(すいぜん)の地です。

でも、地球の歩き方を読んでも分かる通り、自力でバスなどを乗り継いでいくには、なかなかハードルの高い場所でもあります。
だから、最初、誘われた時には、
「サッカーラも悪くないよな。カイロ市内のイスラム地区とかを諦めれば、1日くらいの余裕はできるから行く時間はいくらでも作れるしな」
と結構、前向きに考えていました。
それに、「サムさんは、変な店には連れて行くけど、英語はできるし、何かと融通(ゆうずう)は聞くから頼りにはなるよな」とその時までは本当に前向きに考えていました。
「あとは、値段次第だな」と交渉モードになっていたことは事実です。
サムさんは、最初は、「8000EGP(約24000円)」と吹っ掛けてきました。
ぼくは、
「それは、絶対にあり得ないし、受け入れられない金額だ」
と言いましたが、サムさんは、しばらくは頑(がん)としてその金額を下げる気配はありません。
「サッカーラだけじゃない。ダフシュールにも連れて行く。赤のピラミッドや屈折ピラミッドも見れる。ランチもいい店に連れて行く。日本人は、みんなこのくらいの値段で納得してくれる」
と、またもや熱弁をふるい出しました。

「赤のピラミッド」は、サッカーラよりもさらに奥にある「ダフシュール」という地域にあります。
ここも憧れの地です。

「屈折ピラミッド」は、四角錐(すい)の正常?普通?のピラミッドの設計ミスから生まれた珍しいピラミッドです。
これも見てみたい一つです。
「サムさんは、なかなか、いい所をついて来るなあ。日本人の行きたい所、行きにくい所よく知ってるなあ」と、ぼくは、内心、感服(かんぷく)していました。
その後も、会話が途切れることがないくらい「サッカーラ!」「ダフシュール!」「ベント(屈折)ピラミッド!」「レッドピラミッド!」とぼくにプレッシャーを与えてきます。
ぼくは、終始(しゅうし)
「その値段が、ファイナルプライスなら行かない」
と言いましたが、しつこくしつこく何度も同じことを言い続けます。
ぼくは、段々とこのしつこい人物と丸1日一緒にいるのは耐えられないと思うようになりました。
それでも、諦めず、同じ言葉を繰り返すので、
「もう交渉は終わりにしてほしい。ぼくは、値段がいくらになっても絶対に行かない」
と、遂(つい)に言ってしまいました。
もうこの頃には、ぼくは、本気で「この人とは、絶対に行かない」と決心していました。
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~今度は、ディスカウント交渉~
車内は、重苦しい雰囲気になると思いましたが、そんなことはなく、今度は、
「それじゃあ、7500ならどうだ?」
「行かない」
「6500」
「行かない」
「5500」
「行かない」
などと、どんどん値段を下げて交渉を続けてくるようになりました。
終(しま)いには、3000EGP(約9000円)まで下げてきました。
正直、少しだけ心が揺れたのは事実です。
最初の提示額の約3分の1まで下がったわけですからね。
でも、ぼくは、すでにサムさんを信用していません。
どうせ、車に乗せてしまってから、あれこれ請求してくるに違いないと踏んでいます。
ここは初志貫徹です。
最後まで断り続けました。
~今度は乗車拒否~
ぼくの決意が固いことをやっと悟ったのか、サムさんは勧誘をやめました。
しかし、その直後から、
「渋滞だから、車から降りて歩いて帰れ」
というではありませんか。
ぼくは、頭にきて、
「ホテルまで乗せることが条件だったはずだ。商売が不成立だからといって降りろとは許せない」
と言って絶対に降りませんでした。
~最後は、チップの不当要求~
次の攻撃は、降りる前、
「タクシー代、500EPGじゃあ安過ぎる。チップを500よこせ!」
と言ってきたではありませんか。
ぼくは、とことん頭にきて日本語で
「ふざけるな!あんたに渡すチップはない」
と怒鳴って、500だけ渡し、タクシーから逃げるように降りました。
本当に疲れる、帰路のタクシーでした。
後味の悪い帰路でした。
でも、最後にツアーを断って大正解だったと自分で自分を褒(ほ)めてあげました。
(有森さんのパクリです)
サムさんの本性が分かったからです。
あんな銭ゲバ(古い表現ですいません)と丸1日付き合うことはできません。
日本人をお金としか見ていないようです。
早く、夕飯を買ってホテルに戻って、冷たいビールをぐいっと飲みたいです。
あんな、いわくの多いホテルでも、早く帰りたいと本気で思いました。
ビールを飲みながら、「サッカーラ」ツアーのことは忘れて、ワクワクしながら、明日の予定を考えたいです。
(第11話、終わりです)
(第12話は、「地下鉄初乗り」「イスラム街へ」です)
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