Period4:2020年11月11日~2021年3月その8
~久々の学校~
11月30日(月)から無事、出勤しました。
8か月ぶりの学校です。
当日のE-ラーニングの「今日の予定」です。
まだ、日本で授業を受けている子どもがいるので、E-ラーニングは、継続しなくてはなりません。
そうです。
今日から、子どもの前での授業をZOOMで配信するという新たなE-ラーニングの開始になるわけです。

「今日の予定」を読むと、福州から上海に戻った後の3日間を「部屋とのたたかい」という言葉で表していますね。
バイクの修理、カビの除去、大量の洗濯物、カビまみれの電子レンジなど、まさに「たたかい」でした。
「たたかい」を終えての久々の学校でした。
最初にやるべきことが「お別れ会」とは、何とも悲しいことですが、学校事情で仕方ないことです。
ぼくが、担任として教室を空けている時に、子どもたちのお世話をしてくれていた戴(たい)先生が、明日から本来の幼稚園部のアシスタントとして異動してしまいます。
基本的に、高学年には、担任のアシスタントはつかないことになっているからです。
特例として、ぼくが日本から戻れなかった期間、G5にアシスタントとして来ていただいていたのです。


同じ敷地内の異動なので、お別れ会という名前ではなく、「感謝の会」という名前にしてありますが、子どもたちにとっては、「お別れ」です。
ぼくにとっては、毎日、面倒なお願いごとをして、本当に感謝の言葉もないほど感謝しています。
・「初めまして」
(毎日ZOOMで打ち合わせしていたにもかかわらず、直接お話するのは初めてでした)
・「いろいろありがとうございました」
・「それでは、さようなら」
・「幼稚園でも頑張ってください」
何だか複雑な思いです。
何はともあれ、心のこもった「感謝の会」ができて、よかったと思います。
みんなで最後に歌った「世界で一つだけの花」は、特に感動的でした。
戴先生に予め、「日本の歌で一番好きな歌」を聞いてくれていた子どもたちの選曲です。
素晴らしい子どもたちだと思います。
もう一つ、ぼくと子どもたちとの出会いに関して、「初めまして」の子がかなりいました。転入生とは、もちろんですが、昨年度までは、学年が違っていたので、話をするのは、初めてという子が、結構いました。
画面上では交流が深まっていましたが、面と向かって話すのは初めてという状態に、アナログ人間のぼくは、何だか変に戸惑いを覚えました。
(第32話、終わりです)
(第33話は、「ウインターコンサート」「2学期の終わり」について紹介します)