DAY8:2012年8月25日(土)その1

~アフリカ大陸最後の観光~
マラケシュ観光2日目です。
昨日の夜は、遅くまで「フナ広場」の屋台の喧騒(けんそう)の中にいたので、今日は、活動開始が、かなり遅くなってしまいました。
移動の疲れが、たまってきているのだと思います。
また、マラケシュは、フェズよりかなり暑いです。
「猛暑」を超えて、「酷暑」と言っていいです。
後で調べたら、8月の最高気温が48.6℃になるのだそうです。
平均気温は36.6℃です。
この日は、45℃でした。
この日が特別ではなく、毎日普通に、これくらいの気温にはなるようです。
こんなにも暑さが激しいので、日中の人通りは少ないのも頷(うなづ)けます。
無理して、外出しているのは、観光客ばかりです。

アフリカの観光ができるのは、今日で最後なので、暑くても、疲れていても外に出ることにしました。
とりあえず、「ジャマ・エル・フナ広場」に再び行ってみました。
というより、歩いていると、いつの間にか、この広場に着いてしまいます。
昨日より、はるかに人出が少ないです。
昼間のせいですね。
それでも、大道芸人たちの繰り広げる、蛇使いや、民族衣装を着たアクロバットみたいなショーは、やっていました。

~マラケシュに一言!~
写真を撮ると、法外なお金を要求されるので、写真は、ほとんど撮りませんでした。
向こうから(大道芸人の方から)写真を一緒に撮ろうと言って近づいて来るくせに、いざ撮ると「○○DH(ディルハム)」と、法外なお金を要求してきます。
最初は笑顔で近づいてくるのに、支払いを拒否すると、いきなり怒り顔に豹変(ひょうへん)します。
写真だけではありません。
ちっぽけな円陣のショーを覗いていただけなのに、「○○DH(ディルハム)」と、しつこく、要求されている観光客をたくさん見ました。
追い払うために、幾ばくかのお金を支払っている観光客も少なくありません。
ぼくたちは、大道芸人たちをなるべく見ないように、目を合わさないように注意しながら歩くしかありません。
カメラを構えると、「待ってました!」とばかりに、お金を要求する輩(やから)が出没します。
ショーをちらりとでも見ようものなら、どこからともなく、また、「輩」が登場します。
油断も隙もありません。
おいそれと、カメラを構えることも、目をあげることもできません。
そんな、観光は、あまり楽しくはないです。
そこらへんもマラケシュの印象を悪くしてしまう要因だと思います。
金、金、、としつこくされると、観光客は興(きょう)ざめです。
楽しませてもらって「ありがとう」という気持ちであげるチップと、見ただけでお金を要求されるのでは、明らかに気分が違います。
「嫌なら払わなきゃいい」と考える方もいらっしゃるでしょうが、マラケシュの取り立ては、かなりしつこいです。
マラケシュを歩いていると、段々、「フェズが懐かしいなあ」が口癖になってきます。
本当に、フェズやL君が懐かしくて仕方なかったです。
観光で生きているのは、もちろん承知の上での意見ですが、目先の利益より、マラケシュ全体の繁栄を考えた方がいいような気がしました。



その後、「フナ広場」を離れ、細かな路地に入って、スークと呼ばれている市場を眺めてみました。
気温は、43℃です。
歩いているだけで、疲労困憊です。
しばらくスークにいましたが、どちらからともなく
「涼しい所でビールでも飲もうぜ」
と、いうことになり、欧米系のホテルのレストランに入り、体力を回復していました。
~最後の晩餐~

ホテルの計らいで、最後の夜の晩餐を、屋上の景色の良い、涼しい所で食べることになりました。
日中の直射日光が当たらないように、布状の覆いを被せてくれてあります。
そのへんの「おもてなし」の気持ちは、しっかりと伝わりました。
マラケシュの人々がみんな、観光客を食物(くいもの)にしようという輩ばかりだとは、思っていません。

それまで、屋上に出たことはなかったので、分かりませんでしたが、なかなかいい雰囲気です。

おしゃれな空間には、それほどこだわらない、二人ですが、やはり、こんなおしゃれな所で食べられると思うと、気分は高揚しますね。

何種類ものモロカンサラダです。
器も小粋です。

羊肉のタジンです。
お酒がすすみます。

またまた、新しいワインが、テーブルに乗っています。
アフリカ最後の夜は、こうして、酔っぱらいながら更けていきました。

DAY9&10:2012年8月26日(日)&27日(月)
~アフリカ大陸からパリ→日本へ~
いよいよ、アフリカ最後の朝になりました。
まずは、マラケシュからカサブランカ国際空港へ行きます。

250kmの車での移動です。
事前に旅行社で手配してくれたドライバーにホテルまで迎えに来てもらいました。
高速道路ではありませんでしたが、高速並みの速度で飛ばすドライバーでした。
10時にホテルを出発しましたが、13時には、空港に着きました。
飛行機は、エールフランス航空(AF2497)便です。
15:10にカサブランカを発ち、パリ・シャルル・ドゴール空港に20時頃着く予定です。

パリ空港には、予定通り着きました。
次は、パリ空港発23:35発エールフランス航空(AF278)便にて、成田空港へ向かいます。
パリとは7時間の時差があるので、飛行機に乗っている時間は11時間半くらいですが、時計は、18時間半も進みます。
だから、成田空港には、次の日の夕方6時半に到着です。
その時間に成田に降ろされても、ふるさとに帰れる電車は、厳しいので東京で後泊です。
O君は埼玉、ぼくは新潟なので、東京の夜が、二人にとって、この旅の本当の最後の夜です。
もちろん、旅の思い出話を「さかな」に何度も何度も乾杯をしました。
日程的には、かなりタイトな旅でしたが、行ったことのない大陸・アフリカ大陸に上陸出来て、二人とも大・大満足です。
「今度は、還暦に、記念になる旅に出ようぜ」と約束しました。
翌、8月28日、ぼくたちは、無事、たくさんの土産話を持って、それぞれのふるさとに到着しました。
(第20話:最終話、終わりです)
50才を記念してアフリカ大陸にフェリーで渡った<シリーズ7>今回で終了です。
約3週間のご拝読、誠にありがとうございました。
次回からは、
<シリーズ8>リスタート・メモリアル・ツアー
「還暦?人生まだまだこれからだよ!Part1:四国逆走編」
と題して、還暦を祝して、20才の時に巡った「四国野宿旅」(シリーズ3で紹介)を逆方向に巡った旅を紹介します。
またのお付き合いをよろしくお願いいたします。