DAY1:2019年9月29日(土)その3

~タシケント空港での両替~

ウルムチでの屈辱的事態を乗り越え、タシケント空港に到着しました。
タシケントは、ウズベキスタンの首都です。
タシケントに2泊した後、鉄道でサマルカンドに向かう予定です。
とりあえず、夜遅く着いたので、今日は、ホテルに向かうだけです。

地下鉄など公共交通機関はすでに、やっていないので、タクシーで向かうしかありません。
その前に、両替をしなくてはタクシーに乗れません。

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~大量の札束にびっくり仰天!~

日本円で2万円ほど両替しました。
ちなみに、中国元を出したら、両替を拒まれました。
今では、考えられないことですが、当時は、中国元の存在は、そんなものだったのですね。

出されたお札を見てびっくりです。
こんなお金持ってるのが、「ばれたらヤバい!」と思うほどの札束の山です。
写真がないのが残念です。
写真を撮ることが憚(はばか)れるほどの札束でした。

あとで計算すると、当時のレートは1スム(ウズベキスタンの通貨単位)が、0.014円だったので、約142万9千スムを手にしていたことになります。

当時の最大額面紙幣は、1万スムなので、それだけでも142枚です。
細かな5千スムや1000スムなども混ざっていたので、とんでもない札束になってしまったわけです。

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~タクシー乗り場で~

深夜にもかかわらず、タクシー乗り場が長い行列を作っていました。
仕方ないので、列に並ぼうとスーツケースを転がしていくと、暗闇から、いかにも怪しげな白タク(タクシーの営業免許を持たない違法業者)の運転手が近づいてきました。
「ホテルどこだ?」
「Kosmo・navtlar」(発音が分からないので、紙面を指す)
「乗っていけ!並ばないで乗れるぞ」
と、ぼくのスーツケースを強引に運ぼうとします。
ぼくは、奪われないように手をはねのけました。
「いくらだ?」
「60万スム」
(1万円くらいです。空港からホテルまでは7kmくらいなので、いくら何でも高すぎます。)
「冗談だろ。ふざけるな!」
と、タクシー乗り場に行こうとすると、いきなり、
「6万スム」(1000円くらい)
と10分の1になりました。
本当は、このような、違法な白タクに乗ることは、いけないのは、分かっています。
でも、この時は、ウルムチ事件でほとほと疲れていたので、6万スムで乗ることにしました。

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~ホテル到着!~

その白タク運転手は、意外にも、紳士的で献身的でした。
ぼくの泊る予定の宿泊施設は、ホテルではなく、いわゆる「貸し部屋」だったので、分かりにくい所にありました。
オーナーとの連絡をしてくれたり、鍵の手配などもその運転手がしてくれました。
ついでに、ビールや軽食の売っている、お店にも連れて行ってくれました。
片言の英語も理解してくれて本当に助かりました。
おかげで、スムーズに部屋に入ることができ、部屋でビールを飲むこともできました。

~一人ではもったいない部屋~

マンションの一室なので、調理スペースがあります。

一人には広すぎるソファーセットです。

ベッドは、キングサイズのダブルベッドです。

何と、バスタブがあります。
上海のぼくの部屋にはバスタブがないので、久しぶりにお風呂に入りました。
洗濯機も乾燥機もありました。

シャンデリアにもびっくりです。

これで、1泊4500円です。
日本人にとっては、格安です。
しかし、ウズベキスタンでは、高級だということが、何日か過ごすうちに分かってきました。

明日は、サマルカンド行きの列車のチケットを購入しなければなりません。
無事に買えるのでしょうか?

(第3話:終わりです)

(第4話は、「列車チケット購入」です。)

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宮田 彰(あきら) 1961年新潟県上越市生まれ 新潟県内公立小学校教員を33年間勤める 2015年から中国上海のアメリカンスクールにて教員 2021年退職 2022年「あきらのふらブラ旅ブログ」開設 現在上越市在住

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