DAY4:2020年1月27日(月)その2
~何の騒ぎ?~
下の写真は、「嘆きの壁」から「神殿の丘」に行く途中に出合った「どんちゃん騒ぎ」です。

太鼓や弦楽器が鳴り響き、主役と思われる白いキッパを被った少年たちを笑顔で囃し立てる群衆の一団に出合いました。
最初、結婚式かと思いましたが、
新婦らしき人がいないことと、
主役らしき若者があまりに若過ぎるし、
主役の人数がたくさんいたことから、
結婚式ではないことが分かります。
近くの観光客ではなさそうな人に事情を聞いてみると、日本で言う「成人式」のようなものらしいです。
発音はちょっと聞き取りにくかったので、あやしいですが、
「バーミツバ」
という儀式らしいです。
男子が13才、女子は12才位になると、成人になった証に行われる儀式だと言います。
男子は男子で、女子は女子同士で行う儀式だそうです。
ぼくが出会ったのは、男子のバーミツバのようです。
お金持ちは、ホテルなどの会場を借りて、日本の結婚披露宴のように派手にパーティーをやる家庭もあると言います。
ですが、一般の家庭は、シナゴーグ(ユダヤ教徒の教会)で集団で洗礼を受け、その後、路地を練り歩きながら、祝福を受けるのだそうです。
ぼくは、幸運にも、その「バーミツバ」の練り歩きの一場面を見ることができたのです。
偶然出会った儀式ですが、何だか、ひどく感動して、たくさんシャッターを押してしまいました。

水牛のように「強くたくましくなれよ」という願いだそうです。



ぼくたち日本人が、考えている以上に、両親は、感極まっているようでした。
至る所でご子息を抱擁したり、口づけしたりする場面が見られました。


練り歩きの最後は、イスラエルの国旗が印刷された白とブルーの風船を大空に放ち、終了です。
「若者よ!大空に羽ばたけよ!」という意味だそうです。
(第11話終了)
12話は、「男女の嘆きの壁」「神殿の丘」「岩のドーム」の紹介です。