シリーズ16の2<ブルガリア・ソフィア編>NO1

恐山から帰ってきました。
途中、熊との遭遇や車の故障など今まで経験したことのないトラブルに見舞われ、ドキドキ、バクバクの旅でしたが、とりあえず、青息吐息で帰宅しました。
この旅の様子は、近いうちに紹介する予定ですので、詳細はその時に。

今回から新しいシリーズに入ります。
とは言っても、ヨーロッパ一筆書き旅の続きです。
トルコから2つ目の訪問国、ブルガリア旅の紹介です。
今まで同様、引き続きのお付き合いをよろしくお願いいたします。

DAY5:2023年7月31日(月)その2

~ブルガリアの入国審査へ~

トルコの出国審査が終わり、次は、ブルガリアへの入国審査です。

ブルガリアへの入国審査ゲートです。
ブルガリアへ入国する車が多く、かなり渋滞しています。

ブルガリアの入国審査ブースです。
入国者一人一人、審査官にパスポートを提示して、スタンプを押してもらうスタイルです。

何の問題もなく、ブルガリアに入国できました。
入国審査が終わり、全員がバスに乗り込んだのが1時半頃でした。
ブルガリアの時刻では、12時半です。
トルコ・ブルガリア間は、時差があるので、ブルガリアに入った時点で、時間を1時間戻すことになります。

田園風景が延々と続きます。
さすが、「ヨーグルトの国・ブルガリア」です。
放牧牛が多くなっています。

~休憩時間にSIMカードの入れ替えを~

15時頃、20分間のトイレ休憩になりました。

ぼくたちは、トイレに素早く行って、SIMカードの入れ替え作業を始めました。

ところが、ぼくのスマホは、Wi-Fiの繋がっていない場所では、電源がオフにならない機種のようです。
入れ替え作業をするには、まずは、電源をオフにしなければいけません。
ということは、入れ替え作業ができません。
残念ですが、バス内での作業を断念し、ホテルに着いてから、ゆっくり行うことにしました。

Sくんは、何度も試みていましたが、繋がらないようです。
要するに、2人ともスマホが使えないままでソフィアに到着することになります。

この時は、軽く考えていましたが、この後、2人ともスマホが使えないせいで、かなり、困ったことになってしまいます。

~ソフィアに到着!~

「ソフィア中央バスターミナル」に到着しました。
まだ、明るいですが、18時40分です。
「北上、西進」すると、どんどん日が暮れるのが遅くなりますね。

40分ほど予定より、遅くなりましたが、全体的には、順調なバス旅だったと思います。
8時間ものバス旅は、全く苦痛でも退屈でもありませんでした。
むしろ、体力回復のいい機会になったと思います。

「ソフィア中央バスターミナル」のすぐ隣には、「ソフィア中央駅」があります。
ブルガリアの首都ソフィアの中心駅です。
日本で例えれば、東京駅です。

駅の近くで5000円をブルガリアレフに両替しました。
59レフ渡されました。
ということは、実質のレートは1レフ約85円です。
その時のレートは1レフ約81円だったので、手数料などを考えると妥当な額だと思います。

その後、駅前で、ソフィアの交通カードを買いました。
思い切って、5日間分を買いました。
5日間で24レフ(約2000円)です。
1日当たり400円だと思うと、格安だと感じました。

~トラムでホテルへ~

ソフィア中央駅前に「トラム乗り場」があります。(地図の上端中央)
そこから、トラム10番か12番か18番に乗り、ソフィアのメインストリート「メリア・ルイザ通り」(地図の中央の紫色の道路)を南下して、「pl.Garibaldi駅」で降りると、ホテルの近くに行けるはずです。
ちなみに、青い付箋が貼ってあるところが、ホテルです。
地下鉄もありますが、トラムの方が、下りてからホテルに近いのでトラムを選びました。
(それから、地下鉄の階段の上り下りに、エレベーターやエスカレーターがないので重い荷物のぼくたちには結構辛いです)

現在19時です。
ホテルのオーナーには、19時には着くと事前に伝えてあります。

ぼくたちがソフィアで泊まる「ホテル」は、正確にはホテルではありません。
分かりやすく「ホテル」と言っているだけで、マンションの一室です。
ホテルのような従業員がいるわけではないので、部屋のオーナーと19時に鍵の受け渡しをする約束をしてあったのです。
だから、遅くなるのは、避けたいところです。

トラブル等なく、順調にいけば、若干の遅刻で済みそうです。
スマホが使えれば、SNSか電話で連絡ができるのですが、2人ともそれができません。

↑トラム乗り場です。
日本で例えれば東京駅前です。
比べるのは適切かどうか分かりませんが、第一印象は「閑散としているなあ」です。
至る所に段差があったり、石畳のくぼみが激しかったりして、とても快適に歩ける環境とは言えません。
特にスーツケースなどを転がしていると道路の悪さが気になります。
足の不自由な人や車いすの人は、さらに大変だろうなあと思います。

長いソ連支配の影響で、経済発展が遅れてしまったという話を聞きましたが、道路を歩くだけでも、それが実感できます。

~トラムが来ない?!~

トラム乗り場で20分ほど待っていました。
いつになっても、ぼくたちが乗りたい10番12番18番のトラムが来ません
不思議なことに、同じトラムを待つ他の人もいません。
どうなっているのか不審に思い、少し離れた、ぼくたちとは違うトラムを待っていた青年に尋ねることにしました。

その青年は、英語が得意ではありませんでしたが、親切に丁寧に対応してくれました。
ですが、8割くらいがブルガリア語なので、細かな部分の意思疎通ができません。
こんな時、スマホの翻訳アプリが使えたらなあと無念さを痛感しました。
唯一何となく伝わったのが、
「メリア・ルイザ通り(メインストリート)にはトラムがない。街の中心に行くには徒歩で行った方がいい」
だったと思います。

でも、ぼくたちは、地図上にトラムが通っているので、にわかには、信じることができませんでした。
経済発展が遅れているとはいえ、一国の首都のメインストリートにトラムが通っていないということは、「あり得ないこと」だと考えました。

せっかく対応してくれた青年には申し訳ないと思いましたが、しばらく、そのままトラムを待ち続けていました。
15分くらい経った頃です。
18番のトラムが来たのです。
「やはり通ってるじゃないか」と喜び、そのトラムに飛び乗りました。

写真のような最新型のトラムです。
ウキウキです。
これで、無事ホテルへ行けると思った矢先のことでした。
メインストリートからいきなり左折するではありませんか。
これでは、ホテルと全く違う方向へ行ってしまうと思い、左折後すぐの駅で降りることにしました。

~結局、徒歩でホテルへ~
なぜ、18番トラムが、メインストリートを通らないのか不思議でしたが、そんなことを考えても仕方ありません。
結局、さっきの青年の言う通り、徒歩でホテルに向かうことにしました。

メインストリート(メリア・ルイザ通り)を、重い荷物をごろごろ転がしながら、ひたすら歩いています。
途中、せっかくなので観光をしながら歩いています。
↑写真は、会いたかった「橋の上のライオン」です。
目指すホテルまでは、まだまだです。
夕方になり気温が下がってきたとはいえ、「汗だくだく」です。

~なぜか、デモに遭遇!~

最高裁判所(あとで調べて知ったことですが)の前まで来た時です。
大勢の人だかりにぶつかりました。
音楽の爆音とともに人々のシュプレヒコールが聞こえます。
どう考えてもデモ行進の中に巻き込まれています。

「女性を無料にすべきだ」というプラカードが見えます。
デモの人々をよく見ると、女性が圧倒的に多いことから考えると、どうやら、女性のためのデモのようです。

「~博士に娘はいますか?母親はいますか?妹はいますか?」と書いてあるようです。
(要するに、法律を決める立場の人に対して、あなたは女性の気持ちが分かっているのですか?という問いかけですね)
女性の権利向上の訴えのようです。

「宗教は私たちのものです」というプラカードです。
宗教の自由を訴えているようです。

ぼくも教職員組合の役員を長い間やってきた経験からか、このようなデモを見ると、気持ちが高揚してきます。
しまいには、荷物をSくんに見てもらい、デモ隊の中に入っていってしまいました。
日本のデモとの違いにカルチャーショックを受けました。
*デモの様子を撮影した動画があります。
近日中にインスタグラムで公開しますので、ぜひご覧ください。

その時、すでに、20時を回っていました。
野次馬気分でデモを見ている場合ではないことは十分承知です。
ですが、滅多に出会えることではないので、ついつい、デモ隊の中で時間を使ってしまいました。

ホテルのオーナーには、19時までには到着すると事前に伝えてありました。
すでに、1時間以上の遅刻です。
でも、連絡をとる術(すべ)はありません。

さて、この後、無事にホテルを探し出すことができ、ホテルのオーナーから鍵を受け取ることができるのでしょうか?

(第1話、終わりです)

(第2話は、「やっと見つけたホテル」です)

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