<書き出し前のお詫び>

「おーい!孤独死でもしてるか?」

友人からのメールです。
一瞬イラっともしましたが、待っていてくれる人が、いるんだという励ましにもなり、逆に心が温かくなりました。
昨日まで、原因不明の全身の蕁麻疹(じんましん)に悩まされ、点滴や注射、塗り薬、飲み薬などでようやく、普通の生活に戻りつつあります。
一時は
「のどの気管内側にでき始めたら入院だな!」
などと、かりつけの医師に脅されるような状態でした。

手は、アンパンマンのように晴れ上がり、拳が握れないような状態でした。
痒くても掻けない、薬を飲むと眠くなる、薬を塗り切れなくなるほど広がる患部、原因が分からないから何を飲食しても疑心暗鬼、、、悪夢のような3,4日でした。
何とか入院せず、腫れも引いてきています。

だいぶ、ご無沙汰しましたが、今日からまた、よろしくお付き合いください。

DAY7&8:2020年1月30日(木)&31日(金)その1

~いよいよイスラエル最終日~

まずは、最終日の日程の確認です。

1850 テルアビブ空港T3発

    (飛行時間約4時間25分)

<日がかわって>

0015 モスクワ空港Dターミナル着 

   (乗り継ぎ時間8時間50分)=(空港ターミナルで1泊ということ) 

0905 モスクワ空港Dターミナル発

    (飛行時間約9時間)

2305 上海浦東国際空港T2着

以上がマストなので、逆算して

1400 ホテル発、路面電車にてバスターミナルへ

1500 BT405番乗り場テルアビブ空港往きバス乗車

1630 テルアビブ空港着

余裕をもって、以上を目標に決めました。

ということは、睡眠不足もあるので、近間なら2,3か所、遠くなら1ヵ所くらいしか行けません。

最後に1ヵ所ならやはり

「ここしかない!」
と迷わず、「ヤド・ヴァシェム」を選びました。

~2度目の「ヤド・ヴァシェム」~

そんなバカな!せっかく来たんだからいろいろ行けば、と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、ぼくは、そういう「たち」かもしれません。
気に入ると何度も行きたくなるタイプです。

(ちなみに、四国は10回以上、中国だと「抗日戦争祈念館」にも10回以上、万里の長城4か所計10回以上、兵馬俑抗も5回、といった感じで気に入ると何度も行ってしまうたちです)

2度目の「ヤド・ヴァシェム」です。
今日は、身なりや言葉から推測するとヨーロッパ系の旅行客が多いように思います。

三角屋根のシアターです。
もちろん、イスラエル国家「希望」も聞きました。

言葉からの推測なので間違いかもしれませんが、おそらく、ドイツ人です。
どのような気持ちで見つめているのか、考えるだけで、胸が詰まります。
加害者側の最大責任国ですからね。

ぼくが初めて、北京の「抗日戦争祈念館」に行った時のことを思い出しました。
南京大虐殺や平頂山事件、731部隊など日本人が中国人に対して、やってはならないことをやってしまった事実を目の前にした時、正直逃げたくなった自分を思い出しました。
日本語をしゃべると、日本人だということがばれて、中国人から袋叩きにあうのではないかという恐怖心さえ感じました。
その話を中国の親しい友人にすると、

「大丈夫。ぼくたち中国人は、忘れることはできないけど、許すことはできる。
だから、きちんと歴史を知り、忘れないような努力をしてほしい。
足を踏まれた痛みは、踏んだ方はすぐ忘れるが、踏まれた方は覚えている」

その言葉を聞いて、ぼくは、前向きな気持ちになったことを覚えています。
教員として日本人として、自分にできることをこれから精一杯、やろうという決意にもつながりました。

この「ヤド・ヴァシェム」も事実を風化させないための資料館です。
裁きや制裁のためにあるのではないということを認識して、どの民族もどの国民も寛容な気持ちで入館することが大事だと思います。

若い世代の方々も研修に来ていました。
向こうに見える「エルサレム」を見ながら何を思っているのでしょうか?

今日はどうしても、子どもの資料に目がいってしまいます。

やはり、1度目の来館の最後に見た「子どもの記念館や記念碑」を思い出してしまうからだと思います。

展示資料ではありません。
現代のぼくの昼食です。(笑)
最後に恥ずかしながら登場です。
お手製サンドイッチです。
これで、よく5日間持たせたなあと、自分で自分を褒めたいと思います。
中身の写った写真は残念ながらありませんでした。
ライムギパンの中にチーズやサラミやレタスなどが挟んであります。
右隅のペットボトルには紅茶かフルーツジュースが入っています。

ホテルのみなさんと「キブツ」「ホスピス」に心から感謝します。

↓ 下に拡大版があります。

「ヤド・ヴァシェム」本館を出る時に、来館記念のメッセージノートが置いてありました。
英語で書こうと思ったのですが、帰る時間に追われて(言い訳です)日本語になってしまいました。
乱筆乱文ですが、お読みください。

(第24話、終わりです)

(第25話は、「イスラエル出国→ロシアで1泊」について紹介します)

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