Period4:2020年11月11日~2021年3月その7

~上海のアパートで待ち受けたものは?~

<その2:黒カビとの戦い>

下の写真は、備え付けの衣類用収納タンスです。
開けてびっくり!
黒カビだらけです。
もちろん、衣類にまでカビは繁殖していました。
衣類を全て出して、洗濯をしなければなりません。
くわえて、収納タンスの内部はもちろん、側面や底面もカビを殺す薬剤を吹きかけて綺麗にしなければなりません。
水ぶきだけでは、またすぐカビは発生すると思われます。
バイクの次は、黒カビとの戦いです。

上海に着いたその日は、バイクの修理の後で、時間がなかったので、見なかったことにして、早々に寝てしまいました。

~黒カビ退治の薬剤とPCR検査~

次の日、11月27日(金)は、幸いなことに「学校統一休校日(学校創立記念日)」でお休みでした。
直してもらったバイクに乗って、カルフールに、黒カビを退治するスプレーを買いに行きました。
もう一つ、大事な任務があります。
学校提出用のPCR検査を受けに行かなければならなかったのです。
実は、学校独自のルールがあって、上海市外に出たときには、14日間の自宅待機をしなければなりません。
でも、今回のぼくたちのような市外で隔離されたような場合は、特例としてPCR 検査の陰性証明を出せば学校に出勤できることにしてもらいました。
事務のKさんが、校長に強く働きかけてくれたおかげです。
27日(金)に検査を受けて、翌日、交付してくれる病院を探して行ってきました。
それが、下の写真です。(愚痴は言いたくは、ありませんが、東京から福州、上海へ来るまでに8回のPCR検査&抗体検査をしました。当時の状況は今とは違うのは分かりますが、それにしても、多過ぎませんか?)
何はともあれ、これで、無事、月曜日から出勤できます。

~大量の洗濯と黒カビ退治~

さて、黒カビ退治の薬剤を買って帰ってきてからが、大変でした。
黒カビで汚染された衣類を全て洗濯しなければなりません。
そして、タンスの黒カビを退治して、綺麗にしなければなりません。ぼくにとっては、その時は、コロナより黒カビの方が怖かったです。
口には二重にマスクをして、目にはゴーグルをしてカビを体内に入れないように必死で戦いました。

写真を見ていただくとお分かりだと思いますが、洗濯機を6回も回して、洗濯をしました。
洗濯機を回している間に、タンスの黒カビ退治です。
タンスの中には、これからのために下の薬剤を敷き詰めてカビ予防もしました。


お腹が減ってきたので、カルフールで買ってきたお弁当を食べようと、電子レンジを開けたら、またまた、びっくり仰天!

レンジの中もカビだらけになっていました。

そんなこんなで、上海に着いた金土日の3日間は、洗濯と掃除に明け暮れました。

(第31話、終わりです)

(第32話は、「久々の学校へ」について紹介します)

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akira-furabura

宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

2件のコメント

  1. O君です。
    分かる~‼
    開けていた家のカビは自分も体験しました。
    うちは白カビ、壁、床、家具いたるところがカビだらけ。
    やはり三回ほど水拭き、アルコール拭きを繰り返してやっと落ち着きました。

    О君
    1. アバター画像

      あの黒カビは、今思い出しても、おぞましく手強いものでした。
      8か月の中に真夏が含まれていたせいもあると思います。
      上海は、5月中頃から35℃を越える猛暑になります。
      そんな中、風も入れずに8ヶ月ですからね。
      冷蔵庫の中は思ったより悲惨ではなかったです。
      電源がずっと、入っていたから、予想より食物の腐りはなかったです。
      むしろ、電子レンジとか、コンロ回りとか、食器類とかの方が酷かったです。

      akira-furabura

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