DAY3:2020年1月26日(日)その2

~まずは旧市街・キリスト教徒地区へ~

本格的な観光の1日目です。
キリスト教徒用のホテルに泊まっているからというわけではありませんが、旧市街地のキリスト教徒地区に行こうと思いました。

旧市街は、4つの地区に分かれています。
地図上で左上から時計回りに

キリスト教徒地区」   →   「ムスリム(イスラム教信者)地区
    ↑               ↓
アルメニア人地区」   ←   「ユダヤ人地区

になっています。

ぼくも最初、勘違いしていましたが、分けられていると書いてあると、壁か何かで行き来が制限されているのかと思いましたが、全くそんなことはありません。
旧市街を歩いていると、「ムスリム地区だったはずなのに、いつの間にかキリスト教徒地区に入ってる」なんてことは、ざらです。
むしろ何かで区切られているという感覚はありません。
(嘆きの壁に入る時だけは、荷物検査とボディーチェックがありましたが、)

とりあえず、ホテルから逆方向になりますが、ヤッフォセンター駅へ行き、そこから路面電車で「ダマスカス・ゲイト駅」まで行きました。
駅名から分かる通り、旧市街ダマスカス門までは徒歩5分程度の近さでした。

ダマスカス門の全景です。


~「ヴィア・ドロローサ」へ~

「ヴィア・ドロローサ」とは、イエスキリストが、ローマ帝国の裁判にて有罪判決を受けて、十字架を背負って刑場まで歩いたとされる道のことです。
悲しみの道」とも呼ばれています。

第1留「ビラトの官邸」(現在小学校になっています)からゴルゴダにある第14留「聖墳墓教会」まで全長約1kmあります。

第1留から順番に歩きながら聖墳墓教会に行きました。

第1留:判決を受けたとされる「ビラトの官邸」の入口には警備兵がいました。
今は、小学校として使われています。

第3留:イエスが十字架の重みに耐えかね、最初につまずいたとされる場所です。
現在は、アルメニアカトリックの所有になっています。
門の上のレリーフをよく見ると、十字架を背負ったイエスの姿が確認できます。

第4留:イエスの母マリアが、十字架を背負った我が息子(イエス)を見て、苦悩したとされる場所。
苦悩する母のマリア教会」と呼ばれています。

このような街角にある「ヴィア・ドロローサ」の標識と共に歩いていくと第10留~第14留がある「聖墳墓教会」に行くことができます。

~聖墳墓教会にて~

聖墳墓教会の外観です。

敷地内に入ると右手に第10留の「ゴルゴダの丘」を見ながら、教会内部に入ります。

ドームの天井です。
 

第11留:正面に「十字架に釘づけにされたイエス」が見えます。

第12留:イエスが息を引き取ったとされている場所です。

第14留:「イエスの墓」です。
「ヴィア・ドロローサ」の終点です。
イエスが墓に納められた所とされています。
現在は、聖堂となっていて、聖墳墓教会の中で一番重要な場所とされています。
下の写真からも分かる通り、礼拝者は、内部に入ることができます。
ぼくも、1時間くらい並んでようやく内部に入ることができました。
内部の様子は動画で撮影してあります。
近日中?にYouTubeにアップしようと思います。

並ぶのがあまり好きではない欧米系の人たちも、おとなしく並んでいました。
キリスト教徒にとっては、それほど聖なる所なのでしょうね。

内部の様子です。
暗くてよく見えませんが、皆さん、真剣にお祈りしていました。

午後からは、いよいよ「嘆きの壁」です。
最も行きたかったスポットなので、ドキドキです。

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