シリーズ16の5<ハンガリー・ブダペスト編>NO4
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DAY16:2023年8月11日(金)その5
~くさり橋へ~
「聖イシュトバーン大聖堂」から「くさり橋」に向かっています。

徒歩であと11分と出ています。

「アンドラーシ通り」周辺には、たくさんのカフェ風のレストランが出ています。
その中に、「東京」という日本料理店を発見しました。
写真の許可をもらうと気さくにOKサインを出してくれました。
OKサインの男性は、箸(はし)を正式ではありませんが、割と上手に使っていました。
しかし、その正面の女性は、箸を傍(かたわ)らに置いて、ナイフとフォークでお寿司を器用に?切り裂きながら食べていました。
このような一場面だけで比較するのは如何(いかが)なものかと思いますが、箸文化は、セルビア・ベオグラードの方に軍配(ぐんばい)が上がりそうです。
~くさり橋到着!~

いよいよ、今日の目的地「くさり橋」が見えてきました。
既に7時半を過ぎていますが、まだ、夜景には早いようです。
クロアチアより北に来ているので、夕暮れがさらに遅くなっています。
ちなみに、ブダペストの北緯は47度から48度に位置しています。
驚くことに、日本の北緯47度地点は存在していません。
北海道最北端の地・稚内でも45度ですからね。
(正式な日本の最北端は、択捉(えとろふ)島最北端カモイワッカ岬の45度33分ですが、現在、ロシアに実効支配されていて日本人は住んでいません)
47度から48度となると北海道の真上(真北)にある樺太(からふと)島まで行ってしまいます。
それだけ、ヨーロッパの国々は北に位置していることが分かります。
夏の夜の日没が遅いわけです。
話をくさり橋に戻します。

ブダペストは、もともと以下に示す独立した3つの町でした。
①ローマ時代から町を構成していた「オーブダ」(旧ブダの意味でドナウ川西側の北部)
②13世紀以降王宮が築かれていった「ブダ」(ドナウ川西側の中央部~南部)
③ブダより少し遅れて、商業を中心として栄えていった「ペスト」(ドナウ川の東側)
1873年に3つの町が合併し、現在のブダペストになりました。
その際、ドナウ川の対岸のブダ地区(含:オーブダ地区)とペスト地区を最初に橋で結んだのが、この「くさり橋」です。
「くさり橋」は、1849年に着工され、約10年の歳月をかけて、完成したと言われています。
それまで、渡し船で往来するしかなかった両地区は、「くさり橋」の完成により、自由に往来できるようになり、ブダペストの飛躍的な発展に貢献したと言われています。
現在では、ドナウ川上にブダペスト市内だけで8本の橋がかけられていますが、「くさり橋」は、その先駆けとして歴史的にも重要な橋だと言われています。

古くから「橋を守る」とされているライオンが両端・両脇に1体ずつ合計4体います。
向こう岸に見える翡翠色の屋根の巨大な建物は「王宮」です。

ドナウ川の流れは、緩やかで川波はほとんど立っていません。
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~くさり橋で夜景を~

ドナウ川の川岸で日没を待つ人たちです。
のどかでいいですね。

ドナウ川対岸の「ブダ地区」方面は、徐々に茜(あかね)色に染まってきました。

くさり橋もだんだん暗くなってきました。

「オーブダ地区」も茜色になってきました。
くさり橋の上から撮った夕焼けです。

くさり橋の上には、街灯が灯(とも)り始めました。
さっきより明るくなった感じです。
徐々に観光客が多くなってきました。
くさり橋周辺の夜景を見るために、いつの間にか多くの観光客が集まってきました。

「くさり橋」を往復した後、再び、「ペスト地区」側に戻って来ました。

巨大な橋脚と堂々とそびえる橋門(ブリッジゲイト)に170年の歴史の重みが感じられます。

くさり橋の向こう岸に見える「王宮」もライトアップが始まりました。

かなり、暮れてきました。
でも、まだ空は青々としています。

フェリーでドナウ川の夜景を楽しむツアーもあるようです。

9時近くになってもまだ、完全には暮れません。
でも、相棒のSくんが、寒がってきたので、そろそろ夜景の観光をやめることにしました。
寒さに鈍感(どんかん)なぼくは、涼しくて気持ちいい川風でしたが、寒さに弱い人には、そろそろ寒さを感じる気温かもしれません。
おそらく16℃くらいだと思います。
体調が崩れたら、この後の旅が、辛くなります。
定年おやじに、無理は禁物です。
途中、スーパーでアルコール類やつまみ、朝食を買い、バスやトラム、地下鉄を乗り継いでホテルに帰りました。

11時過ぎのホテル近くの様子です。
さすがに、11時にもなると真っ暗です。

ホテルには、11時30分頃、到着しました。
今日は、バスでクロアチアからハンガリーに入国して、交通カードを買ったり、ホテルを探したり、列車チケットを買ったり、くさり橋の夜景を楽しんだり、、非常に密度の濃い一日でした。
ホテルでビールを飲んだらイチコロです。
あっという間に夢の世界です。
明日は、「東駅」へ行って列車の確認をしたり、ブダ地区の王宮観光をしたりする予定です。
(第4話、終わりです)
(第5話:「東駅で列車の下見を」です)
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