Period4:2020年11月11日~2021年3月その5
~福州での隔離生活その5~
<隔離中のE-ラーニング>
福州での隔離中、どのようにE-ラーニングをしていたのか紹介します。
まずは、隔離第1日目、11月12日の「今日の予定」を見てみます。

Wi-Fiの接続状況が不安だったようですね。
予め、12日分を前日のうちに送信していたようです。
確かに、新しく入所する場所でWi-Fiがつながらず、E-ラーニングができなかったら、たくさんの人に迷惑がかかりますからね。
翌日は、どうでしょうか?

入所、翌日の13日はリアルタイムで配信しているようですね。
Wi-Fiが、予想以上にしっかりとつながり安心している感じがします。
実は、入所する前は、Wi-Fiがつながるかどうかすごく気になっていました。
それから、隔離場所も「ホテル」ではなく、「青少年の研修施設」であることも伝えていますね。
この日から平常通り「朝の会」にも「帰りの会」にも参加できているようです。
研修施設でも、無事にE-ラーニングが行われています。
かなり飛びますが、最終日の様子を見てみましょう。


隔離の最終日は、11月26日です。
26日は福州から上海に戻る日です。
移動日なので、ZOOMによる直接的な授業は計画していませんね。
明日、金曜日は、運よくお休み(学校創立記念日)です。
3連休でE-ラーニングもお休みです。
アパートのことを諸々、できそうです。
洗濯とか、「禁ビール」とか、3日ごとのPCR検査とか、嫌なことや不自由なことも多かった14日間ですが、過ぎてしまえばいい思い出になります。
前を向いて上海に向かいます。
~いよいよ、上海へ~
下の写真は、福州空港(長楽国際空港:福州市の国際空港です)から上海虹橋空港への航空券(eチケット)です。
11月26日(木)14:30福州発、15:50上海着です。
1時間20分の旅ですね。

下の写真は、福州での隔離証明書です。
これがないと、飛行機に乗れません。
また、上海にも入れません。

下の写真は、コロナ陰性証明書です。
この書類も、飛行機搭乗、上海入城、両方に必要です。

下の写真は、14日間の隔離生活でかかった費用請求書です。
食費が1日100元で計1400元。
その他(配給物品、PCR検査、証明書作成など)4200元。
合計5600元です。
当時のレートで計算すると、約84000円です。
望んでもいない隔離生活をさせられたと考えると、高いと思います。
ですが、14日間「ホテル暮らし」をしたと思えば、1日当たり6000円です。
べらぼうな額ではないと、自分に言い聞かせられる金額かもしれません。


福州から上海へ飛ぶ、ぼくたちの乗る飛行機です。
いよいよ上海へ戻れます。
アパートの中とバイクがとても気になります。
何といっても8か月ぶりですから。
それも、2週間で戻る予定で離れた8ヶ月ですから、不安は高まります。
(第29話、終わりです)
(第30話は、「上海のアパートで待ち受けたものは?」について紹介します)