Part4:トボトボ旅、群馬編(その1)

DAY1&2:2021年10月21日&22日
~世界遺産・富岡製糸場を目指して~
冬になる前の季節のいい時期に、もう1回くらい「お泊り旅」に出かけることにしました。
1泊くらいで行きたい所と言えば、「世界遺産・富岡製糸場」です。
途中、軽井沢で十分休憩をとり、昼過ぎには、目的地に着きました。
富岡製糸場は、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一さんも関わりのある施設です。
大河の影響か、予想以上に観光客で一杯です。
渋沢さんの生家も近くにあるので、コロンが元気なら足を伸ばそうと思っています。

入口まで来ましたが、やはり、ペットの連れ込みはできません。
近くで駐車場を探して、車の中でお留守番です。
~理髪店のご夫婦の好意に甘えて~

製糸場近くをコロンとトボトボと散歩していると、理髪店のご夫婦が声をかけてくれました。
「柴犬だね。一生懸命、歩いていて、えらいね。うちも柴犬、去年まで飼っていたけど、亡くなっちゃってね」
という感じで、立ち話をしていました。
ぼくが、駐車場とコロンの居場所に困っていると知ると、そのご夫婦は、
「うちの駐車場使いなさいよ。コロンちゃんも面倒見てやるよ」
と、ありがたい言葉をかけてくれました。
その日は、晴天で車中での「お留守番」は、高齢のコロンにとって、熱中症の可能性がありました。
本当に願ったり叶ったりです。
ぼくは、ご夫婦の好意に甘えることにしました。

製糸場内には、渋沢栄一さんとの関りも紹介されていました。

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さすが、明治期の日本の殖産興業を支えたスケール感です。

2014年にユネスコの世界文化遺産に指定された証もありました。

館内を散策して、理髪店に戻ってみると、コロンは、秋晴れの中で気持ちよくお昼寝をしていました。
理髪店のご夫婦は、
「久しぶりに柴犬と一緒にいられてうれしかったよ。ありがとう」
と、言ってくれました。
お礼を言うのはこっちなのに、ただただ、恐縮です。
お二人にお礼を言って、富岡製糸場を出発しました。
~帰路へ~
渋沢栄一さんの生家に行こうかどうか迷いましたが、コロンが少し疲れ気味なので、少しでも上越に近付いた方がいいと考え、生家行きは、断念しました。
この日は、「妙義温泉ふれあいの湯」に浸かり、その近くの「ふるさと美術館」駐車場で1泊しました。

コロンは、夜中中、妙義山の中腹から関東平野に向かって、思いっきり、遠吠えをしていました。
実際に、コロンとの旅をご紹介するのは、今回で最後です。
次回からは、コロンが天国に「旅」立つまでの様子をお伝えします。
(第14話 終わりです)
(第15話は、トボトボ旅、コロンの最期編(その1)を紹介します)
