シリーズ16の5<ハンガリー・ブダペスト編>NO3
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DAY16:2023年8月11日(金)その4
~スロバキア行き鉄道チケットを買いに~

次の訪問国スロバキア行きの鉄道チケットを買うために「ブダペスト東駅」に来ています。

チケット売り場は、落ち着いた雰囲気です。
窓口周辺が混み合わないようなシステムが整えられています。

フロアに入る前に電子式の案内板があります。
用件ごとにボタンがあり、それを押すと、番号カードが出てきます。

ぼくたちは、150番です。

フロア手前の電子掲示板で自分の番号が掲示されたら、その窓口に行くシステムです。
現在149番まで呼ばれているので、150番はもうすぐです。
窓口は、5番か11番のようです。
非常に合理的なシステムに驚きました。
今まで訪問してきた国にはなかったシステムです。
これなら、窓口に長い列を作ったり、窓口周辺が身動きできないくらいの人だかりできるなどということはありません。
「何か、大人の国に来た感じがするなぁ」とSくんと話していました。
このようなシステムは、日本の病院や役所ではよく見られますが、改めてヨーロッパで見ると新鮮です。
「ハンガリー人は日本人に似ている」と言われることが、あるようです。
このようなシステムを見ると、頷(うなず)ける部分もあるのかなと思います。
「ハンガリー人」については、また、あとで印象などを述べたいと思います。

列車チケットもあまり苦労せず入手することができました。
8月15日、9時29分、2番ホームの列車でスロバキアのブラチスラバへ行くことができます。
6460フォリントなので、2584円くらいです。
明日、同じ時刻に来て、同じ列車を見てみようと思います。
この旅、初の長距離列車なので、「どんな列車なのか?」「簡単に探せるか?」「大きな荷物の置き場所は?」など実際に確かめてみようと思います。
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~東駅からくさり橋へ~

地下鉄「ケレティー駅」から2号線に乗り、「くさり橋」方面に向かいます。
3つ目の駅で降りる予定です。
ピンク色で示した橋が、「くさり橋」です。

「くさり橋」の位置は、この地図の方が分かりやすいですね。

地下鉄「ケレティー駅」の様子です。
床のタイルやトンネルの壁面の広告や観光写真などおしゃれですよね。

1つの画面が16分割されていて、一気に変わるのではなく、モザイク状に16分割の一つ一つが変わって行く様子が、目を引き付けます。
まるで、上海の地下鉄のようで、経済発展の勢いを感じる一場面です。

地下鉄を降りた後、くさり橋に行く途中で見つけた「日本をイメージした通り」です。
手前は、「狐(きつね)のお面」がたくさん飾られているお店です。
狐のお面には、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や商売繁盛、家内安全などのご利益(ごりやく)があるといわれています。
ハンガリーの人にそのような意味合いが分かっているか少し疑問ですが、、
もう少し細かく見ると、狐のお面の向こうに見えるのは、日本の繁華街の写真です。
さらに、奥のゲートに少しだけ見えるのは歌舞伎の「松羽目(まつばめ)」でしょうか。
松羽目とは、歌舞伎の舞台正面に大きな老松(おいまつ)を描いた舞台装置のことです。
何か、日本より日本らしい光景ですね。
日本が世界でブームになっているという噂(うわさ)は、どうやら大袈裟(おおげさ)ではないようです。
~「聖イシュトバーン大聖堂」に寄り道~

地下鉄駅から「アンドラーシ通り」に出ると、目の前に「聖イシュトバーン大聖堂」が目に飛び込んできました。

「くさり橋」は、「アンドラーシ通り」を左(西方面)に行くと行けるはずですが、目の前の豪華で立派な建築物を見ると、ついつい寄り道したくなります。

「聖イシュトバーン大聖堂」は、ブダペスト最大の聖堂です。
高さ96m、直径22mのドームとその両脇の2本の塔がシンボルだそうです。
1851年に着工し完成が1905年なので、完成までに半世紀以上かかっています。

太陽が沈むまでまだ、時間がありそうなので、中に入りたいと思いましたが、17時までということで、諦めました。
(現在、18時40分なので、そんなには悔しい思いはありませんが、、)

正面の入口を見上げると、「初代ハンガリー国王・イシュトバーン」さんの胸像が見えます。
もちろん、この大聖堂の名前は、イシュトバーンさんにちなんでつけられたそうです。

「聖イシュトバーン大聖堂」のホームページにあったドローンで撮った写真です。
遠くから見るとより壮大ですね。

「聖イシュトバーン大聖堂」から再び、「アンドラーシ通り」へ出て、「くさり橋」に向かいます。
地図では、「セーチェニー鎖(くさり)橋」と記載されていますが、一般的には、「くさり橋」と呼んでいるようです。
天気は、くずれる気配はなく、夜景を見るにはうってつけです。
川風が涼しい中、絶景が見られるなんて、ワクワクしています。
(第3話、終わりです)
(第4話:「くさり橋でドナウ川の夜景を」です)
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