Period4:2020年11月11日~2021年3月その6
~「緑のカード」とは?~
上海虹橋空港では、国内線だったせいもありますが、あっけないくらいスムーズに上海市に入ることができました。
アパートにも、相変わらず3つの内の1つしか出入りはできませんでしたが、「出入り許可証」と下の行程カード(通称:緑のカード)を見せると、すぐに入れました。
「緑のカード」とは、実際のカードがあるわけではなく、スマホで中国政府指定のアプリを読み込み、14日以内に上海市外に出ていないこと、または、上海以外の都市に行ったとしてもPCR検査を受けて、安全だということが証明できる人に与えられる、電子の証明書みたいなものです。
上海市内、どこに行くにしても、この「緑のカード」の「緑」がでないと、どこにも入れません。
アパートにも、学校にも、商店にも、レストランにも、どこに行くにしても、この緑を見せないと入れてくれません。
それだけ、大事なアプリです。
毎日、自分で体温を入力しないと、「緑」表示にはならないシステムです。

~上海のアパートで待ち受けていたものは~
<その1:バイク編>
ぼくのアパートの入口に停めてあった電動バイクを見た時、
「よかった。あった!」
とうれしく思いました。
上海では、バイクの盗難事件が結構あるので、とても心配でした。
でも、よく見ると、後ろのタイヤの空気が抜けているではありませんか。
それから、キーを回しても、エンジンがかかりません。
バッテリーが上がったと思われます。
電動バイクは、電気で動くバイクなので、バッテリーが上がるということは、ガソリン切れと同じで全く動きません。
やはり、無事ではありませんでした。
それから、バイクを押しながら、2km位離れた修理屋さんへバイクを持ち込みました。
パンクをしていて、なおかつエンジンがかからないバイクを移動させるのは、想像以上に大変でした。
11月の上海は肌寒いくらいでしたが、暑さで汗まみれになりました。


馴染みのバイク修理屋さんです。
夜遅くなっていましたが、快く修理してくれました。
バッテリー6本すべて新品に取り換えて、パンクの修理をしてもらい、250元でした。
4000円くらいです。
まあ、バッテリーは、いずれ替えなければと思っていたので、仕方ない出費です。
帰りは、バイクに乗りながらなので、非常に快適でした。
さて、バイクのお次の難問は?
いよいよ部屋の中の難題です。
(第30話、終わりです)
(第31話は、「上海のアパートで待ち受けたものは?」<その2:黒カビとの戦い>について紹介します)