DAY5:2020年1月28日(火)その2

~ホロコーストの歴史史料から~

この「ヤド・ヴァシェム」の主な目的は、第2次世界大戦中、ナチスドイツによって虐殺されたユダヤ人約600万人を慰霊することです。

ちなみに、「ヤド・ヴァシェム」の名前の由来は、ヘブライ語の「Yad・Vashem」=「記念と記憶」から来ていると「地球の歩き方」にはありました。
決して消し去ることができない、消し去ってはならない「記念と記憶」をしっかりと残す、絶対に忘れない、という目的もあるようです。
その目的通りに、博物館には、ホロコーストに関わるたくさんの写真や切り抜き、遺品などが展示されています。

アウシュビッツ強制収容所などの表門に掲げられていた「働けば自由になる」という有名な言葉です。
もちろん、真っ赤な嘘なのは周知の事実です。
働いても働いても解放されたり、自由になったりということは、ほとんど記録にはありません。

強制収容所内の狭苦しい寝所の様子です。

連合国軍に解放されるまでの様子や解放された直後の様子が手に取るように分かる写真です。
とても、直視することができませんでしたが、、
でも、気持ちを奮い立たせて、歴史の真実を直視しようと、できる限り一枚一枚を見つめました。

館内の最後には、「ホール・オブ・ネームズ」という部屋がありました。
円形の部屋の外壁にはホロコーストによる犠牲者約600万人のうち、200万人の個人名とその方々の生涯に関する記述が刻まれていました。
また、天井のドームには、可能な限りの人数の犠牲者の写真が飾られていました。
犠牲者を一人一人顕彰しようとする心持ちが、感じられました。

(第17話、終わりです)

(第18話は、「ヤド・ヴァシェム」の杉原千畝(ちうね)さんの記念樹について紹介します)

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