DAY3:2020年1月26日(日)その4
~嘆きの壁からホテルへ~
嘆きの壁からアルメニア人地区を通り、ダビデの塔の脇を通りヤッフォ門から旧市街を後にしました。
ダビデの塔には行きたかったのですが、16時までの入場だったので、次の機会にしました。
ヤッフォ門からは近代的なショッピングモールをふらブラしながら、新門前の広場まで出ました。

新門前の広場の様子です。
「I 💛JERUSALEM(JL)」の、モニュメントで遊ぶ女の子です。

新門前広場から路面電車の線路上に出てきました。
ホテルまでは、路面電車に乗らず、ご飯屋さんを探したり、アルコールを買ったりしながら、ふらブラしました。
タイ料理の店でスープ麵を食べました。
1杯43NISでした。約1330円ですね。
そうなんです。エルサレムは、物価が高いのです。
一例ですが、路面電車は1駅だいたい4NIS(120円)です。
歩きたくなるのも分かりますよね。
上海のバスが懐かしく感じました。
どこまで乗っても2元(30円)ですからね(笑)
~ホテルの部屋でコロナの会議?~
ホテルに戻ってシャワーを浴びたり、ビールを飲んだりしてうつらうつらとしていた所、いきなりウイチャットが何度も鳴り出しました。
ウイチャットとは、中国版「ライン」と言われているメッセージアプリです。
世界中どこにいてもウイチャットは無料でつながります。
怖いくらい優秀です。
勤務する学校からのメッセージが、連続して届いていたのです。
~徐々に増え続けるコロナ~

1/23時点で、上海市内のコロナ患者発生地域名です。
~職員同士のSNSでのやりとり~
学校側から
「外出時は、マスク、ゴーグル必須!」
ここまでは、まだよかったのですが、
「上海教育局から児童生徒の春節明けの登校を当面2月17日まで禁止する。
禁止期間はコロナの進捗に応じて延長の可能性大」
「2月3日から17日までの間の授業をどうするか?
検討されたし!」
職員同士、それぞれの意見をウイチャットで述べあう必要性が生じたのです。
~学校の組織の概要~
ここで少し、ぼくの学校の組織について簡単に紹介します。
これからの話が分かりやすいと思うからです。
<子どもの人数>
◇インターナショナル部(計45クラス。子ども約1200人)
・幼稚部(年少クラス3・年中クラス3・年長クラス3)
・G1~G6(日本で言う小学部。各3クラス)
・G7~G9(日本で言う中等部。各3クラス)
・G10~G12(日本で言う高等部。各3クラス)
◇日本人部(計14クラス。子ども約220人)
・幼稚部(年少クラス2・年中クラス2・年長クラス2)
・小学部G1~G2(日本で言う小学校低学年。各2クラス)
G3~G6(日本で言う小学校中高学年。各1クラス)
◇韓国人部(計3クラス。子ども約40人))
・幼稚部(年少クラス1・年中クラス1・年長クラス1)
◆トータル:幼児、児童、生徒合わせて1500人です。
<職員の人数>
=教育職=
◇役職者 約10人
◇担任教諭 約60人
◇担任外教諭 約80人
◇教科専門教諭 約70人
◇助教(教諭の支援)約60人 計 約280人
=一般職=
◇経営管理者 数人
◇ナース 数人
◇総務財務員 約20人
◇給食調理員 約30人
◇環境整備員(掃除、給食配膳、その他雑務) 約15人
◇警備員 約10人
◇スクールバス運転手 約40人 計 約120人
◆職員総数 約400人
・子どもの数+職員数=2060人
かなりの大規模校です。
ちなみに、ぼくは、日本人部の担任教諭で採用されています。
~ウイチャットでの話し合い~
話を戻して、「春節明けの休校2週間、授業をどうするか?」という課題についてのウイチャット上の話し合いです。
ちなみに、イスラエルと上海の時差は6時間あり、上海が朝8時の時は、イスラエルは、深夜2時です。
要するに、深夜2時過ぎからの話し合いです。
チャット上での侃々諤々(けんけんがくがく)です。
ぼくは、日本人部の数少ない担任教諭ですので、不参加というわけにもいかず、チャット上での話し合いに半分寝ながら(笑)参加していました。
大まかな選択肢は、
A:休校だから子どもの自主的な学習に任せる
B:SNS等で毎日宿題を課す。
C:学校に来ている時と同様の流れで、その時限の授業内容に沿った課題を作る。
(要するに毎時間の授業を進める)
どの案にも一長一短あります。
結論は、当然、持ち越しとなりました。ふー!
解放されたのは早朝4時でした。
また、明日の深夜もウイチャット会議です。ふー!