Period3:2020年3月21日~11月11日その5

~2学期の学校の状況~

2学期は、8月17日からです。
日本の学校から比べると若干、短いような気がしますが、春休みも冬休みも同じ25日間あるし、10月には国慶節で12日間、2月には春節も12日間の休みがあることを考えると、休みが少ないとは言えませんね。

とりあえず、2学期の始業の日の様子を見てください。

朝の会に工夫が見られますね。
いつも、健康観察ばかりに追われていたので、少しは楽しみや交流する場面が必要だと思い、いろいろ考えていたようです。
それから、ぼくの学校の英語教育についてメールで質問がいくつかあったので、お答えします。

~少し長い余談、ぼくの学校の英語教育~

毎日1時間の英語

ぼくの学校は、毎日1時間、英語の時間があります。
もちろん、英語がネイティブスピーカーの先生がオールイングリッシュで授業をします。
(その先生方は、日本語が全く分からないので当然ですが)

習熟度別授業

転出入が多いという話は、前回お話ししましたが、その影響で英語の習得程度が、個人個人かなり開きがあります。
そこで、英語のクラスを2つないしは、3つ(学級の人数によって)に分けて指導しています。
日本からの転入生で英語を全く学習していない子どもが来たときは、もちろん、初級クラスから入ります。
最初は、何を言っているのか理解できず、担任が常に傍にいて、援助していますが、子どもの吸収力、理解力は、すごいもので、すぐに、ヘルプが必要なくなります。
そのうち、担任より英語力が上回っていきます。
悔しいですが、仕方ないことと諦めています。

芸能教科を英語で

それから、「音楽」「体育」「図工」「PC」をインターナショナル部の先生が英語で行っています。
こちらも、もちろん、オールイングリッシュです。
「今日の予定表」の「MUSIC」「PE」「ART」「PC」と表記されている時間がそれらに該当します。
ぼくが行う授業は、「音楽」「体育」「図工」と表記されて区別しています。

「MUSIC」の動画の一場面です。

「PE」の動画の一場面です。

「ART」の動画の一場面です。

イマージョン授業

もう一つ、日本人の英語の先生が「算数」と「グラマー:英文法」を行っています。
「イマージョン授業」と呼んでいます。
「イマージョン:Immersion」とは「浸る」という意味なので、文字通りに理解すれば「英語に浸らせる」ということです。
「算数」を英語でやることは、小学校でも専門用語を英語で理解しなければならないので、かなりハードルが高いです。
メリット・デメリットいろいろ論議があることは事実ですが、意外に子どもたちは苦にしません。
大人が考えているより、新しい英単語に違和感がないようです。
英語を学んでいるという感覚ではなく、英語に浸りながら算数を学んでいるという感覚です。もちろん、算数の到達目標に子どもたちが達しているか、常にチェックしています。
漏れ落ちがあれば、担任が、補習をします。

要するに、ぼくの学校では、担任の授業以外は、全て英語で行われているのです。
英語について長くなり、すいません。

次回は、コロナの情勢と中国入国について、もう少し詳しくご紹介します。

(第18話、終わりです)

(第19話は、「中国入国体制が、ついに、、」について紹介します)

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