シリーズ20の3「なんちゃって世界一周!」
◇エクアドル・キト編:NO8◇
DAY19:2024年11月15日(金)その2

キトの旧市街は反政府勢力のデモ活動と警察隊の衝突が起こりそうな状況です。
そんな中、ぼくは、旧市街中心部から抜け出すため、ホテルに戻って来ました。
地下鉄に乗るのもバシリカ教会もサントドミンゴ教会も観光は全て諦(あきら)めました。
ぼくのイメージは、
反政府活動=テロ、暴力、破壊活動、暗殺、銃撃戦、誘拐、国家転覆、、
など、かなり激しく重い犯罪行為を思い浮かべてしまいます。
反政府活動にはそんな恐ろしいイメージを持っていたので、観光などしている場合ではないと急ぎ足でホテルに戻って来ました。
5時半ですが、ホテルは、まだ?停電はしていませんでした。
今この国で何が起ころうとしているのか、その背景が知りたかったので、部屋の中でエクアドルの政治情勢や治安などを調べていました。
<広告です>



~今のエクアドルの情勢~
エクアドルの情勢が簡潔に分かる情報を発見したので、少し長いですが、共有させてください。
NHKで2023年10月15日に放送された「ニュース7」の文字起こしサイトです。
(出典は、もちろん全文NHKです)

















このサイトを読んで、エクアドルの現状が少し分かった気がします。
今まで安全で平和に暮らしてきたエクアドル国民は、麻薬、殺人、暗殺、汚職などで日々の暮らしが脅かされてきたのですね。
これから行われるデモは、政治の力で何とかしてほしいという願いのこもったデモなのですね。
コロンビアの凶悪犯罪の多さや治安の悪さは、有名でしたが、エクアドルのこういった状況は、知りませんでした。
地理的にコロンビアやペルーに挟まれていることも要因の一つだったということも、恥ずかしながら初耳でした。
そういえば、街でスマホを出して写真撮影していると、地元の人は
「写したら、すぐ仕舞いなさい。ひったくられるよ」
とたくさんの人に注意してもらいました。
そんな、小さなことにも治安の悪化とか日々の暮らしへの不安が表れているのかもしれませんね。
<広告です>

~ホテルの窓から見えたデモ隊~

しばらくすると、ホテルの窓の外が騒がしくなってきました。

独立広場あたりで始まった抗議行動が、徐々にホテル周辺まで広がってきたのでしょうね。
窓の下では、デモ隊の抗議行動?示威行動?が展開されています。
ブブゼラのような物を鳴らしている人、鳴り物を叩(たた)いている人、大声で歌っている人など物凄い物音です。

ここまで大きな騒ぎになっているなんて予想外です。
ましてや、自分の泊っているホテルの真下で大騒ぎが起こっているなんて全くの想定外です。
こんな大騒ぎなので、お祭りのような錯覚を覚えてしまいます。
何だか、胸が高鳴り、血湧き肉踊ってしまいそうな自分が怖いです。
「もっと近くで見たい」
「雰囲気を直(じか)に味わいたい」
という衝動に駆(か)られてしまいました。
<広告です>

~ホテルの外へ~

ぼくは、その衝動が抑えられず、ホテルの玄関から通りに出てしまいました。
意外なことに、ホテルのマスターも従業員も外に出ていました。
目があった時、「外に出ない方がいい!」と言われ、制止されるかと思いましたが、全く止めようとする様子はありません。
ホテル従業員もデモ隊側の味方のようで、鳴り物に合わせて歌を歌ったり、シュプレヒコールに応じて「おー!」などと鬨の声をあげたりしています。
止めるどころか、むしろ、積極的に関わり合っているように見えます。
危険な目には遭わないということが分かっているみたいです。

ぼくは、怖いもの見たさで、群衆の中に入ってみました。
一歩入っただけで、物凄い、熱気です。
政府への抗議行動といっても、武器も弾薬などの危険物は持っていません。
自衛のための盾(たて)や棍棒(こんぼう)の類(たぐい)を持っている人もいません。
ほとんどが、普通の市民が普通の格好でデモに参加しているようです。
だから、警察組織も拳銃や催涙弾(さいるいだん)や放水銃など追い払うための定番の武器は持っていません。
警察官は、市民団体側の方に気持ちがあるような感じさえします。
立場上?職務上?、仕方なく追い払っているような雰囲気です。

脇の路地にも警察官が待機し始めましたが、こちらも盾しか持っていません。

見た目は、大混乱が起こっているような様相ですが、武力衝突が起こったり、流血事件に発展したりすることはないと、ぼくもそう感じました。

大きなプラカードを持っている人がいます。
手作りだということがすぐに分かります。

このプラカードは、現大統領の「ノボアさんの腐敗を許すな」という抗議のメッセージだと思います。

こちらの女性は、前線にはいきませんが、第二陣の先頭でプラカードを抱えています。

「ノボアに期待して投票したのに、治安が良くなっていないじゃないの!
むしろ腐敗が酷(ひど)くなってるんじゃない?
ノボア大統領は嘘つきで裏切り者よ!」
という気持ちが込められているように思えます。

ノボア大統領です。
エクアドル史上最年少の大統領です。
国民は、若さの行動力と治安の回復を期待して投票したのだと思います。

向こうには、デモ隊に接近しようとするオフロードバイク隊が構えています。

デモ隊は、石を投げたり、火炎瓶(かえんびん)を投げたり、棍棒(こんぼう)で殴り掛かったりするなどの暴力行為は一切ありません。

バイク隊が左右の路地へ去った後は、歩哨(ほしょう)部隊が、盾(たて)を構えて、少しずつ前進してきます。

この男性のプラカードにはどんな願いが込められているのでしょうか?

翻訳アプリを当てても意味がよく分かりません。
想像するしかありません。
ボードの「GYE DURAN」というは、人名だと思います。
さっき部屋で調べたサイトに出てきた人名の中にありました。
殺人事件や麻薬売買、恐喝、不法結社などの罪で現在捕らえられている人です。
その人を厳罰にしろという意味なのか、それとも大統領はその組織と結託しているから許せないという意味なのか、その人は冤罪(えんざい)だから解放しろという意味なのかよく分かりません。
「バナナ・リパブリック」という表現は、父親がバナナ王として大富豪だった現大統領ノボアさんを揶揄(やゆ)した表現かもしれません。
もしかしたら、麻薬の取引にバナナの木箱が使われている現状を揶揄した表現なのかもしれません。

バイク部隊が歩哨部隊の前に出てきて、対峙(たいじ)する警官の数が増えてきました。

徐々に、デモ隊との距離が接近してきます。

第二陣は、いろんな枝道や路地から合流したのでしょうか、いつの間にか先陣よりも多い人数に膨れ上がっています。

よくあるデモ隊と警察との衝突は、この距離で睨(にら)み合った後、デモ隊の方が投石や火炎瓶で攻撃をし、棍棒で警察官の集団めがけて殴り掛かっていくのだと思います。
そして、警察官は、向こうの暴力を確認した後、公務執行妨害や暴行などの罪で検挙するという定番の流れがあります。

しかし、この衝突は違います。
前線の市民団体は、
「おれたちは丸腰(まるごし:何も武器は持っていないこと)だぞ!」
ということを表すために、両手を挙げて警察官にアピールしています。

この「丸腰アピール」をされると、警察は手荒なことはできません。
徐々に徐々に前進をしていくしかありません。

徐々に、デモ隊を後ろに追いやり、警察隊が歩みを進めてきました。
ぼくの泊っているホテルの真ん前まで迫ってきました。

デモ隊は、じりじりと後退していきます。
ぼくは、いざとなったら、ホテルに逃げ込むためにホテル前から動かないことにしているので、両者の攻防が手に取るように分かります。

とうとう、ホテル前まで警察隊が進んできました。
いつの間にか、歩哨隊の後ろにバイク隊が合流しています。

ここを合流地点と決めていたのか、バイク隊も歩哨隊もどんどん増えていきます。

デモ隊は、どんどん退(しりぞ)き、とうとう、見えなくなってしまいました。

警察が、デモ隊を排除したという形で、この反政府抗議活動は、終わりを迎えました。

向こうから、方向転換して帰って来るバイク隊が見られます。

デモ隊に「よくがんばったね!」とでも言っているのでしょうか。
デモ隊側に手を振る警察官も見られます。

バイク隊のほとんどが引き上げていきます。
武力衝突などなく、比較的、紳士的なデモ隊でしたが、ぼくにとっては衝撃的な場面でした。
異国で反政府勢力と警察組織が目の前で揉み合ったわけですからね。
最初から武力衝突がないと分かっていれば単なるお祭り騒ぎとして見ていられますが、そんなことは終わってみないと分からないことです。
やはり、衝撃度はかなりのものでした。
結果論かもしれませんが、ぼくは、このデモ活動に出会えてよかったと思います。
それは、エクアドル人のことがかなり好ましく思えるようになったからです。
エクアドル人は、政府に抗議するやり方が非常にストレートで平和的だと思います。
武力で政府を転覆しようとか、阻止する警察官をぶん殴ってやろうとか、騒ぎのついでに商店を破壊して物を奪ってしまおうとか、、そういった流血や犯罪、命の危険に及ぶ闘争に発展しないような配慮が十分に見られました。
そんな素振りを見せる市民が一人もいませんでした。
警察側もデモ隊を攻撃しようとか挑発して先に手を出させようとかという姑息(こそく)な感じは全く見られませんでした。
「デモ隊を解散してくれれば、ぼくたちはそれ以上追わないよ」
という態度で終始接していたように思えます。
むしろ
「デモ隊の皆さん、よくがんばってくれましたね」
という労(ねぎら)いの様子さえ見られました。
<広告です>

~ホテルの部屋に戻って~
ホテルに戻った後、日本の友だちや家族に目の前で起こった出来事を伝えました。
そして、日本でエクアドルのニュースが放映されていたら録画してほしい旨をお願いしました。
興奮が長々と続き、明日は何をしようかとか、そんなことはどうでもよくなってしまいました。
観光のことを考える思考が停止してしまったのかもしれません。
そんな精神状態の中、

夕飯を食べ終わり、歯を磨いているといきなり、またまたまた停電です。
3日連続です。
というより、毎日欠かさずの停電です。
ぼくが来てからは停電率100%です。
また、今日も早寝・早起きです。
(第8話、終わりです)
(第9話は、「今日こそはバシリカ教会へ!」です)
<広告です>
ネット松陰塾の学習システムは、単元を細かくレベル分けし、
類題を多数収録しています。問題はレベル毎にランダムに出題される
ので、あやふやな記憶のままでは先へ進めません。小1〜中3までの
主要5教科が収録されているので、学年にとらわれずに学習できます。
学力の悩みだけでなく
・近くに塾がない
・塾に通わせたいけれど、送り迎えが難しい
・習い事や部活動で塾に通う時間がない
・お子様が不登校気味で、塾に通えるか不安
・国外在住だが日本の教育も受けさせたい
ぜひともネット松陰塾で学びましょう!
【ネット松陰塾】

<広告です>
海外旅行での通信手段をお探しの方向けにオススメのサービス「TRAVeSIM(トラベシム)」!
SIMカードの抜き差し不要、QRコードを読み込むだけで、海外データ通信環境が普段使いのスマホで利用できる優れもの!
お申込みから受け取りまでオンラインで完結するので、わざわざ最寄りの店舗に足を運ぶ必要もありません。
日本はもちろん、世界140の国と地域でご利用いただけます。
海外旅行・主張の通信手段として、ご利用してみてはいかがでしょうか?
▽▲▽▲▽ご提供プラン▽▲▽▲▽
【ASIAプラン】
SIMタイプ:eSIM
インターネット容量:6GB※超過後は低速で使い放題
利用可能期間:8日間(192時間)
対象国・地域数:30の国と地域
販売価格:1,980円
【GLOBALプラン】
SIMタイプ:eSIM
インターネット容量:6GB※超過後は低速で使い放題
利用可能期間:15日間(360時間)
対象国・地域数:140の国と地域
販売価格:3,980円
▽▲▽▲▽詳細はコチラ▲▽▲▽
世界140の国と地域で使える【TRAVeSIM】

<広告です>

<広告です>

<広告です>

<広告です>
<広告です>
