Period3:2020年3月21日~11月11日その7
~中国入国の手続きの実際~
先回、9月30日に中国が入国禁止の緩和措置を発表したというお話をしました。
今回は、どんな手順で具体的な手続きをしたのかを紹介します。
同じ学校の事務の方(以下、「事務職のKさん」と呼びます)にいろいろ教えてもらって、中国入国の手続きを開始しました。
まずは、仲介業者を決めました。
「日中平和観光」を選びました。
丁寧で的確、迅速が決め手です。
以下、「日中平和観光」とのやり取りです。
なかなか面倒なので、斜め読みで結構です。


要するに、今までのビザはすべて停止しているので、Mビザという商用ビザの短期(シングル)90日ビザの発給手続きをしてくださいということです。
申請に必要な「②中国査証オンライン申請書」が、下記の写メです。
1ページ目のほんの入り口です。

こんな感じのフォームが20ページ以上あります。
少しでも、記入の仕方が違うと、前進できません。
業者に何度も問い合わせながら、何とか作成しました。
特に、1ページ目の顔写真を張り付けるのにも四苦八苦しました。
背景は無地の白色など様々な条件があり、それに少しでも合致しないと、次のページに行けないのです。
最初は、理由が分からず途方にくれました。
「簡単には中国に入れないぞ」
という底意地の悪ささえ覚えました。
学校からの招請状(ざっくり言うと、「この人は業務上必要なので、中国にある私たちの企業に働きに来てほしいというお願いの文章です)は事務職のKさんにお願いして、手配してもらいました。
必要書類をそろえて、業者に郵送したのが10月8日です。
業者には、
「早ければ10月13日に発給できるかもしれない」
と言われましたが、結局20日までずれ込むことになりました。
手元に郵送されたのが10月22日でした。
「やった!Mビザ手に入れたぞ!」
という満足感で一杯でしたが、まだ、中国入国のハードルを1つ越えただけです。
あとは、
飛行機の予約やら、
PCR検査&抗体検査をどうするか、
隔離場所をどうするか、
移動中のE-ラーニングは?
など難関がまだまだ残っています。
特に航空券は、目ん玉が飛び出るくらいの値段になっていました。
飛行機会社だって、コロナ下で生き死にが、かかっているのは、分かりますが、
「いくら何でもぼったくりでしょ!」
というくらい値段が上がっていたのです。
「あの人は50万円で上海に渡った。いやあの人は、100万円だったそうだ」
という嘘のような噂が飛び交っていました。
ぼくは、普段、上海・東京往復4万円代ですよ!
Mビザは、取得しましたが、飛行機がそんな値段では、とてもじゃないけど渡航できません。
悩ましい問題です。
次回は、航空券の入手についてお知らせします。
(第20話、終わりです)
(第21話は、「中国入国の手続きの実際その2」について紹介します)