Period3:2020年3月21日~11月11日その11

~日本出国~

これが、ぼくたちの乗る厦門航空の飛行機です。
ぼくたちと書いたのは、事務職のKさんも一緒に行動することになったからです。
Kさんは、上海滞在歴が20年を超える超ベテランの中国通です。
もちろん中国語は、ペラペラです。
ぼくにとっては、頼りになる方なので、とてもうれしいことです。

~中国福州空港にて~

定刻通り、福州空港に着きました。
夕方7時を少し回ったくらいです。
これからが、長かったです。
検疫では、上海空港と同じように防護服を着た大勢の空港職員に出迎えられました。

PCR検査
まずは、PCR検査です。
一人ずつ小屋というかブースの中に入れられ、防護服の検査官に棒状の細長い物を鼻に入れられ、15秒くらいそのままでいると、急に引き抜かれました。
それを左右です。
痛いと言えば痛いのですが、作業の強引さの方に頭に来ました。
さらに、のどの奥にも平たいへら状の物を入れられ、嘔吐しそうになるのをこらえたのを覚えています。

健康チェック

次は、健康チェックです。
これも上海同様、健康チェックカードみたいなA4の紙に、体温やら入国前の所在場所やら健康状態やらを記入させられました。
それを持って、個人ごとにブースに入れられ、防護服を着た職員と面談しました。
健康面は、問題なかったので、意外に短時間で済みました。

入国審査

次は、入国審査です。
「なぜ、福州に来たのか?」
と聞かれた時には、正直、戸惑いました。
福州に特別、用事があったわけではないからです。
でも、素直に
「上海直行便が高かったから」
と答えました。
「福州で隔離生活をするのか?」
「そのつもりだ」
と答えたら、難なく通過できました。
もちろん、入国管理官は、防護服を着ていました。

バス乗車

出口から出た後、隔離場所ごとにバスが止まっていました。
ぼくたちは、大勢の人がいるほうに割り振られました。
予想以上に隔離者がいることにびっくりしました。
大型バスが満員になると、出発しました。
ほとんどが中国人だった割に車内は静かでした。

暗かったせいもあり、どこを走っているのか、さっぱり分からなかったので、スマホのナビで確認したのが上の写真です。
空港は台湾海峡のすぐ脇にあります。
福州市の一番大きな空港は「長楽空港」という名前のようです。
そこから、北西に走っているようです。

隔離施設

連れて行かれたのが、下のパンフレットの施設です。
「海峡青年交流営地」という名前です。
日本でいう所の「青少年交流センター」的な所だと思います。
市内のホテルで隔離と予想していましたが、当てが外れました。
施設の写真を撮ってはいけないと言われたので、外観の写真はありません。
(暗くて、外観は見えませんでしたが、、)

さて、ここで14日間の隔離が始まるわけです。
最初は、正直、得体のしれない施設だと思い、警戒感が高かったです。

隔離の具体的な様子は次回から何回かに分けてご紹介します。

(第24話、終わりです)

(第25話は、「隔離生活の様子:その1」について紹介します)

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