DAY6:2012年8月23日(木)その3

~フェズ最後の夜~
L君とお別れした後、ぼくたちは、夕食を食べました。

モロッコ料理です。
モロカンサラダ、豆スープ、タジンなどを頼みました。
「タジン」は、モロッコ人が毎日のように食べている煮込み料理のことです。
分厚い陶器の皿に材料を入れ、そこに、円錐形のふたをかぶせて煮込む料理です。
鶏肉や羊肉、野菜など様々な中身です。
サフランやパブリカなどのスパイスがモロッコらしさを引き出しています。

ビールが飲めて、ご機嫌なO君です。
モロッコは、イスラム国家なので、ビールが飲めるか不安だった2人ですが、フェズでは、比較的苦労せず、アルコールが飲めています。



ホテルへ帰る路地です。
なかなか、雰囲気のいい照明です。
昼間とは、全く違う路地のようです。

ホテルに帰った後、バブーシュを眺めています。
L君のお父さんの工房で買ったあのバブーシュです。
スークでいろいろなバブーシュを見ましたが、値段も適正だし、デザインも50歳のおじさんが普段履くには、飾り気がなくてちょうどいいと思います。



バブーシュの写真です。↑
スークのいろいろなお店でバブーシュを見ました。
バブーシュは、一般的には、派手な履物(はきもの)のようです。
見て楽しいし、その装飾には美しささえ感じます。
ですが、いざ、日本に帰ってから、それを履いて外出できるか考えた時、その派手さに、かなり、躊躇(ちゅうちょ)します。
(おじさんは、特に(笑))
だから、L君のお父さんの工房で買ったバブーシュは、いたって、実用的です。
決して、L君ファミリーを気に入ったから、贔屓(ひいき)して言っているわけでは、ありません。
本音です。
写真を見ても、ぼくの表情は、すごく満足気です。
明日は、いよいよ、フェズを発つ日です。
自力でフェズから列車でマラケシュに行かなければなりません。
列車のチケットは手配済みですが、ジブラルタル海峡のフェリーのような失敗をしないようにしなければなりません。
さて、どうなることやら、、、?
(第17話 終わりです)
(第18話は、「マラケシュへの移動」です)
